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授業タ~イムの回です

「えーと、それでは剣と魔法どちらから教えましょうか」


「魔法で!」


 図書室に響き渡る俺の声。


「あ、あの、図書室では静かにしましょうね」


「あ、ごめんごめん」


 どうやら、俺は魔法を使いたくて興奮状態だったようだ。


「えーと、それでは基礎から教えていきましょう。魔法を使うには、何が大切だと思いますか?」


「うーん、魔力とか?」


「はい!大正解です」


 アイリスのウサミミがぱちぱちと拍手のように音を鳴らす。器用なことをするもんだ。


「それでは、大きな魔法を使うには魔力とほかに何が必要でしょう」


「魔力の他に・・・うーん、分からん」


「答えは才能と魔法に関しての知識と・・・、


 経済力です。」


 ええええええ・・・・・・


「大きな魔力を使うには魔術の学校に行って勉強する費用や魔法を使うときに必要な道具などその他もろもろが必要なのです。その時に使うお金がたくさん必要なので商人の子どもや貴族の子どもくらいしか大きな魔法は使えません。」


「うわぁ・・・、思ったよりリアル・・・。」


「ですが!」


「ですが?」


「平民でも大きな才能があれば特待生として授業料や必要な道具などその他もろもろがすべて国が負担します!ちなみに私の母も才能が有ったので平民でしたが魔法を学ぶことができました」


「ふーん・・・、いろいろ考えてるもんだ」


「後、例外ですが。大きな才能があれば道具なしでも魔法が使えます。私も道具なしで使えるんですよ!」


 アイリスが胸を張る。胸と言ってもひんny・・・、少ないものなのだが。


「失礼ですよ!」


「なぜ、俺の心の声が聞こえた!?」


「ダダ漏れでしたよ!」


 なんということだ、俺は独り言を言っていたらしい・・・


「もういいです!次の授業に行きますよ!」


 アイリスのウサミミがブンブンと大きく揺れる。どうやらだいぶ怒っているらしい。


「次は魔法の種類です。


 まず『下級魔法』です。これは小さな火をともしたり。コップ一杯の水を出したりすることができる便利魔法です。

 

 次に『中級魔法』この魔法は火の玉を飛ばしたり雷を出したりする魔法です。この魔法を使えると魔術師として認められます。


 そして、『上級魔法』この魔法を使えるのは一握りくらいの才能ある魔術師だけです。この魔法が使えると王宮勤めも夢じゃありません。


 一般的に知られる魔法はこのくらいです。他には精霊に力を借りて使う『精霊魔法』、体の強化や防御壁を作る『補助魔法』があります。」


 なるほど、正にテンプレだな。


「何か質問はありますか?」


「いや特にないよ」


 アイリスが指を振ると拳ほどの大きさの水晶が現れた。おお、魔法か。


「それでは次にいきましょう。黒田さん、この水晶に触ってみてください」


「これは?」


「魔力を測ることができる物です。詳しい原理はわかりませんけどね」


「へぇ~、どれくらいかなっと」


 俺が水晶に触ると綺麗な光が出た。


「ふむふむ、なかなかですね。私と同じくらいです」


「へぇ~」


「さて、そろそろ日も傾いてきましたし今日はこれで終わりにしましょう」


 外を見るともう夕方になっている。思ったよりここにいたのか


「うん、そうだな」



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