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6〜ジョブとステータス


「それで、結果はどうだったの⁇」


リクと共に帰宅した後、お父さんとお母さんがご馳走を準備してくれていたのでみんなで食べた。

そして今はみんなでお茶をしながら成人の儀の結果を話すことになった。


「えっとね、無事()()()()()()()に適性があったよ。」


私は家族にも、聖女の件はまだ内緒にしておくことに決めた。


「そっか、良かったね姉さん。ずっとなりたいって言ってたもんね。」


「そうかぁー、リナは冒険者かぁ…でも危険の多いジョブだからちょっと心配ではあるがな。」


お父さんは女の私が冒険者になったことは、やっぱり少し複雑な気持ちだったみたいだ。


「リナはしっかりしてる子だからきっと大丈夫よ。冒険者と言っても、魔物の討伐ばかりじゃなくて薬草の採取とかもあるんだから。」


「姉さんは能力はまだ詳しくは確認してないの?」


ジョブによって、また人それぞれ備わっている能力やその強さは違う。

基本的な能力は生まれ持ったものであるが、成人の儀によって初めて使えるようになる。そして能力はジョブレベルが上がるごとに新たに備わったり数値が上昇したりする。


「うん、まだだよ。まぁ能力は後でゆっくり確認するつもり。」


今ここで確認しちゃうと、聖女の能力までも話さなきゃいけなくなっちゃうしね。


ちなみに能力は《ステータス》と呟けば目の前に能力の説明みたいなものが現れるらしい。


「そっか。まぁ今日は疲れただろうし、ゆっくり休んでね。」


それから私は自室に戻ってベッドにダイブした。


「あーーー、とりあえずなんか疲れたよ…」


でも''聖女"かぁ…なんかよく分からないけど、この世に1人しか持たないジョブって言うなら何かしら大事な役割があるのかもしれない。


「まぁでもその分能力も人より多いのかな?ならラッキーくらいに思っとこ。

…よし、とりあえず確認しよ。《ステータス》」



【ステータス】

リナ 15歳 女性

ジョブ:冒険者Level1・聖女 Level1

適性武器:双剣・弓

HP:300

MP:250

攻撃力:150

防御力:350(聖女の能力発動時は5000にUP)

すばやさ:200

命中率:200

筋力:180


(能力)

魔物探知

罠発見・解除スキル

毒無効

双剣使い

弓使い

火属性攻撃魔法:《武器への炎付与》《インフェルノ》

聖属性魔法:《ヒール》《ハイヒール》《エリアヒール》《バリア》《エリアバリア》

聖女の祈り


(レベルアップ能力補正)

直接攻撃の当たりやすさ、ダメージや成功率UP

レベルアップ時のHP増加量UP

罠解除率、鑑定成功率運UP

罠などの危険回避率UP

回復魔法による回復量UP



「やっぱり…冒険者では得られない、回復魔法がある。」


正直………かなり嬉しい。


この能力を使えば、今まで治せなかった病気や怪我も治せるかもしれない。

そして冒険者として薬草を採取し、両親の手伝いも出来る。

魔物を狩るのはあんまり興味ないけどね。

しかもレベルが上がれば出来る事も増えるかもしれない。


(もしかしたら死者を蘇らせる能力とかも…)


そこまで考えて、私はブンブンと首を振った。


「それはきっとさすがに神様にしか許されないことだよね。」


命は多分、()()だからこそ尊いものだと思う。

それにいくらステータスとかあってゲームみたいな世界でも、これはゲームじゃなく現実だから…


だから与えられたジョブの中で、私に出来ることを精一杯やっていこう。



今度こそ絶対、何があっても逃げたりしない…

















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