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フラグ建ちました!

 この日の俺は相当油断していたと思う。訓練があるから紅音(フラグ製造機)に会うことも無いと思ってしまったのもあし、異世界に来て自分の訓練やらなんやらの予定考えたりしていたから、フラグについて全く考えられなかった。

 まあ、それでこの状況だ。


「おい!貴様、聞いているのか!!」


「はいはい、聞いてますよ・・・。王子サマ」


 なんでこんなフラグがたってしまったかご説明しよう。




 俺は、自分の世界に帰るまでの計画を立てようと、毎度おなじみ図書室まで足を運んでいた。

 そんな時、


「おい、そこのお前。こっちに来い」


 誰か知らない男に話しかけられた。

 うわぁ・・・、嫌だなぁ。めちゃくちゃ、高圧的だよ・・・。

 無視しよう無視。


「おい!貴様のことだ!」


 なんだよ、こいつ・・・。しつこいな・・・。


ガシッ


 うわ・・・、肩掴まれた・・・。


「なぜ無視する!」


「俺のことですか、すいませんね。だってお前とか貴様って名前じゃないので」


「なっ!き、貴様ァ!」


 まんべんに嫌味をこめて話すと男は顔を真っ赤にして怒りはじめた。


 よく見ると、男はかなりのイケメンだった。青い髪に、髪と同じ青い目、頬は怒りで真っ赤に染めている。服はかなり上等なもので、腰に差した剣は大きな宝石がついている。見た感じどこかのお偉い貴族サマって感じか。

 ほほう・・・、つまりリア充か。爆発しろ!


「俺を誰だと思っている!」 


「知りませんよ・・・」


「ハッ!俺のことを知らないとわな、無知な異世界人に教えてやろう」


 むかつくな、こいつ・・・。てか、俺が異世界人だって結構知れ渡ってるのか・・・。やだなぁ。


「俺は、この国の第一王子、クリス・カリミ・サレアスだ!」


「俺が知らない時点であんまり有名な人じゃないんだろうなぁ」


「なんだと!」


 あ、声に出ちゃった。


「貴様、俺を侮辱しやがって・・・」


 もういいよな、だって自己紹介もされたし。俺、図書室行っちゃっていいよな。


「おい!貴様、聞いているのか!!」


「はいはい、聞いてますよ・・・。王子サマ」





 と言うことだ


 もう帰りたい。なんで俺に絡んでくるんだよ、やめてください。


「俺は・・・、俺は貴様のような女が勇者など認めん・・・・・・」


「え、なんか言いましたか王子サマ」


「クッ!ここまで俺のプライドが傷つけられたのは初めてだ!」


 いや、ほんとに聞こえなかったんですよ。え、なに、もう一回言って。


「俺と決闘しろ!俺に勝ったら、貴様を認めてやろう!だが、負けたらこの国から出て行ってもらう!」


 ええぇぇぇ・・・。理不尽でしょう・・・。


「いやですよ、なんで俺があんたみたいな理不尽の塊と戦わなきゃいけないんですか・・・」


「貴様!逃げる気か!逃げてもこの国から追い出すからな!」


「大体、俺は剣や魔法も基礎の基礎くらいしか知りませんよ。あれですか?お偉い王子サマ(笑)は力のない非力な民を武力でしいたげるんですか?」


「クッ、分かったハンデをやろう。一週間だ、一週間だけ待ってやろう!」


「え、一週間とか短すg「いいな!一週間後に、中庭だ!」


 そういって王子は俺と反対方向にドンドンと足を踏み鳴らしどこかへ行ってしまった。


 どうしよう・・・。

 

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