22(閑話休題)
今回は紅音視点です
こんにちは、白鷹紅音です。今回は、僕からの視点で話をさせてもらいます。
皆さん知ってのとおり正の幼馴染です。ですが異世界に来てからと言うものからみが少ない気がします。元気にしているのでしょうか・・・。
ところで、最近城ではおかしな噂があります。
ある人曰く、
『中庭はおかしい、毎日悲鳴が聞こえ、何か殴られるような音がする。きっと、中庭には化け物がいるのだ』
またある人曰く、
『中庭の化け物は、美しい女二人を毎日のように呼び寄せ何か怪しい儀式をしているらしい』
これは、事件のにおいがします・・・。
そこで、アリシアとジュリアと僕で調査に行くことにしました。
アリシアは、
『こ、怖いですが、紅音様が・・・、いますから大丈夫です・・・・・・』
と頬を染め、(僕も女の子なので怖いです)
ジュリアは、
『私が紅音様を守ります!・・・そしてお礼は・・・・・・じゅるり』
と頬を染め、(じゅるりと言ってたからおなかでもすいたのでしょうか)
何故頬を染めるかはわかりませんが、こうして僕たち調査団は結成されました。
そんなことを考えているうちに中庭の近く(近くと言っても200メートルは離れている場所)につきました。
中庭からは確かに聞こえます。
「ひぃぃィィィ、死ぬ!死ぬって!」
「避ければ大丈夫です!」
ドオオオン!
キィィン
ドゴオオォォッッッ!
悲鳴や何かが壊れる音、それに剣がぶつかり合うような音がします。
「やめて!俺死んじゃうかrバキィィぃぃッッ!!!
鈍い音と同時に悲鳴がやみました。
何が起こったのでしょう・・・
意を決してみてみることにします。
アリシアに合図して姿、匂い、さらに音まで消してくれる姿隠しの魔法を使ってもらいます。
それでも、そろり、そろり・・・と歩きます。
見てみると・・・
切り傷やクレーターでボロボロになった地面、汚れた何か人間と同じ位の大きさ物体、鋭利な刃物で切られたような大きな木・・・・・・。
そして・・・・・・、
その中庭で一人違和感があるウサミミの女性が居ました。
その女性は、本当に美しい女性でした。雪のように真っ白な肌に、ふわりとした絹のような髪、ウサミミもついていて、ウサギがそのまま人間になったようです。
もっとも違和感があるのは、不思議なことに服に汚れすらついていないということです。
ですが、一つだけこの中庭にマッチしているものがあります。
それは、剣です。ただの鉄の剣。なのに、女性の持っている剣は、禍々しさ、神々しさが共存しているようです。
女性は、〈汚れた何か人間と同じ位の大きさ物体〉に近づいて行きました。
あれは、なんなのかよく目を凝らしてみると・・・わかりました・・・・・・、それは幼馴染の正でした。
悲鳴が喉まで上がってきます。何とか押しとどめます。ほかの二人も同じ様子です。
そして、
バキィィィィ!!
蹴り上げました。正は女性の蹴りで重力に逆らって空へ飛んでいきます。
「ぐぼぉぉぉぉ!」
正の声が聞こえます。どうやら生きているみたいです。
これ以上は、恐ろしくて見ることができません。何とか逃げないと・・・。
僕たちは来た方向へと、ゆっくり歩いて行きます。
ビュンッと風を切る音がしました。僕のすぐ隣を剣が飛んできました。
き、気づかれた!?あの距離から!?姿隠しの魔法も使っているのに!?
後ろから声が聞こえます。
「どうした、アイ?」
「いえ、三人くらい女性の気配がしたのですけど・・・」
「気配がしたくらいで投げちゃ危ないだろ」
「ご、ごめんなさい・・・、人がいると思うとちょっと、怖くて」
「そっか、今日は誰もいなかったからよかったけど気をつけような」
い、いるよ!危なすぎだよ!怖いのはこっちだよ!大体、気配って!!?性別まで特定されるの!?
「ごめんなさい、剣を取ってきますね」
そういって女性が近づいてくる。
僕たちは、これ以上にないほど走って逃げて行った。ばれてもいい、でも逃げろと本能が呼びかけたから。
これで、僕たち調査団の記録は終わりです。
また見に行かないのかって?一応、行ってみましたよ。
ですが、そこには、なにもありませんでした。ボロボロの地面も斬り倒された木も、なにもなかったように綺麗に元通りでした。夢なのかと思いましたね、でも現実です。
だって、こんなメモが落ちてたんですよ。
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❤クロ君とアイの特訓めにゅ~❤
朝五時起床
朝食、準備、一時間
6時間耐久真剣稽古
お昼ごはん、休憩一時間
6時間耐久真剣稽古
7時終了
追加項目
クロ君は筋がいいからもっとしましょう!
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恐ろしかったですよ。こんなかわいらしい文字ですけど、すごく怖いと思いました。
僕たちにできることは、彼が生き残ることを祈るだけです。




