表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死んだと思ったら異世界でチートゾンビになっていた  作者: Mr?.YK.
第一章 女神と異世界と俺(←ゾンビ)
6/8

第五話 魔法と夜とメンタル

足痛いといいつつあちこち動き回ってました。


更新遅れてすみませんでしたm(_ _)m


23:08 言い忘れてましたがPV数1,000回を達成しました!これからもよろしくお願いします!



お日様が傾いてきたため丘を駆け上がっていた俺は、東の空が青く染まっていく中、漸く丘の頂上へとたどり着いたのだった。


太陽の沈む方向と真逆に歩いて来たせいで真上は既に星がチラホラと。そういえば異世界なのに太陽は東から登り南を通って西へ沈むし星も宇宙に見えている。ご都合なのか時空座標が違うだけでここも地球なのか。なお方角はマップで確認済みだ。視界右上にバッチリ方位がありました。


もう既に闇に飲まれているが東側には川があるのがわかる。水質とかそういうのは暗くてわからないから後回しである。






さて、では初めての夜を過ごすのだが、俺のメンタルはそこまで強くない。ゾンビになってようが元の人格が普通の高校生だった俺からすれば、灯りもないただっ広い空間にボッチなんて耐えられるわけがない。草むらがガサガサして1人で怯えてなんて無理だ。彼女と2人なら意地を張り合っていたんだろうな。そして2人で蹲って距離が近づくオチ。普通にテンプレだが想像すればいいシチュだと思うし、余計に寂しくなった。うぅ……………


というか、まだ自分は人間だと思っていたはずなのに、僅か半日で大分ゾンビだという自覚に傾いてきた。飲み食いなしで半日歩き続けたのに空腹も喉の乾きも疲労すら感じないからだろうか?

人間としての精神が欲求しているし、道中『腹減ったなぁ』などと呟いたが、すぐ『言ってみただけだしまぁいいや』となり、気がつけば忘れていた。下手に思考が突き進めばどうなるかもわからないし、そこら辺には注意しなければ。

その為にも、早く人との交流を、衣食住や三大欲求の確保を!






話を戻すが、ここで試さなければ今後の命運が決まるのだが、この世界には魔法がある。

ラノベなどでしばしば書かれている魔法だ。

そしてステータスを確認したときにそれに関連してそうなものが幾つか。


MPなり魔攻なり詠唱短縮なり魔術なり。


どう見ても魔法とか魔術とか、そういうのである。というかスキル名そのままだし。


既におわかりかと思うが、MPを消費して魔力を具現化させたものを魔法というそうだ。魔法の規模によって消費する魔力の量が違うが、[MP使用量低下]と[魔法効果増加]の2つを活用するので最初から魔力の使用量は少なく、なおかつその効果は増えているということになる。今はどちらもレベル1で、効果は1%なので、元々の規模が小さい魔法しか使えないであろう今の状態ではほとんど意味はない。のちのち存在意義を見出すことを願っておこう。


魔法と魔術の違いなのだが、魔法が詠唱を用いた感覚的、上手くなれば創作(オリジナル)魔法が作れるという柔軟性がある魔力さえあればほぼほぼ誰でも使えるのに対し、魔術は魔法陣を用いた理論的、かなりの高みへ臨まないと創作は不可能というところである。

ここまでだけだと魔術ばかり不便なのかと思うが、魔法は詠唱する時の妨害等に弱く、相殺魔法(ディスペル)を用いると基本的にすべておじゃんになる。一方魔術は魔法陣を作れば即座に使うことができ、()()であるため相殺魔法(ディスペル)は通じない。

また、魔法陣と聞くと難しそうだが、魔術の初歩は自分を中心に◎を書くだけで発動するなど実は使おうとすれば魔法同様すぐ使える。しかし、そのレベルだと簡素ながら魔法陣を練るよりは初心者でも僅かな詠唱、ある程度扱えるようになると付くか、もしくはデフォで付くスキル[詠唱短縮][無詠唱]だと無言で使えるので魔法が先走るという訳だ。






そしてもう一つ。


[魔道書Lv--]だ。


レベル数字もなくどういうものなのか名前からなんとなく察したが、ヘルプ曰く


《魔道書:世界の汎用魔法・魔術のすべてを記した本。自動更新で追加・削除がある。所持者の創作(オリジナル)も追加される。》と予想通りだった。自動更新までは流石に予想外だったが。






といった自己認識(せつめい)を確認したところで、[魔道書]を開く。


「えーと………まずは灯り……っと、あった」


[魔道書]のリストから光属性の灯りに使えそうな簡単な魔法を探す。


《灯り(トーチ):光属性初級魔法。詠唱『暗闇に光を差し伸べよ』効果:発動者の認識中に光を灯す。消費MP:5→5(消費量低下Lv1) 威力:F→F(効果増加Lv1) ※無詠唱可能》


まんま灯りとしての灯りである。だが、今まず必要なのは勿論コレなので、早速試してみる。無詠唱可能とあるが初めてなので詠唱する。


「『暗闇に光を差し伸べよ』灯り(トーチ)!!」


言葉に魔力を乗せるのなんて初めてだが、なんというか、その、言葉に力を篭めるというか、なんとも説明し難いなにかがあって、それを上手く操って魔力を形にするとでも言うのだろうか。


結局説明は出来ないが、詠唱をして、魔法名を唱えるというお決まりの行動を取ると、目の前に直径5cm程の小さな光の球が発生し、周囲を明るく照らしだした。


仄かに温かさを感じさせる光の球に、俺は感動を覚えた。


「こ、これが………魔法、なのか………」


ラノベ読んでたりしてた高校生なんです。少しばかりは痛い時期もあったんですよ。そのときに憧れるのは最早当然。感動のあまり涙が頬を伝った(気がした)。


自分の大体胸の辺りの高さで正面に浮いている光球(トーチ)。念じてみると上下左右。立体的に動かすことができるようで、さらに感動。俺は満足した。そう、ここで光の球を出したところで満足し、そのまま一晩中光球に照らされて過ごし、いつの間にか体育座りしたまま眠ったのであった。
















魔物が湧かない草原の丘の上だったからこそ良かったものの、防御体制を全く取らずに眠りにつくのは当然自殺行為だ。


どれだけ危険な行動をとっていたのか俺自身が気づくのは、翌日の昼前になるのだった。




………マジで怖かった。

「弐寺始めた」と聞いて意味がわかる人は作者とゲーセンへ行きましょう。金欠ですが。


金欠なのでコメントで談義しましょう。始めたばかりでわからないので音ゲーネタは太鼓の達人とかとりあえずBEMANI以外中心ですが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ