特殊能力~発動条件~
戻って参りました!!
3月2日 少し話を変えました
いやいやなんだそれ?おかしいだろ!?
鑑定っていうのはこうバーっとワラワラーって感じでへー、ふーん、みたいものじゃねーのか?
…きっとこれは間違いに違いない。そうだ、そうに違いないもう一度鑑定し直せば…
«鑑定結果»
<勝率>0%
<敗率>100%
これは間違いに違いない。
もう一度だけ…
«鑑定結果»
<勝率>0%
<敗率>100%
もう一度だけ…
«鑑定結果»
<勝率>0%
<敗率>100%
俺はみとめないぞ!だって鑑定って言うのはこうババーッと情報が分かるみたいなものだろ!?…
もう一度鑑定を…
«鑑定結果»
< 主様、何度繰り返しても結果は同じです。負ける原因が知りたいのであればシュミレーションを致しますので攻撃予知とのリンクの許可を要請します。>
あ…能力が話すって…俺、もしかしてまた勝手に特殊能力使った?
「カル、もしかして、鑑定にも、特殊能力、使った、のか?」
「使ってねーけど、使ったっぽい」
「はぁ?また俺の時みたいな事になってんのか?」
「 いいえ、貴方の様な主様を困らせる様な事はしておりません。
それと主様、リンクの許可を。」
「へぇ、初めっから話せるのな。
っつうか俺は別にこいつに迷惑掛けてねぇから、勝手にカルが一人でパニクってただけだからな。」
「とりあえず、カル、鑑定を、移せるか?
それとも、また、何かして、笑わせた方が、良いか?」
そういいながら、おはぎは、5cmは有りそうな、ぶ厚い本を取り出す。と同時に渡してきたので受け取る。
…あれ?こういう感じの世界ってあまり文化とか色々な事があるから紙が無くて…あったとしても皮とかだから高級品じゃなかったっけ?
それとも先に転生したりトリップしたりした人が紙の技術を伝えたとか…?
…まあ、いいか、とりあえずおはぎに笑わせて貰おうか…
<主様何故笑う必要があるのですか?
私を創った時の様に特殊能力を使えば宜しいのでは?>
うーん、自分で使った訳じゃなくて無意識のうちに使ったからな…
<いいえ、主様私は、正式な発動で創られ、そのとき、誠に勝手にながら主様のステータスを拝見しました。
その際、特殊能力の効果、発動条件も拝見致しました。>
発動条件?そんなのあったっけ?
<はい、主様発動条件は“ツッコむ事”でした。>
え?
「ぶっ!!っははは!!!マジで?カル、お前、名前といい発動条件といい馬鹿みてぇな特殊能力じゃねぇか!はははは!」
「人の会話を盗み聞きするとは…趣味の悪い白蛇ですね。その上、主様を笑うとは…死にあたいします」
「シン、話が、全く、わからない、から、説明、して」
「あ¨?ふざけんなよ?何が 死にあたいします だ!お前はコミュニケーションもわかんねぇのか?てめぇのほうが屑だろうが!」
「はぁ…あんなものがコミュニケーション?ああ!貴方の様な屑はあのような、人の機嫌を損ねる様な事しか出来ないのですね?失礼しました。」
「ちょっとお前ら!会ったばっかなのに仲悪すぎだろ!
あと、シン!おはぎに説明してって言われてるだろうが!可哀想だから説明してやれよ!」
◇◇◇◇◇
「主様、肉体と新しい能力を授けていただき有難うございます。」
「…何回も言わなくても良いし、能力は俺の故意じゃないから。」
「いいえ、この御恩は私が消えても忘れません。」
「なぁ、鑑定さんよぉ、てめぇもカルを困らせてんじゃねぇか」
「…そういえば、私の名前が有りませんでした。
このままでは呼びにくいかと思いますので、レイズとお呼び下さい。」
「おい、無視すんじゃねぇ」
「そういえば、レイズの、種類は、何?」
ん?種類?なんだそれ?
「おはぎ、種類なんて有るのか?」
「ほんっとにお前馬鹿だなぁ、鑑定の種類っていうのは 「情報、換金、分析と 3種類あり、情報は、相手の能力、ステータス等様々な情報を知ることができ、換金は、その物の価値、売った際の値段が分かるもので、分析は私でございます。主様、リンクの許可を。」ああ¨?被せてくんじゃねぇよ!」
「創って下さった主様に敬意を払わない屑は主様と話す価値も有りません。
主様リンクの許可を。」
「だから迷惑なんてかけてねぇってんだろうが!あとリンクリンクうっせぇなぁ!」
「カルは、おはぎに、聞いてた、の、に…」
なんだこの状況、おはぎは泣いているのか溶けていってるし、蛇と本が言い合ってるし…
「よし!親睦会を含めて狩りに行こう!」
「はい、主様」
「…お前そんなに俺を使ってみたいのか?」
「・・・初、めて、だ、から、え、もの、は、イガスが、い、い」
おはぎ泣きすぎだろ…
っていうか、やっとこの場所から移動出来る!材料探しに行ったときはシンが主に移動してたから、思い出してもあんまり移動してた実感わかねーし、何にしろやっと運動が出来るんだ!
「ん?…カル、お前…手が…」
うん?手?
俺はふと手を見てみる。
なんか、崩れてる…なんだよ、これ…
「あ、おはぎ、カルの、体の、こと、忘れてた」
あ、おはぎ泣き止んでたんだ。じゃなくて、
「俺の体に何が起きてるんだ?」
「なんてことは、ない、ただ、カルは、魔力が少ないから、魔力が、なくなって、しばらく、放置した、から、体が、崩壊し、始めた、だけ。
魔力の量が、とても多いと、自然回復のほうが、上だから、なくなることは、ない」
「つまり、何をすれば崩壊が止まって元に戻るんだよ?」
「毎日、ご飯を、食べる。」
そういえば、全く飯とか食ってなかったな。
…あれ?なんか俺おかしくね?腹減ってねーし、う○こしてねーし、でもまぁ流石に水は飲んでたし、寝てはいたけど、もしかして俺、人じゃな…いや、思うだけでフラグが立ちそうだから、忘れよう!
「そんな風に考えた方が余計フラグになるだろうが」
「っ!主様に無礼です!」
「あー!あー!何も聞こえないー」
一体こいつらは、何度喧嘩すれば気がすむんだよ…
でもまぁ確かに思うだけの方がフラグが立ちそうだしな
「ということで、おはぎ、俺今まで飯を食ってもねーし、う○こしてねーけど何で生きてるか分かるか?」
「どういう、ことか、分からない、けど、それは、食事で、摂る、栄養、などを、魔力で、代用を、していた、から、出るものが、出ないのは、多分、ただの、便秘、だと、思う」
あ、おはぎの奴、言葉を濁しやがっ、いやそんなことは、どうでもいいんだよ。
魔力、万能過ぎだろ!でもまあ、俺はその万能な魔力が超少ないから前の普通に暮らしてたの時と特に変わらないだろうな…
「カル、今日は、今まで、の分も、肉を、食べて、明日、狩りに、行こう!」
おはぎはいつの間にか出したフライパンと生肉を持って、火の魔文字の所へ移動していく…
「うわあぁぁあ!!ただ焼いただけの肉はいやあぁー!」
「まぁ…ファイト!」
「主様頑張って下さい。」
肉を食べたく無いぐらい食べれるってカルは本当に恵まれてますよね…
あとレイズの能力は次の話で分かると思います。
誤字、脱字を発見しましたら教えて下さい。
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