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プロローグ

*『悪役令嬢は殺される運命だそうなので、それに従います。』の続編になります。

(https://ncode.syosetu.com/n5676gk/)


読んで頂けたら嬉しいです!

魔法学院には誰も住んでいない修道院がある。


年代の割には丁寧に修繕された跡があり、大切に使われてきたことを想起させる。


修道院の中心に中庭があり、それに正対する形で小さなテラスが設置されている。


中庭は草が乱雑に生い茂り、人の背丈より高い草も茫々に生えている。


その草叢の中に蠢く影があった。


黒いフードを深く被った人影が中庭の草を掻き分けて何かを探している。


なかなか見つからないらしく、苛々した舌打ちが時折聞こえる。


「あ・・・違う。もう・・・本当にあるの?」


などと独り言を溢しながら探し続ける人影。


溜息をつきながら


「全然手伝ってくれないし・・・。どうして私一人で・・・全く・・・」


と愚痴をこぼす。


どれくらい時間が経っただろうか?


「あ!?」と言う声と共に、満足気な忍び笑いが漏れる。


その指には白く輝く鱗が握られていた。


「ふふふ・・・。これさえあれば・・・」


とニンマリ嗤う人影に気がつく者は誰もいなかった。


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