神心の狩人~世界に仇なす邪神少女封印解放譚~
村の狩人見習いの少年アカシは幼馴染の少女ナズナと山菜狩りに出かけた先で毒の獣に襲われる。アカシはなんとか獣を撃破するもナズナは両目を失明してしまった。その後、村の風習によりナズナは邪神の封印を持続する為の生贄として選ばれる事となるが、アカシはこれを庇い自ら生贄となることを選ぶ。そして儀式の当日、アカシは封印の糧となるのではなく、秘密裏に武装し、村の意向に反する邪神の殺害を目論んで邪神が封印されし湖へと飛び込んだ。しかし、アカシは戦う間もなく取り込まれ、生物でありながら邪神と呼ばれるまでに至った異形の怪物少女『クル』と対面する事となる。問答の末クルに気に入られたアカシは、封印を解く代わりに村への不可侵を契約し依代となる。それはナズナが次の儀式で生贄になるのを防ぐ為の苦渋の決断だった。アカシは邪神クルを復活させるべく、各地に散らばる三つの心臓を集める禁忌の旅へ出る。