表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/76

72話

特に無し





やっぱ有り







眠い

──千年京東門──


アキとファナは指名依頼を受けた後パーティーを組み一緒に東門に来ていた。


「大丈夫かなぁ?指名依頼なんだし一人じゃないといけないような?」

「別に……そんなことは……書いてなかったから……ダイジョブ」

「一応国主の指名なんだけど」

困ったように頬を掻きながら歩く。

「それに……遺跡の場所も大体分かる。……後この国の依頼は……面倒なものが多い」

「えーそうなの?って言うかいつここ来たの?」

「ボス討伐して……選択したら……ここに転移された。その後……案内されてって言うかんじ」

「それじゃあ特に時間に差があったわけじゃないんだ。取り敢えず出発」


アキが門を潜り抜け周りを見渡しているとファナは急に走り出した。


「え?ちょっと待って!」

「走った方が……早く着く。それに国主様は待ってる。」


えぇ。と思いながらアキもファナに追従するように走って行く。


「ファナ転職したの?」

「うん……ボスの経験値うまうま」


喋りながら走り続けていると嫌でも魔物と戦うことになるが二人とも気にした様子はなく走り抜けていく。

しかし二人が通った後には青のガラス片が舞っており魔物は居なくなっていた。


「うん?魔物の数多いね?」

「この……遭遇率は異常。さっきのクエストより多い」


そう言いながらも二人が足を止めることはない。そうしている間に一匹の魔物が二人の進行を遮るように出てくる。


「……面倒」

ファナがそう呟くと彼女の手にはいつの間にか握られていた短剣があり、それを頭目掛けて投げつける。魔物が回避行動をしようと動く先に投げナイフが飛んできており、結局頭を貫かれてガラス片になって消えていった。


「……ナイス」

「そっちも」


そんなかんじの戦闘が何回かあった後にファナが足を止める。


「……多分ここ」

「うん、合ってる。ここだよ。依頼が進行した。」


遺跡は所々が崩れており何か爆発した後のようなものが沢山残っており風が吹けば"ボロボロ"と崩れる。


「……入り口は多分これ」

「中に入ったことあるの?」

「……入ったけどすぐ行き止まりだった」

「じゃあ行こうか」


二人は警戒しながら、しかし警戒していることを悟らせないような足取りで奥へと進んでいく。


「ここ……行き止まりだった……筈なのに」

「クエスト進行で何か変わった?」

「……若しくは先に着いた……国主様が何かをやったか」


行けば分かると言うことで二人は歩いていく。通路の先には崩れかけの壁画があったり、何かの墓のようなものがたててあったり、小さな部屋があったりした。通路を歩いていると最奥にたどり着いた。そこには祭壇と祭壇の前で立っている国主シズクが居た。


「遅かったね、事情は知っているから大丈夫だよ」

「この遺跡の調査らしいですけど、何を調査するんですか?」

「これだよ。この祭壇が何か分からない。だから何か分からないかなと思ってね」

「ファナ知ってる?」

「……獣解放の祭壇」

「なに、それ?」

「……妖怪の内に眠る獣を呼び起こして……自分に投影させるための祭壇。この試練を……クリアすればどこでも……使えるようになる。」

「それって他の人が使ってたやつ?」

「……その…他の人は知らないけど……多分そうだと思う。」

国主シズクはなにかを考えるように腕を組み口を開く。

「アキ、使ってくれない?」

「危ない?」

「それは……分かんない。でも……私の時は危なくなかった。」


ファナの答えを聞いてアキは祭壇に続く階段を上る。そして祭壇の中に入っていく。


「気を付けてね」


そんな言葉を聞きながら自分の体が崩れていくように白く輝いた。


そして次に見た光景は真っ黒な空間のなかで一匹の生物がこちらをじっと見ている光景であった。そしてその生物は真っ黒な空間でありながらそれでもその体毛は黒だと分かるほどの深い深い黒色を纏っていた。


走りながら敵を倒すのって格好いいよね!



よく分かんないかもですけどよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ