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魔導兇犬録:HOLDING OUT FOR A HERO  作者: HasumiChouji
第五章:Premonition
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(1)

 走ってた。

 走ってた。

 猛烈な勢いで通勤時間帯の博多の町中を走ってた。

 今年の春ごろに九州(こっち)に引っ越してきてから、博多には何度も行った事は有るけど……博多の中でもほとんど行った事が無い土地勘皆無の場所なんで、早めに出発したので助かったけど……でも、かなりのギリギリだ。

 けど、全力で走ってないし、そんな真似なんて出来ない。

 だって、変身する訳にも、「火事場の馬鹿力」を引き出す自己暗示を使う訳にも行かないから……。

 ボクが変身して火事場の馬鹿力を使った時の瞬間最高速度は……時速七〇㎞かそれ以上。

 コミックやラノベや特撮ドラマやヒーロー映画なら……ヒーローでもヴィランでも順位を下から数えた方がいいような速さだ。

 でも……図体がデカい方のボクが時速七〇㎞で通行人にブツかったとする……いや、この前、セダンタイプの車にやった時は、車のドアがヘコみ、窓ガラスが衝撃で割れ、車そのものも、ほんの一瞬、ほんの微かだけど地面から浮き上がった。

 で、それを異能力者でも何でもない普通の人間が(くら)ったなら……?

 ああ……マズい。

 たまたま、急病人を見付けたせいで時間に遅れそうになってるのに、怪我人を量産したらコメディだ。それも、モンティ・パイソンより意地が悪いタイプの……。

 話は先週の……あの夜の事件の翌日まで遡る。

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