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拝啓、地球にいる母様と父様。
僕は、死ぬかもしれません。
「何してるんですか!だめです!もっと剣筋を見て!」
「ヒィ!し、死ぬ!待って、あぶねぇ!」
アイの訓練はかなり厳しい、現在進行形で。
まず何が厳しいかというと最初から真剣でした。気持ち的なものじゃなくて真の剣です。
アイ曰く、
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『ねぇ、これ本物の剣だよね・・・』
『そうですけど、何か?』
『え、は、始めは木剣とかじゃなにのでしょうか・・・』
『え、何言ってるんですか?だって本物の剣じゃないと集中できないし、短期間で実践がたくさんできるじゃないですか』
『でも、それってすごく危ないですよね・・・』
『よければ問題ないです。それでは、いきますよ!』
『ま、まだ、心の準備がぁぁぁぁ!!!』
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「はぁ!」
「グボォォォ!」
アイが、俺の腹を思いっきり蹴り飛ばした。
け、剣使ってないじゃん・・・。
そして、俺の意識は闇へと消えt「立ってください!」バキャァ
「ひぃぃ、蹴って起こすなんてひどい!」
「時間はないんですよ!まだまだいきます!」
「やめてぇぇぇぇぇ」
中庭に俺の声が響き渡るだけであった。
「さて、休憩です」
た、助かった・・・。
俺はそのまま糸の切れた人形のように倒れ込んだ。
「見た感じ、クロ君はなかなか筋がいいですね。これならまだ厳しくしても問題ないです」
「ま、まだ厳しくなるのですか・・・」
「当たり前です。とにかくクロ君は、特訓、特訓つくしです!」
そ、そんな・・・。
「て、ていうか・・・蹴りとかするのはずるいよ!」
すると、アイは大きくため息をつきやれやれというような表情で答えた。
「何言ってるんですか・・・、実際に命を懸けて戦うとき卑怯もへったくれもありません」
「そ、それもそうか・・・」
「さあ、始めますよ!本気じゃない私に、一本もとれないなら王子に勝つなんて夢のまた夢ですからね!」
「よっしゃ!やってやる、それで王子を絶対倒す!」
結局この日は、周りが真っ暗になるまで訓練を続けた。
明日は筋肉痛確定だと思う。




