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 博物館を出たのは昼の3時ごろ。

 遅めの昼食。

「折角、長崎まで来たんだからさ……」

 クソ女の彼女は、そう言い出したんだけど……。

「中華街のランチ・タイムは終ってるぞ」

「じゃあ、ディナー・タイムで」

「ふざけんな。あたしは、明日、仕事が有るんだ。せめて、夜の7時までには家に帰らせてくれ」

「じゃあ、長崎ちゃんぽんが美味しい店に……」

「ああ、それで良いのか? それなら、長崎県民推薦の店を知ってるぞ」

 そして、車に乗ると……。

「ん?」

「もう着いたの?」

「あっちこっちに支店が山程有る店だ」

「どうしたの?」

 クソ女1人だけ……「オチは予想出来た」って表情(かお)

「車から出れば判る」

「ど……どうゆ〜事? えっ?」

「な……何か……見覚えが有るような……」

 そこに有ったのは……赤いとんがり屋根や……久留米近辺でも見た事が有る看板。

「リンガーハット……?」

「長崎県の出身者に『美味いちゃんぽん屋は?』って訊くと、大概、ここを教えてくれるな」

「ほぼ、日本全国に有る店じゃないッ⁉」

「人気が有るって証拠だ」

「もっと高級店かと……」

「ちゃんぽんの起源を知ってるか? 明治時代に貧乏な留学生の為に作られた料理だ。クソ高価(たか)いちゃんぽんなんて、ちゃんぽんとして邪道だ」

 クソ女1人だけ、やれやれって表情(かお)

「一本、取られたな……」

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