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真実は目の前に  作者: 華愁
2/15

第一話▽崩壊は突然に

『皆、遅れてごめん』


この遅れたことと闇が来てなかったこで

あたしは雪花を追い出されることになる。


信じてくれたのは

泉と琢海だけだった……


「何で、お前来てんだよ」


真一から発せられた

言葉の意味がわからない。


「そうだよ、闇ちゃんのこと

影でイジメてたくせに」


幸歩……?


あたしが闇をイジメる?


そんなわけないじゃん。


『あたし、イジメなんてしてないけど?』


何であたしが

闇をイジメなきゃなんないのよ。


「お前に殴られたって言って

ボロボロになった闇が昨日

倉庫に来たんだよ」


あぁ、成る程。


闇の策略ってわけか。


こいつら馬鹿だな(ため息)


「お前達も何か言ってやれよ」


「はぁ~


私が言うことがあるとすれば

茉緒里さんにではなく

あなた達二人ですかね。


琢海も言って差し上げてはいかがです?」


今度は泉の言葉に疑問符が浮かぶ。


「そうだな、お前ら馬鹿だろう。


俺と泉は茉緒里側につく」


え……?


泉? 琢海?


「そういうことですから。


明日から

話しかけないでくださいね。


あぁ、此処にも来ませんから」


帰りますよと言う泉の後を

ついて行こうとしたら

真一に肩を掴まれた。


「待てよ」


多分、いや確実に

あたしを殴りたいんだろう。


『触んないでくれない』


手を振り払ったことで

ますますキレたらしい真一の

拳はあたしに届くことはなかった。


何故なら、琢海が止めたから。


『琢海、ありがとう』


「どういたしまして。


あ~ぁ、汚いものに触っちゃった」


“汚いもの”=“真一の拳”


ぷっ(笑)


『ウエットティッシュあるよ』


鞄からウエットティッシュを出して

一枚渡した。


「ありがとう」


普段笑わないから

琢海の笑顔は破壊力抜群だ。


カワイイ。


こうして、あたし達は

雪花の倉庫をあとにした。

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