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魔導兇犬録:HOLDING OUT FOR A HERO  作者: HasumiChouji
第一〇章:Where have all the good men gone? And where are all the gods?
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(2)

「とりあえず、明後日、夢洲とか云う大阪湾の埋立地で、『御当地魔法少女』ビジネスをやってる会社の株主総会が開かれる。そこで日本各地から来た『御当地魔法少女』のショーが有るらしい。で、あたしらは、そこに紛れ込む。お前たち2人が『魔法少女』で、あたしがマネージャーだ。多分、誘拐された子は、そこに居るか……最悪でも手掛かりは得られる筈だ」

 クソ女の親類は、あたしと沙也加ちゃんに、そう説明する。

「巧く行くの、それ?」

「『国境』さえ超えられれば……ただ、そこが問題だ」

「やっぱり……」

「その株主総会だけど……『御当地魔法少女』ビジネスの会社の株は、ある2つの、かなりマズい団体が、ほぼ五〇%づつ保有してる」

「どことどこ?」

「大阪を実効支配してるテロ組織『獅子の党』の芸能部門と……広島を実効支配してる暴力団の神政会。そして……ちょっとしたトラブルで、韓国の釜山(プサン)の暴力団の『熊おじさんホールディングス』が大阪に殴り込みをかけようとしてる」

「って、何で?」

「まず、大阪には……銃弾を大量生産品出来る工場や施設が無い。そして、大阪をテロ組織に支配されてる地域と見做してる……って、ホントにテロ組織に支配されてる地域なんだけど……外国は、かなり多くて、大阪に武器を売ってくれるのは、犯罪国家か犯罪組織だけだ」

「それが……どうしたの?」

「韓国の暴力団『熊おじさんホールディングス』が大阪に売った銃弾その他モロモロを輸送してたトラックを……捕縛してしまった。『熊おじさんホールディングス』から見れば、自分達が売った武器が、『大阪』から見れば自分達が買った武器が行方不明になった事になる」

「え……?」

「そのせいで『熊おじさんホールディングス』と『大阪』の間でトラブルが起きた。『大阪』は『代りの銃弾をすぐに寄越せ、ただし、無料(ただ)で』と言って来て、当然、『熊おじさんホールディングス』からすると『ふざけるな』だ。あたしらが問題のトラックを捕縛した、その日の夜には、韓国に有る『大阪』のフロント企業の人間が見せしめで『熊おじさんホールディングス』に皆殺しにされた」

「あ……い……いや……ちょっと……」

「一応、『大阪』にも警察に類する組織は有るけど……はっきり言って、銃弾が足りてない。その状態で、『大阪』に『熊おじさんホールディングス』の殴り込み部隊が大阪にやって来る訳だ。ぶっちゃけ……『大阪』に入るだけなら簡単だ。明日ぐらいから、『大阪』()()でヤクザとテロ組織の戦闘が始まる。その、どさくさに紛れてな」

「で……でも、そんな状態の場所に入って大丈夫なの……?」

「だから、日本中から『正義の味方』も、どんどん大阪に向かってるんだ。ヤクザとテロ組織の両方をブチのめして、一般人への被害を最小限にする為にな」

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