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魔導兇犬録:HOLDING OUT FOR A HERO  作者: HasumiChouji
第一三章:胸に眠るヒーロー揺り起せ
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(7)

「やれッ‼ 俺ごとやれッ‼」

「で……でも……」

 少なくとも、対単体・対少数の攻撃魔法なら、あくまでも相手の気配で狙いを付けるモノ……そして、攻撃魔法とは言わば「呪詛」の一種……早い話が、この状況でもパディントンだけを狙う事が出来る。

 でも、魔法とは違う沙也加ちゃんの電撃の能力では……。

「あいつを信じろ……。このままでは、あの熊公が『気』を放てば『ハヌマン・シルバー』も無事じゃ済まん。魔法と電撃の同時攻撃だ。『魔法使い』系は、全員、私に力を集中させろ」

「で……でも……それじゃ……まさか……」

 広島の魔法少女のリーダー格が何かに気付いたようだけど……一体、何に……?

「早くやれ、グズグズすると状況は悪化する。『1、2の3』で行くぞ」

「もう知らないよ」

「こっちもッ‼」

「よし、1……2の……3ッ‼」

 凶暴パディントンと、沙也加ちゃんのお兄さんが電撃に包まれ……。

 同時に……こっちの魔法使い系の人も……。

「オン・マリシエイ・ソワカっ‼」

 攻撃魔法を発動。

 そして……。

 膝をついたのは……。

 こっちの魔法使い系の人だった……。

「な……何?」

「呪詛返し……」

 広島の魔法少女のリーダー格がそう言った。

「な……何……それ……?」

「えっ? 知らないの……力や技量が違い過ぎる相手に……攻撃魔法を放つと……返される事が……」

 ドサっ……。

 熊人間に裸絞め&胴絞め沙也加ちゃんのお兄さんは……体の力が抜けたようにズリ落ちる。

「まぁ……全員分の『呪詛返し』を自分1人で引き受けたのは、さすがはヒーロー様だが……残念ながら、まだマモトに戦えるのは……ガキが5匹だけか」

 深呼吸……。

「ごめん、貸して……」

「お……おい……」

 あたしは、魔法使い系の人の「焦点具」……魔法少女で言う「魔法のステッキ」……を手に取ると……槍のように構える。

「ねえ……全身に電撃を浴びせても、あんまり効かないなら……心臓なんかに一点集中は出来る」

 あたしは、沙也加ちゃんに、そう声をかけた。

「う……やってみる……」

 そして……。

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