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魔導兇犬録:HOLDING OUT FOR A HERO  作者: HasumiChouji
第九章:Burning Heart
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(2)

「あのさ……例のアレは?」

「にゃんこには使いたくない。兄ちゃんには効かない」

 沙也加さんと連れの女の子は物騒な会話をしている。

「はい、電車から下りました。ええ……えっと……宮島口ってJRの駅……えっ?」

「ね〜、ついででいいから……何か……あっちの私鉄の駅の方でイベントやってるみたいだから……」

「マズい……」

「見てこ〜よ〜」

「やめろ……」

「何で〜?」

「沙也加……お前……わかって全部芝居してるだろ……。でも……」

「何、あたし判んな〜い♪」

 沙也加さんと沙也加さんのお兄さんの噛み合ってない会話。

「あの……」

「どうしたんですか?」

「いつでも……変身出来るようにしとけ……。いや、変身した上で『火事場の馬鹿力』を出せるようにしとけ」

「だから……何が……?」

「最善の対応策が平和的交渉。次善の対応策が……相手を俺達が何者か認識してない内に一瞬で殺す。……そんな事態が起きそうだ……」

「それ、プランAが失敗した時にプランBに移行すんの難しくないですか? そもそも、相手は誰なんですか?」

「あいつらかどうかは……通常の『魔法』では判別不可能……だそうだ。でも……あいつら同士なら、ある程度は判る……らしい」

「何がですか?」

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()使()()()

「沙也加さん?」

「……」

「近くでやってるイベントって何ですか?」

「さあ、何かな?」

 とぼけたような口調の沙也加さん。

「あの……判るように説明して下さい」

 今度は……沙也加さんの連れの女の子が、沙也加さんのお兄さんに、そう訊いた。

()()()()()()()()……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()‼」

 ……。

 …………。

 ……………………。

「えっ?」

 慌てて、近くを見回し……1つのポスターを確認……。

『厳島・御当地魔法少女「ソフィア・トリア」』

 日付けは……今日……。

 時刻は……。

「たのむ……すぐ来い。早くだ‼ 何だよ、最短で十五分って?」

 携帯電話(ブンコPhone)で、どこかに電話しながら、慌てまくってる沙也加さんのお兄さん。

「あ……あの……お兄さんの予想って当ってます?」

「うん」

「で、その相手は……どこに?」

「今から電車に乗りなおすの……間に合わないかも……」

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