表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/15

カレンの実力

現実逃避にもう一作作れてしまった(´・ω・`)

この会議室には、中庭方向に大きな窓がある。ここからなら、翼竜だろうと射てると思う。

私が、城に持ち込んでいた魔導具――魔導銃アルミスを構える。銃口を無理に合わせる必要は無いので高速で飛び回る翼竜にも対処は用意だ。


「な、何をしているのだ。ここからでは魔法であれど到底届かんだろう!」


……煩いなぁ~。黙って見てなさいって。

さっきから喚き続ける竜人を横目に、私は引き金を引いた。付与するのは拡散と貫通だ。


バシュッ!


今回は、散弾の制御実験のつもりなので一回しか射っていない。が、弾は数百に分裂し、十数匹いたはずの翼竜を纏めて貫いた。中には、肉塊のようになってしまったものもある。内心うわぁーっと思いながら、銃を下ろす。

辺りを見直すと、魔王様とシルは満面の笑顔だった。カガリさんとヴォルクさん、師匠はただ頷いているだけだったけど満足そうだ。他の人達は、と言うと顔が真っ青になっている人や腰が引けている人も居れば、この魔導銃を値踏みしているような人もいた。


ドガーン!


城の外、恐らくは三キロほど先で爆発が起きたのが辛うじて見えた。多分、シルやリヒターさんははっきりと見えてると思うけど。


「カガリ、なんの竜だ?」

「大型の地竜が暴れているようですね。こちらに向かってきています」

「そうか。カレン殿、やれるな?」


そ、そう来ますかリヒターさん。流石魔王様ってことかな。まあ、出来ますけど。


「ま、待ってください陛下!あんな遠方で、しかも大型の地竜を倒すなんて人間には不可能です!」


ここぞとばかりに反論してくるなぁ、この竜人。いい加減鬱陶しいよ。周りも同調し始めるし。


「……いつ私が発言を許した?私は、カレン殿に聞いているのだが」

「ッ!?し、失礼しました!」


リヒターさんとカガリさんの殺気に当てられて、さっきまで騒いでいた全員が黙った。実はシルと師匠、ヴォルクさんも殺気を出していたけど、あの二人の殺気は桁違いだなぁ。


「それで、出来るのか?」

「出来ます。ただ、一人では無理です。反動が大きすぎるので」


事実だ。

実弾電磁加速式魔導狙撃銃ヘカテスの方であれば届くのだけど、弾丸を変えた事によって反動が大きくなりすぎてるのだ。対策は、目下の課題だったりする。


「お姉ちゃん、私が支えるから」

「ありがとうシル。お願いね?」

「うん。任せて」


シルが手伝ってくれるなら可能だ。と言うかお姉ちゃん、頑張れちゃうのだ!

地竜の方に銃口を向け、寝そべる形で銃を構える。そこを後ろからシルに支えて貰うのだ。今、私はシルの腕に包まれているような形になっている。シルがとっても近い!

弾を込め、魔力を注いでいく。

銃身が放電を始め、数十秒程で魔力の充填が完了した。時間短縮も課題かな。


「………いくよ、シル」

「何時でもいいよ、お姉ちゃん」


私の妹が頼もしすぎる。でも、今はそんなシルに助けられている。


「……3、2、1、発射!」


ドッガァーン!


半年前に試射した時よりも大きな音を立て、発射された弾丸が空気の壁を突き破り、音の速さの数倍の速度で地竜に向かう。

三キロという距離を瞬きほど時間で食い潰し、一条の閃光が地竜の巨大な頭部を首の根本まで消し飛ばしたのだった。




その後、会議が再開したのは十分ほど後になってからだ。理由は、ヘカテスの音で気絶したものが出たから、という下らない理由だったりする。この間のシルを宥めるために、私はシルの頭を撫で続けなければいけなかった。……まあ、私もシルを撫でられて嬉しかったんだけどね?


「カレン殿の造った魔導具、"魔導銃"の力は見ての通りだ。ここまでさせておいて魔導銃の導入に否はないな?」

「「「………はい」」」


会議中、反論し続けていたメンバーが全員俯いたまま頷く。因みに、気絶したものもこの人達だ。


「あ、ちょっと待ってください」


バシュッ!


虎人族の将軍の人に向けてアルミスの魔力弾を放つ。付与したのは治癒だ。消費魔力軽減により、実用化に漕ぎ着けた一つでもある。


「な、なにをし……た?さっき出来た擦り傷が無い!?」

「治療しました。といっても、大きな傷は治せませんが。しかし、範囲回復も可能です」


風や水と治癒を組み合わせて使えば、範囲回復も出来ることは実証済みだったりする。実験は、シルにぼろぼろにやられていたヴォルクさんでやっていた。ありがとうございました、ヴォルクさん!


「ほう、回復魔法のように使う事も出来るのか。応急措置に最適だな」

「そう、だと思います」


これだけ見せれば十分かな?シルも師匠も笑顔だしね。


「後日、魔導銃を配備する部隊の人員を選抜することにする。希望者を募っておいてくれ!以上だ、解散」


はぁー、やっと終わったぁ。

凄い長かった気がする。……帰ったら、汎用型アルミスを量産しないといけないんだっけ?しんどいよぉー。


「ああ、シルフィーとカレン殿は残ってくれ。話がある」


………私、なにか不味いことしましたか、リヒター様!?ああ、あの屋敷に帰りたいぃ………。



5日連続投稿になりました。

メインは未だ書けません。ですが、現実逃避気味にもう一作出来てしまったので、もしかしたら投稿するかもです。気長にお待ち下さい。……すみません(´・ω・`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ