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早くこいつを殺さないと……

初めまして、猫だましと申します。人生で初めて書いてみました。駄文+つまらないと思いますがよろしくお願いします。


ーーある世界の話。

突如魔王軍と呼ばれる人間に仇なす存在が現れた。


王都の騎士や冒険者、傭兵達が必死の抵抗を試みるがいくつもの都、町、村を攻め滅ぼされ、民衆たちは絶

望していた。


「王様、既にザキール、パルス、ダオディール。三つの都が魔王軍に占領されました。ここ王都アダムスに攻め入られるのも時間の問題かと」


「思ったよりも早かったな……勇者はまだ現れないのか?」


「騎士団に全力で捜索させていますが一向に見つかりません……」


王都アダムス謁見の間で国王サグリアと宰相であるアルが言葉を交わしていた


「これまでも人類が危機に瀕した時には必ず勇者が現れた。過去の文献にも記されている。なのに何故今回はあらわれない。このままでは……」


「勇者を見つけるのはそれほど難しくはないはずなのですが……風変りの服装、一般常識の欠如、意味不明な言動、そして絶大な魔力と身体能力。現れているはずなら間違いなく見つかっているはずです」


「我々は神から見放されたのかもしれんな。今までも自分たちで状況を打開せず勇者に頼ってばかりだったからな。最早これまでか……」


「王様……」


「いやいや見放してなんかないから。むしろ何とかしようとこっちは必死こいてますから。でもま~もう少し頑張れよ、もっと!熱くなれよ!とは思うけどね」


そんな二人を天界から見下ろす女神はそうぼやいた。


「あーとにかく急がないと……もう転生させる人間は見つかってるのに」


そう言って、女神は異世界の日本という国にいる一人の青年を睨みつけた。


「何とかして早くこいつを殺さないと……」


この女神の仕事は地球で若くして死んだ人間をこの世界に転生させ、勇者として魔王軍と戦わせることである。しかし誰でもいいというわけではない。元々のスペックが高くなければいくら施しを与えても簡単に魔王軍に殺されてしまう。だから転生させる人間は慎重に選ばなければいけない。


「やっといい感じのやつ見つけたのに……なんで死んでくれないのよ!」


女神に目を付けられた青年、佐藤学はとんでもなかった。転生の定番、トラック事故を難なくかわし、コンビニ強盗に殺させようとしたところ、逆に強盗が半殺しに、病死させようとしても何故か全く病気にならない。

彼の職場の上司にあり得ない量の仕事を押し付けさせ、過労死を狙うも、涼しい顔して部署全体の一ヶ月分の仕事を一人7徹してこなし、「こいつ、もしかして人間じゃない?」と女神を困惑させ、失業させて自殺、もしくは餓死させようとしても、気づけば再就職し、何食わぬ顔をして仕事をしている。

女神は悟る。こいつは人間ではないと。

「どうすっかなーーまじで」


女神は一人ため息をついた。










文才が欲しい……

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