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あの後、アイは気絶してしまったので俺の部屋に連れて帰りベットに寝かせた (医務室の場所が分からなかっただけで決して他意はない。ホントだぞ!)


「ん・・・うん・・・」


「お!起きたか」


「うーん・・・、むにゃむにゃ・・・あと、五分・・・・・・」


「そんなべたな寝ぼけ方すんなよ!」


「うえ!・・・あれ、黒田さんだ。なんで私の部屋に!?」


「ここ、俺の部屋」


「な、何故ベットに・・・。まさか!?」


そういって、自分の股の間を調べだすアイ


「馬鹿!お前が気絶したからベットに寝かしたんだよ!」


「え、そうなんですか」


「まったく・・・、てか『黒田さん』に戻ってるし」


「え!あ、そうでしたね・・・『クロ君』」


 恥ずかしそうにはにかむアイに思わず笑ってしまう。


「いちいち、あだ名呼ぶのに恥ずかしがってどうするんだよ」


「えへへ・・・、すいません、今まで友達なんかできたことないですから・・・。私って昔から人と関わるのが苦手なんです。」


「何か、理由とかあるの?」


「はい、お恥ずかしい話なのですが・・・・・・

 私は子どもの時からすごく人見知りだったんですよ。それで、学校でも人と話したりするのが苦手でほとんど人と話すこともありませんでした。その頃は、まだ話したりする子もいたんですが・・・。学年が上がっていくにつれて孤立していったんです。孤立するだけならまだよかったんですが・・・」


 そういって、アイは悲しそうに目を落とす。


「私は人と関わらない分、勉強や剣を学びました。それで、学校の試験でもいい点数をとることができました。それが悪かったんでしょうね。私は学校で一人孤立していたので上級生や同学年の子たちに目をつけられて・・・・・・、いじめられてたんです」


「アイ・・・」


「いじめを受け始めて、少しずつ、学校にも行かなくなって、人と関わるのが、怖くなって家からも出なくなりました・・・」


 少しずつ震えるアイの声。


 俺は無言でアイを抱きしめた。こうしないといけない気がしたからだ。


「黒田さん!?じゃなかった・・・く、クロ君!?」


「大丈夫だよ、俺はアイの味方で、友達だから」


「えっと、あの・・・、大丈夫ですよ。」


「じゃあ、なんで泣いてるの?」


「泣いてなんか・・・うっ・・・、ひぐ、いま・・・せんよ」


「さみしかっただろ?苦しかっただろ?これからは、俺を頼っていいから。今は、泣いてもいいから・・・」


「うぁ、うっ、あ、うぁぁぁぁ・・・・・・」



アイリスちゃんが城に来た話はまた今度です

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