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魔導兇犬録:HOLDING OUT FOR A HERO  作者: HasumiChouji
第三章:Here She Comes
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(6)

「え……えっと、さっきの多節鞭の使い方は……」

「それを教えるのは、基本を身に付けてからだ」

 棒術と拳と蹴りを中心にした格闘術の型を何度もやらされる。

「棒は手だけで使うな。足や腰や胸や背中の筋肉も使う事をイメージしろ」

 千明さんは、そう言いながら、見本を見せる。

 たしかにそうだ。腕や足だけじゃなくて、ちゃんと腰も動いている。

「先は長いな……」

 茶髪のボブカットがそう言った。

「誰だって、最初はそうだ。私だって、親父には二言目には『才能が無い』って言われ続けた」

 クソ女が、そう答える。

「お前が? お前の親父、どんな化物だよ?」

「伯父貴の全力と、ウチの親父の8割が……まぁ、互角って所かな?」

「化物は……化物だが……あの伯父さんが実在してる以上……それ位なら……」

「親父の体重は伯父貴の三分の二ぐらいだ」

「はぁ?」

「体重が四〇〜五〇㎏上の化物より更に一枚上手の化物だったの」

「なんだ……単なる化物オブ化物か……」

「だから……私の戦い方は……純粋なウチの一族のモノじゃない。親父や伯父貴じゃなくて体格が似てた別の師匠の真似をしてた。で、親父はそれが気に入らずに……」

「親が、ちゃんと居るってのも、ややこしいな……」

「誰だって、地獄に居る。地獄のタイプが違うから比較が難しいだけでな」

「その齢で達観し過ぎだ」

「じゃあさ……あのハゲがランくんをボクのセンセイにしたのって……」

 2人の話を聞いてた銀髪の白人が、そう訊いた。

「伯父貴の本業は坊さんだからな。諸行無常。ウチの一族の戦闘術だって、絶えるのが運命なら仕方ないと思ってんだろ。おい、そろそろ昼飯にするぞ」

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