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ここは・・・、どこだ・・・・・・暗い・・・
「あ、目開けるの忘れてた」
俺が上半身だけ起こして周りを見渡すとどうやら俺の部屋のようだ。
てか、なんかだるい・・・
「んー?俺は確か・・・」
確か、あの王子をぶっ倒して・・・、覚えてない・・・
トントン
扉をノックする音が聞こえた。誰だ?アイリスかメリーかな?
ノックの主は、俺の返事を聞かずガチャリとドアを開け入ってきた。
長身に少し筋肉質な体、腰には宝石をあしらった剣、そして青い髪に青い瞳・・・・・・
「王子かよッ!!!」
「え!?あ、はい・・・」
入ってきたのは王子だった。少しきまずそうにしている。
「なんだよ、てかノックの後、返事してから入れよ」
「いや、すまん・・・、起きていたとは思わなかった」
「そうか、で?何しに来たんだ?」
「いや、お見舞いに・・・」
そういうと、王子は顔を赤く染めうつむいた。
え?なに、お前キャラ変わりすぎだろ・・・
「きめぇ・・・」
「なんだと!?お前なんか・・・あれだ!えーと・・・、馬鹿だ!アホ!」
あ、変わりなかった。
「まあ、いいや。よっと」
そういって、俺は着替えるためにベットから降りる。
「もう、起きて大丈夫なのか?お前、二日くらい寝てたぞ」
「二日!?そりゃ体がだるいはずだ・・・」
俺がズボンを脱ぎ始める。
「な、な、なななな何をしている!!????」
「何って、着替え。あ、もしかしてお前服から脱ぎ始める奴か?」
俺が尋ねるが王子は聞こえていないようだ・
お前は、何故顔を赤らめるんだ。
(こ、これは、そうなのか!?君なら見ていいよ的な!?あれなのか!!?いや・・・、俺は男とすら見られていないのか・・・)
「なんだよ、何じろじろ見てんだ」
「す、すまん!?だが、お前も脱ごうとするな!仮にも、お、俺は男だぞ!」
いや、知ってますけど・・・
王子は近づいてきて、俺にズボンをきせようとする。
「おい、俺の足持つなよっとっと・・・うわあ!」
「うわあっと!」
王子が俺の足を持ったせいで王子と一緒に倒れてしまった。マジでなんなんだよ・・・。
「重い、どけ」
「す、すす、す、すすまない!!!」
王子が慌てて俺から離れようとする。が、慌てすぎて立てないようだ。
(・・・なんかデジャブ)
トントン
誰かがノックした。
「はいはい、どうぞ」
「ま、待って!今入られるとまz」
「クロ君!起きたのです・・・か・・・・・・」
入ってきたのはアイだった。最初は元気良かったが少しづつ声がしぼんでいく。
あ、そっか、俺以外の人がいるからか。
「ま、待て!!誤解だ!!」
王子が叫ぶ。
人の上で大きな声を出すな。
「クロ君が……馬鹿に……襲われて……じゅ…純潔が……!!」
アイはうつむいて何かぶつぶつと言っている。
聞こえんぞ。
すると突然アイは顔をを上げて王子をギラギラとした目で睨んでいる。
「ほ、本当に、誤解だぞ・・・、は、話しあえばわかる・・・」
何故か王子はオロオロとしている。
アイが少しづつこちらに近づいてきた。訓練の時とは全く別物の殺気をピリピリと肌で感じる。
一瞬、アイの姿がぶれる。
ドグォォォ!!
「ぶげらぁ!!!」
次の瞬間には俺も上にいた王子が扉の方向に飛んでいき代わりに隣にアイが立っていた。
足を上げているところから見て、どうやら王子を蹴り飛ばしたようだ。
アイは、俺の方を向いて顔に親が子を見るような慈愛の表情を浮かべて抱きついてきた。
「え?アイ?どうした?」
アイは目に涙を浮かべながら答えた。
「うっ、うっ、クロ君・・・何か他にされませんでしたか・・・ううっ・・・怖かったでしょう・・・・・・もう、大丈夫ですから・・・・・・」
よくわからんが何か勘違いしてるぞ。
「アイ?おまえ、なn」
「もう、大丈夫です。アレは、必ず、必ず、原型など、とどめないように、殺した後、クロ君も綺麗に洗ってあげますから!」
そういうとアイは蹴り飛ばされた王子の方向をにらむ。
「え?殺しちゃうの?ちょ、さすがにそれh」
俺が全て言う前にアイは王子の所へ行ってしまった。
王子・・・、俺が誤解とやらを解くまでに逃げ切ってくれ・・・
ちなみに俺が王子の誤解を解いた後はぎりぎり生きていたくらいだった。いやぁ、危なかった。




