(12)
続いて、背後から声。
そこには……警官が6人……いや警察署に警官が居るのは当り前だけど、デスクワーク担当の人じゃなくて……。
防具も兼ねてるらしいポケット多めのベスト。
しかも、既に……特殊警棒を抜いてて……。
「ね……ねえ……この人達……?」
「わ……わかんない……」
あたし達が「魔法少女」だった頃に……探査系魔法の担当だった優那ちゃんに何か変な事が無いか訊いてみたけど……。
「あのさ……聞いた事が有るんだけど……人間の脳味噌を探れるタイプの『魔法使い』系の人にとっては……『精神操作系の魔法を使われた人』と『魔法じゃない普通の洗脳をされた人』と『体育会系の人』の脳味噌の状態は区別が付きにくいって……」
「魔法使い系じゃないのに、何で知ってんだよ?」
沙也加ちゃんの説明に思わず突っ込み。
「あ……この人達に……残留霊力が……」
「何、ブツブツ言ってんだ、怪しいメスガキどもがッ‼ 俺達がわからせてやるッ‼」
けど、次の瞬間……。
「逃げるよッ‼」
「さ……沙也加ちゃん、その姿……」
「後で説明する」
突然、あたし達の背後に出現した強い閃光。
警察署に居る警官、だけど謎の警官は、その光で目が眩んだようだ。
そして、沙也加ちゃんの姿は……。
赤い逆立った髪。
青い肌。
のびた犬歯。
角が無い以外は……青鬼……。
「でも……監視カメラが……」
「全部潰した」




