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魔導兇犬録:HOLDING OUT FOR A HERO  作者: HasumiChouji
第六章:Rebel Without a Clue
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(15)

「ねえ……」

「何だ?」

「何で、格闘マンガや武道もののマンガでは、よく『戦いとS*Xはそっくりだ〜ッ‼』って結論になるの?」

「さあな……」

「おい、そこの中学生、それ十八禁だぞ、一応」

 あたし達は、クソ女の親類の女の人の家で、とんでもない冊数の格闘マンガのコレクションを読んでいた。

 結局、あたし達は……大混乱している警察署で再び事情聴取。解放された時には、夜の7時過ぎでも結構明るい季節なのに、すっかり暗くなっていた。

「じゃあ、明日、あたしが車で家まで……」

「ちょっと先まで行ってもらえる? 鳥栖で、私の彼女を拾って」

「はぁ?」

「明日、会社休みだろ? なら、私達を家まで送るついでにさ……長崎まで行ってもらえる?」

「な……長崎?」

「私の彼女が長崎の恐竜博物館に行きたがってたんで」

「あ……あのな……県を3つまたぐ『ついで』って何だ、そりゃ?」

「たかだか、一〇〇㎞の『ついで』だろ」

「一〇〇㎞どころじゃねえぞ、おい……まぁ……いいや……。お前が無茶苦茶なのは昔からだし……あ……そうだ……ようやく見付けたんで渡しとく」

「何?」

「ウチの祖母(ばあ)ちゃんが残したノートだ。実家の物置から出て来た」

「え?」

 そう言って渡された何冊ものボロボロのノートには……。

 人の体のようなものがいくつも描かれていた。

 骨……筋肉……それらにメモ書き……。

 多くのページで、人は2人描かれている。

「これって……」

「ああ……ウチの実家に伝わる戦闘術の……失なわれた技法だ……」

「こう言う事か……失なわれたのも判る……。1つ目の技は……ウチの親父でも無理だ、こりゃ……」

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