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「何で、私の家(んち)なんだ?」

 博多の天神に有る西鉄福岡駅で待っていたのは……クソ女の妹が戻って来た日に一緒に居た女。

 女と言っても……髪型も服も化粧も韓流男性アイドルみたいな感じだけど。

「たまには良いだろ」

「まったく……」

 その時、韓流男性アイドルもどきの携帯電話(ブンコPhone)が鳴り出した。

「は……はい……それが……えっと……」

「私の予想通りの相手なら……替ってくれ」

「はい」

「悪いな。当分、お前の家事係の家に泊まる事にした。あと何日か、家事は、全部、お前がやれ。……はあ? こっちは、お前が料理作った後の片付けをやらされんのに、うんざりしてんだ。たまには、自分でやってみろ」

「おい、何で、喧嘩が長引くような事を言った?」

「長引かせたかったからだが?」

「いい加減にしろ」

「そっちこそ、いい加減にしろ。あいつの家事係を一生やるつもりか?」

 ……。

 …………。

 ……………………。

 何だろ……この変な沈黙。

「おい、まさか『それも悪くないかも』とか思ってないよな?」

「……」

「マゾか、あんたは?」

「……うるさい。好きでやってんだ……」

「ともかく、今晩だけでも泊めてくれ」

「……ったく、ネットカフェに行く金ぐらい……」

「私もこいつも一八未満だぞ。泊めてくれるようなのは、確実に怪しい場所だけだ」

「わかった……」

「宿代の代りに飯ぐらい作ってやる」

「何度も言ってるが……お前の方が料理の腕が上なのは認める。でも、私が食べたいのは治水(おさみ)さんの料理だ」

「何度も言ってるが……面倒臭い奴だな、あんたは」

「何度も言ってるが、何、齢上にタメ口きいてんだ?」

「何度も言ってるが、何で、私は呼び捨てで、妹は『さん』付けなんだ?」

 ……何か、面倒臭いの2人と、当分、生活する事になりそう……。

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