表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛する星に、願いを込めて  作者: Hs氏
運命と使命編
67/136

星に愛されし民

 魔導歴2035年4月16日の磁曜日ジィョルヤ、スグルの世界で言う、木曜日、俺が此の世界に来て25日、


 俺は、再び、『星の遺跡』に繋がる、『星の門(スターゲート)』を開き、その『星の遺跡』でダンバード・グラスタが率いる、ツェ組のメンバが、魔導格闘技大会パールドゥアウルトゥオゥロセで勝利する為に、魔導格闘技アウルトゥオゥロセの練習を始めた、


 結果は、散々で、彼等の実力では、『星の遺跡』の魔虫アウル・バーズを処理する事は、出来なかった、


 俺も、メルティスト先生も、やはり、魔導格闘技アウルトゥオゥロセの専門の先生が必要な事を実感したのだが、


 直ぐに、該当する先生の心当たりも無く、取り合えず、俺は、ハルに、『星の力』で武器を作る方法を教えた。


 ハルは、俺の教えから、『星のナイフ』を作る事が出来た、


 処が、俺とハルの話しを聞いていた、ジェミオ・バレットスが、試しに、自分もやってみっかと思い、


 真似したら、彼は、『星の指環』を作る事が出来た、と俺に言った。



 ええええええ!



 俺は、驚いた、


 彼は、『星に愛されし子供(スタラブルチャー)』じゃ無い、それなのに、何故、『星具スタートゥ』を作る事が出来るんだ!


 此の、『星の遺跡』の力か?


 此の、『星の力の訓練所(スタラブルトゥーサ)』の力か?


 ジェミは、右手の『星の指環』を見ながら、


 「此れは、武器じゃ無いみたいですよ、スグルさん、・・・えい!」


 ジェミが、空中に、手を差し込むような、動作をした時、


 えっ?


 ジェミを見ていた、全員が、


「ほぇ!」


「えっ!」


「まぁ!」


「・・・」


「おぃ!」


「あっ!」


 驚いていた、



 ジェミの手が空中に消えた、


 

 俺は、遥か昔の事を思い出した、かって、天皇星の大賢者(ウラノスター)が持っていた、星の秘蔵庫(スタートレェチェ)


 彼は、今のジェミのように、良く、空中に手を出し入れしては、いろんなもんを出し入れしていた、


 彼が、昔、俺に教えてくれたのは、『星の門(スターゲート)』も、『星の秘蔵庫(スタートレェチェ)』も、同じ、『星の穴(スターホール)』だと、言っていた、


 前者は、二つのホールが繋がっていて、後者は閉じているんだとか、


 当時の俺は、その考え方が良く理解出来なかった。


 ホールの世界には、時間が存在しないと言う事も、


 俺は、簡単にジェミに、その事を説明し、


「へぇ、『星の秘蔵庫(スタートレェチェ)』かぁ、凄い、一体、れくらい入るんだろう?」


 ジェミは、嬉しそうだった。



 其を見ていた、ダンが、俺に近寄って、


「スグルさん、もしかして、俺達も、その、スグルさんが言う、『星導術』って言うの、出来るんじゃないんですか!」



 ・・・出来るのか?



 だが、彼等の体から、『星の力』が感じられ無い、


 其なのに、ジェミは、『星具スタートゥ』を作る事が出来た、



 何故だ?



 たぶん、天皇星の大賢者(ウラノスター)なら、分かる筈だ、


 だが、俺は彼じゃ無い、事実を受け入れるだけだ、俺は、彼に簡単に言った、


「やって、みるか、ダン、」


 ダンは、意を決した表情で、


「はい、!!!」


 俺は、彼に言った、心の奥深く有る力を探せ、そして、その力を使って、自分の本能がのぞむ物を、形にしろと、



 数分と言う、時間が過ぎ、


 彼の両手には、



 此れは、



 『月下の秘剣(ムーンスタートゥソー)



 かって、ルーナに見せて貰った、持ち手の力量により、その姿、力が、大きく変わる、月の星大国の秘宝!!



 俺は、愕然とした、



 その、秘剣は、まだ、刃が無い、新月の状態だが、満月の大剣となった時、山をも、切ると言われていた。


 刃の無い、つかだけの剣を見て、ガッカリしているダンに、今の事を俺は説明した、


 横で、メルティスト先生が、俺を睨んでいたが、首を振って、何も言わなかった。



 次は、オルダス・ホールス、彼も、俺の指導のもと、『星具スタートゥ』に挑戦し、彼が手にしたのは、



水星の片眼鏡(ヘルスターモノック)



 かって、『七人の星の使途(セブンスターズ)』の一人、『水星の狩人(ヘルハルスター)』が、使っていた『星具スタートゥ』、一度ひとたび、彼が、『水星の片眼鏡(ヘルスターモノック)』を装着した時、


 見えない物を、見る事が出来、彼の手には、我々には見えない、水の投げ矢が握られ、その投げ矢は、彼の力が増せば増す程に、弓から大弓へと進化した事を覚えている、


 彼は、それらの全てが、『水星の片眼鏡(ヘルスターモノック)』の力だと、俺に言っていた。

 


 オルは、早速、眼鏡を掛けてみた、確かに、遠く迄、見る事が出来るようで、右手を見ると投げ矢を持っていると、彼は言い、


 俺は、じゃあ、投げてみろと言ったら、


 直ぐに彼は実行し、投げる動作をして、十メータ先の、魔虫アウル・バーズを狙ったらしく、


 ヒューン!!!


 音と共に、オルの右手から、水鉄砲のような水線が走って、



 プチ!!!



 あっ!・・・潰れた!



 オルがゆっくりと、左手を開けると、手の中には、魔石アウル・オーダがあった。



「やったな!オル、流石、オルだ!!」


ダンが嬉しそうに、オルの肩を叩いて、いた。



 俺の、横にいる、メルティスト先生が、俺に、


「スグル!私が、鑑定をしても、あれが、『星の六大国』の遺物ってこと迄は、分かる、でも、どう言う機能があって、どう言う使われ方をするか迄は、分からない!」


 俺は、彼女の方を、見た、


「何故、知ってる!あの未知の遺物の品を!スグル!!」


 先生の疑問は、もっともだ、だから、俺は答える、



「先生、はっきり言って、俺も、驚いています、今、ハル以外の三人が手にしている道具は、俺の国の魔導術である、『星導術』で作られた道具じゃ無いんです。」



 先生は、驚いて、


「其って、どう言う意味なの、スグル!」



 俺は、喜んでる、ジェミ、ダン、オルを見ながら、


「先生、あれは、かって、俺の国を救った、伝説の七人の英雄が持っていた、『星より渡される道具(スターディトゥール)』です。」



 先生は、瞳を見開き、



「伝説の七人・・・『星より渡される道具(スターディトゥール)』!」



 先生は、それ以上、俺に質問をする事は無かった、



 ただ、次に試した、コーネリア・ロンディーヌ嬢には、何も現れなかった、


 彼女は、その事を気にしている様子も無く、



 そして、次にアンリー・スウィート嬢が、試した時、彼女の手には、



 狼の牙のような、双剣を手にしていた、


 全員が、驚き、


俺は、その瞬間、確かに、狼の幻影を見た。


挿絵(By みてみん)


 俺は、此の、双剣を知らない、しかし、アンリは此の双剣を知っているようで、


「お嬢様、此れは!!」


 リアは、笑顔を浮かべて、


「良かったわね、アンリ、其は、貴女の物よ、その双剣が貴女の元に現れた事は、その武器が貴女を認めたって事なのかしらね、クスッ」


 そうう、会話をして、なんか、皆を納得させてしまった。



 その時、メルティスト先生が、俺が双剣を見ても驚かないので、


「スグル、貴方は、本当に何も知らないのね、」



 えっ、何を?



 先生は語る、


「魔導歴の始まりの時代、魔素の発見者であり、魔導の始祖ゲルニスト・オーデルが、世界に魔素の素晴らしさを説いて回った、その時必ず、双剣を持つ従者がいた事を、」



 先生は魔導歴の時代の事を俺が知らないので、俺に説明し始めた、



「その従者の双剣のデザインは、狼の牙に似ていた、と言われているのよ。」



 狼の牙って、


「じゃ、先生、あれは、」


 先生は、首を縦に振りながら、


「そう、私の、『鑑定』の魔導術は、あの双剣が二千年前の物で、その名前は『星狼の双剣スターツゥウルティァン』と教えてくれているの、スグル、貴方は信じる、此の話し、」


 魔導歴の時代の事を、俺は知らないから、信じる事は簡単だ、だから、俺は先生に、


「まぁ、専門家の先生が言うんだから、あの双剣は、本物って事なんでしょ。」


 先生は、ため息を付きながら、


「はぁ、本当にバカなスグル、本物なら、その価値は、一億RG(リージェン)以上の価値があるって事なの、」



 えっ?



 ええええええええ!



 すっげえ、ビックリした。




 最後に、試したのは、エミリア・ドルネッサ嬢、



 彼女が、手にしたのは、



 星時計盤スタークローッウルテサイマー!!!



 我が盟友、土星の時魔士(クロノスター)の、『星より渡される道具(スターディトゥール)』!



 勿論、土星の時魔士(クロノスター)が持っていた物よりも、杖頭じょうとうの時計は小さく、五分しか表示されて無かった。



 もう、此処まで来ると、俺は、驚かなかった、エミちゃんには、時を五分進めるか、戻せるんだよ、って説明したら、目を真ん丸にして、驚いていた。


 メルティスト先生が、


「もう、時間よ、戻りましょう、」


 と、俺に帰還を促し、


 俺は、バックから、サンドイッチ(バンデゥタ)を取り出し、


「先生、まずは、腹拵はらごしらえしなくちゃ、元気が出ません!」


 先生、何、此のデブってな顔したので、


「ちゃーんと、皆の分も有りますよ。」


 って言ったら、皆、嬉しそうな顔して、特に、ハルが、


「助かります、師匠、もう、お腹が空いて、空いて、」



 結局、俺達は『星の遺跡』で、座りながら、俺が作ったベーコンのサンドイッチ(バンデゥタ)を、美味しそうに食べた。


 俺と、ハルは二個、他の人は、一個ずつ、エミちゃんはベーコンに、すっごーく興味を持って、俺は、エミちゃんに薫製の蘊蓄うんちくをいろいろ教えて上げて、

 

 元気になった、俺は、再び、『星の門(スターゲート)』を開き、



 俺達は、学校に帰還した、



 彼等が、今日、手にした、『星具スタートゥ』は、『星の遺跡』から出ても消える事無く、



 もし、これらが、本当に、彼等の『星具スタートゥ』なら、自分の体に仕舞える筈だと、俺は思い、


 彼等に、隠すように、してみて、と言ったら、


 彼等の『星具スタートゥ』は消えた。


 彼等は、『星具スタートゥ』の出し入れをして、『星具スタートゥ』が、自分の物で有る事を、何回も確認した。

 


 ダンとは、次の放課後自主講座フォールドコーゼは、明後日あさって、4月18日の雷曜日ラィョルヤに開催する事を決めた。





 そして、その夜、俺は、満天の夜空の星々(ほしぼし)に話し掛ける、


 今日の星達は、何か、嬉しいのか、何時いつもより饒舌じょうぜつだった、


 俺は、星に聞く、彼等は、何故、『星より渡される道具(スターディトゥール)』を、手にしたのかと、


 星は、嬉しそうに答えた、


(スタ)』『愛され(ラブル)』『し民(ラディ)』『し民(ラディ)』『(スタ)』『愛され(ラブル)』『愛され(ラブル)』『(スタ)』『し民(ラディ)』『(スタ)』『愛され(ラブル)』『(スタ)』『し民(ラディ)』『愛され(ラブル)』『し民(ラディ)』『愛され(ラブル)』『愛され(ラブル)』『『(スタ)』『し民(ラディ)』『(スタ)』『し民(ラディ)』『愛され(ラブル)』『『(スタ)』『し民(ラディ)』『(スタ)』『(スタ)』『(スタ)』『し民(ラディ)』『愛され(ラブル)

(スタ)』『愛され(ラブル)』『し民(ラディ)』『し民(ラディ)』『(スタ)』『愛され(ラブル)』『愛され(ラブル)』『(スタ)』『し民(ラディ)』『(スタ)』『愛され(ラブル)』『(スタ)』『し民(ラディ)』『愛され(ラブル)』『し民(ラディ)』『愛され(ラブル)』『愛され(ラブル)』『『(スタ)』『し民(ラディ)』『(スタ)』『し民(ラディ)』『愛され(ラブル)』『『(スタ)』『し民(ラディ)』『(スタ)』『(スタ)』『(スタ)』『し民(ラディ)』『愛され(ラブル)

 


 ・・・



星に愛されし民(スタラブルラディ)』!!!



 ・・・



 星に、運命を託された人々



 俺は、叫んでいた!



「お前達は、子供達に、一体、何をさせる気だ!!!」



 星は語る、



『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、『行ク』、



 行くって?


 一体、何処どこへ、行けって言うんだ?


『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、

『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、『先』、



 ・・・



 その先、



 遺跡の、



 その先!



 その先、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ