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朝の場面
早めに朝食を食べ終えた麟太郎は台所に食器を運んでいた。
「あ、その辺に置いてて!あとでやっとくから!」
「え、でも、悪いですよ。僕もすこしはお手伝いした方が…」
「いいのいいの!好きでやってることだから♪」
いつの間にか食べ終えていた遥香は楽しげな様子で後片付けをする。
「そういえば、遥香さんは何歳ですか?」
「おっと、レディに年齢を聞くのはナンセンスだよ?」
「…すみません」
「おははは!気を付けなよ?私は18歳だよ。少なくとも元の世界では」
「そうなんですか?僕はてっきりもう少し上かと…あぁ、性格で判断しました。」
麟太郎は回避行動をとった。
「ふーん…まあ、そういうことにしといてあげるよ」
遥香は不満げに答えた