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第1話 世界で最も危険な場所から

 初投稿です。素人なので、文法が違ったり、矛盾している箇所、誤字脱字などなどがあると思いますが、よろしくお願いいたします。

 間違いなどが御座いましたら、ご指摘いただけると幸いです。


 僕は今、この世界で最も高いと言われている山を登っている。

 今の標高はまだ300mほどで、視線を上げても山頂は雲に隠れてまだ見えない。

 日本の富士山よりも遥かに高い山だ。

 視線を戻すと、そこには大型の魔物が倒れている。

 その魔物は、オーガロード。

 頑丈な筋肉の鎧に身を包み、攻撃力は非常に高く性格は極めて凶暴で、体長3メートルを超える人型の魔物であるオーガ。

 そのオーガが進化した上位種であり、体長は6メートルを超える危険度Aランクの魔物である。

 その攻撃力は一撃で大岩を粉砕し、大地に穴を空け、その頑丈な体は並みの攻撃では傷1つ付けることは叶わない。

 もしもこれほどの魔物が街の近くに現れたのなら、騎士団が総出で命がけの戦いを繰り広げて撃退するか、十分な戦力を持たない街であったのなら、即座に街を放棄して全員逃げ出すだろう。

 そんなオーガロードが5体、胸に穴を空けて僕の目の前に倒れている。

 山を登っていたら、この6メートルの魔物が雄たけびをあげ、時速50㎞くらいでこちらに向かって走ってきた。

 明らかな殺意を持って問答無用で襲ってきたから、さくっと瞬殺した。


 僕の名前は、レオナルド=シオン=スティード。年齢は8歳。

 レシタクルス大陸にいくつも存在する国の1つ、アステリア王国の伯爵家、スティード家の次男としてこの世界に転生した。

 転生する前は地球で、神楽(かぐら)(せい)()という名前の高校生2年生だった。

 ショッピングモールで幼馴染の買い物に付き合っていた時、事故に巻き込まれて命を落としてしまった。

 普通はそのまま死んで終わりなのだが、僕は神を名乗る管理者に選ばれ、この世界で新しい人生を歩んでいくこととなった。

 転生の特典として、

 ・空間支配

 ・魔道具作成(極)

 ・成長補正(極)

 以上の3つのチートスキルを貰って。


 この世界には人族以外にも、獣人族やエルフ族にドワーフ族、魔族といった様々な種族がいて、国を造っている。

 他にも、目の前に倒れているオーガを始めとした、魔物や幻獣に神獣といった様々な生き物がいて、ステータスもある。

 文明レベルは中世のヨーロッパ程度で、RPGのような剣と魔法のファンタジー世界だった。


 で、僕がもらったチートスキルのせいで、ステータスがとんでもないことになり、それを公表したら、いろいろあった。

 その結果、僕の存在を邪魔に思ったスティード伯爵家を恨んだり妬んだりしている貴族達の策略によって、スティード領の南に広がる、この人類未踏の地、ダストレア大樹海の調査に送り込まれてしまった、というわけです。


 樹海に入った時は50名いた同行者達は、初日の夜に僕を罠に嵌め(たと思っているだけ)、置き去りにしてすぐに撤収している。

 同行したのは全員、僕がこの調査に行くよう仕向けた貴族が、僕を殺すために集めた騎士の恰好をせた冒険者たちと、その貴族の配下の本物の騎士だった。

 直接手を下さず、僕を眠らせて樹海に放置すれば、ここに住む危険度の高い魔物が勝手に襲ってくれる。

 そうなれば、ステータスが無駄に高い僕と直接戦うより、自分達に被害が出ることはない、と考えての行動らしい。

 まあ、残念ながら罠は効かなかったんだけどね。

 で、僕を置き去りにした後、森を出る前に騎士たちが冒険者を口封じに全員殺している。

 もし、僕を罠に嵌めたことがバレたら、国内屈指の戦闘集団である我がスティード家とその騎士団が黙っていないからだ。

 なので、いつ口を滑らせるか分からない、要は信用できない冒険者達はこの場でお役御免。

 態々冒険者達を雇ったのは、強力な魔物に襲われて被害がデカかったアピールの為の数合わせ要員としてだった。

 騎士の格好をさせたのも、貴族配下の騎士だけが生き残ったら不自然なので、そのカモフラージュとしてだった。

 生きて戻った騎士達は、自分達以外は魔物に襲われ死んでしまった。

 その中には僕も含まれている、という報告をするらしい。

 なぜ知っているかって?

 後をつけて見ていたら、毒を盛られてから襲われて死にかけの冒険者達に、ご丁寧に騎士が説明してくれたからです。

 もしも冒険者達が、何も知らずに巻き込まれただけだったら助けてもよかったけど、全員、僕を殺すことを知ったうえで依頼を受けていたようなので、見捨てることにしました。

 だって、絶対にろくな連中じゃないでしょ?


 あ、実はこの計画、初めから知っていました。

 知ったうえで、僕が自由に冒険をするために利用させてもらいました。

 ああ、騎士達には何もしないで放置したので、彼らは無事、樹海を出て行きましたよ。

 さて、数年後に冒険から戻った僕を見て、どう反応するのかな?

 ちょっと楽しみだったりします。

 

 家族に心配はさせたくなかったので、この計画のこと、その後の行動のことも含めて、あらかじめ伝えてあります。

 実は、ちょっとした使命を帯びているんですよ、僕。

 だから家族は渋々ながらも、この危険地帯に僕を送り出してくれました。


 ダストレア大樹海はレシタクルス大陸の中央に広がっていて、その面積は実に広大で、大陸の5分の1程を占めている。

 そしてこの樹海の中には、無数の魔物が生息している。

 かつて、完全武装の騎士団の精鋭達が調査のため踏み込み、わずか3日でその数を大幅に減らし、ボロボロの状態で逃げ帰った、という過去がある。

 他の樹海に隣接している各国も同様らしい。

 上位の冒険者達が何名も挑んだが、戻ってこれた者は少数で、その誰もが満身創痍であったとか。

 この樹海の中には、上位の魔物がウヨウヨとひしめき合っていて、中には伝説に謳われるような魔物や神獣がいるとも言われている。

 魔物達は、侵入したものには容赦なく襲いかかり、命を奪う。

 また、樹海の中は空間が歪んでいる所が多々あり、見た目以上の広さがる。

 どこまでの広さがあるか分からないが、一説には、このレシタクルス大陸と同等の面積があるのではと言われている。

 以上の理由により、この樹海は大陸で最高危険度SSSの、誰も踏み込めない地となっていた。

 それが、このダストレア樹海が未踏の地となっている理由である。


 で、僕は今、その最高危険度SSSの樹海を一人で突っ切り、その中央にある世界最高峰の山を登っている。

 この山のどこかに住んでいる、龍王に会わなければならないからだ。

 なぜか?ぶっちゃけ、よく知りません!

 じゃあ、なぜ会いに行くのか?

 女神様に行けって言われたからです。

 はい、使命ってこのことです。

 と、言うわけで、魔物を倒してレベルを上げながら、マイペースで龍王のいる山を目指しています。

 今の僕のステータスはこんな感じ


名前:レオナルド=シオン=スティード

年齢:8歳

種族:人間

職業:スティード伯爵家次男

レベル:672

HP:957,392,842/957,392,842

MP:1,274,456,855/1,274,456,855

STR:859,733,127

ⅤIT:833,542,573

INT:885,423,258

MND:874,993,612

AGL:821,258,628

DEX:848,723,777


 この下にまだまだスキルと称号があるんだけど、特にスキルがとんでない数なので、割愛します。

 このステータスが強いか弱いか?と聞かれたら、ぶっちぎりで強いです。

 かつて魔王を倒した勇者がいたんだけど、そのレベルは253だったと伝えられている。

 その倍以上ですよ。

 目の前の空間を本気で殴ると、衝撃波で目の前に巨大なクレーターができます。

 どんな物理攻撃をされても、ほぼノーダメージです。

 初級の火魔法を使うと、辺り一面が火の海になります。

 どんな強力な魔法で攻撃をされても、そよ風程度にしか感じられません。

 本気で走ると、音速を軽く超えます。

 ナイフ1本と材料さえあれば、大抵の物なら最高品質で作り出せます。

 どんだけ人外なんだろう?というレベルです。


 で、いつ女神様にそんなことを言われたかというと、5歳の時です。

 初めて行った教会で家族と神に祈りを捧げている最中に、女神様に会った。

 僕を転生させてくれた神様ではなく、この世界の女神様に。

 まあ、会ったのは教会の中ではなく、精神世界、のような場所に意識だけ移されて、そこでだったんだけど。

 そこで、いろいろな話を聞いて、その龍王に会うように言われました。

 意識が戻ると、全員がこちらを見ていた。

 何でも、祈りを捧げていると僕の体が金色に光ったからだそうです。

 これは、僕の意識が戻るまで約1分間続いていたそうです。

 で、この現象は女神教では、女神の使徒、と呼ばれる者にのみ起きるそうです。

 そういえば、女神様もそんなこと言っていたような。


 その時に教会の祈りの間にいた一同が、全員絶句していました。

 何でも女神の使徒とは、この世界における女神様の代理人、となっているからだ。

 現代日本だと、そんなことを言うと正気を疑われただろう。

 しかし、ここはファンタジーの世界。

 当然女神様への信仰は厚く、女神様の存在は信じられている。

 まあ、実際に存在しているわけだしね。

 そんな世界だから、宗教の総本山であるセレストメディエル聖教国が、特に教皇がとんでもない権力というか、世界に対して発言力を持っていたりする。

 そして、この世界に宗教は基本的にはただ1つ、女神教しかないのだ。

 新興宗教もあったりはするが、女神教の力が強すぎるため、信者が殆ど集まらずにすぐに消えてしまうらしい。

 そんな世界で、女神様の代理人の立場とはどれ程なのか?女神様の下で、教皇のより上も地位は上。

 と、言うことは・・・

 考えるのは止めることにしました。

 幸い僕が女神の使徒だと知っているのは、この場にいる僕の家族と、司祭とシスターだけとなる。

 ならば、女神様からの依頼があり、それを優先しなければならないから、依頼を達成するまでは発表は控えてほしい、とお願いしてみた。

 我がスティード家は権力に興味が無いので、あっさり了承してくれたが、女神様に仕えている司祭様とシスター達が渋った。

 それでも、その依頼を達成するまでに長い旅に出なければならないことを伝え、女神様からの依頼であることを強調し、何とか了承してもらえた。

 ただ、司祭様からは、女神の使徒が生まれたことだけは教皇に伝えたい、とのこだったので、決して名前を明かさないことを条件に許可をした。


 そして7歳になったある日、調査という名目でダストレア樹海に踏み入れた、という訳です。

 で、1人になった僕は、自由気ままに、この超危険地帯を歩き回っています。


 最初の頃は持ってきた剣や、魔法を使っていたんだけど、レベルが300を超えたあたりから普通の攻撃が大規模な自然破壊になってしまったため、仕方が無いので魔導具を作ることにしました。

 スキルの魔導具作成(極)のおかげで、すぐに欲しい性能の魔導具が完成しました。

 僕が作ったのは、使用者のSTRを1/10,000~1/100,000にする魔導剣。

 使用するMP量に応じて威力と射程が変わる魔導銃。

 普段はAGLを1/100,000にするが、一定以上のMPを流している間だけ元に戻る魔導靴。

 の3つを作った。

 剣と靴に関しては、ただの呪われたアイテムになっているが、この高すぎるステータスでは日常生活すら苦労するから、僕にはどうしても必要だったりする。

 魔導銃は、スキルの空間支配が可能な300m以内なら命中率100%の精度を誇る。

 最近面倒になってきた雑魚を散らすために作ったりした代物。

 INTが高すぎるせいで、MPを1しか使っていなくても、オーガロード程度なら1発で絶命させられるだけの威力がある。

 ああ、5体のオーガロードに穴を空けたのは、この魔導銃による攻撃です。

 ついでに、空間支配はやろうと思えばこの樹海を覆うくらいなら余裕で出来るんだけど、諸々の事情により、普段は半径300mで抑えている。

 今、僕が身に付けているのは、動きやすい服と、この3つの魔導具のみ。他の着替えや、いろいろ作った魔導具、食料(魔物の肉や木の実や果実などの樹海の幸)は全て、異空間収納に入れてある。

 オーガは筋肉の塊だから肉が固く、味も良くないので、そのまま放置しておく。

 今身に付けている装備や、空間支配、異空間収納は、使用しているだけでMPが1秒に20くらい減っていっているんだけど、スキルのMP回復(極)の効果で、使っても使ってもすぐに回復してくれる。

 効果は1秒でMPを1%回復させること。

 今の僕のMPの1%は約1274万!絶対に無くなりません!


 さて、そろそろ出発しようか。

 10日以内に龍王に会えるかな?龍王に会った後、新しい指令が出なければ、僕本来の目的に戻ろう。

 僕の目的、それは、この世界に転生している前世では力及ばず守ってあげられなかった幼馴染、高原雪乃(たかはらゆきの)を探し出し、この世界で今度こそ守る。

 そのために、僕は強くなったのだから。


本日中にもう1話投稿する予定です

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