精霊と愚か者
マルソスという世界では、自然のエネルギーから精霊と呼ばれる生命が生まれる。精霊の中には自然の力を自由に扱える者たちがいた。新しく帝国の皇帝となった男は、力を持つ精霊を味方にして周辺国との戦争を続けていた。精霊を率いる帝国に多くの国がなす術もなく国を奪われていき、残った周辺国は同盟関係を結び、帝国に対抗するために精霊を生み出そうとする。同盟の中心国であるフール国の女王は、絆を結んだ大精霊と共に帝国との戦争に協力してくれる精霊を生み出す儀式を行おうとするが、何者かが儀式中に乱入してしまう。