59話
データが無くなってもう一度書き直した。
つらたん。
だが今日に投稿できてよかった。
『黒騎士』が剣を振り上げ──
「去らばだ！」
──振り下ろした。
剣は止まることなく聖王を斬った。
聖王は赤く輝くポリゴンの光を散らしながら倒れた。
そして『黒騎士』が聖王を斬ったことで注意が散漫になっているところに一筋の光が迸る。
「つらぬけぇぇぇぇぇ！」
それを超人的な速度で避けようとするがいきなり戻されるような感覚になり光が『黒騎士』を貫いた。
「チィ！このクソ！」
戻されるのはおかしいと思い無理な体勢で剣を振るうが少し抵抗があっただけで特に何かを傷つけることは無かった。
「ハァ……ハァ……当てられるとは……思ってなかった。」
少しふらつきながらも『黒騎士』は立ち上がり状況確認をする前に、背中から叫び声が聞こえてきた。
「背中ががら空きだぜ！バカヤロォ！」
「吹き飛べヤァ！」
ジグとグラスが2人同時に攻撃を仕掛けるが、超人的な反応で2人の攻撃を捌き逆に反撃させてしまったが、2人はこの時を待っていたかのように、剣を己の体に食い込ませるようにしてガッチリと抑えた。
「ヌゥ！ハナサヌカ！」
「「馬鹿め、生きてる限り離してやんねーかんな！」」
そしてそのようなことをしていると『黒騎士』の後ろから翡翠色が溢れた。
「覚めろ【真名解放】［レーヴァテイン］」
直後翡翠色のまばゆい光が放たれた、目を開けていられなくなるほどであった。
そして光が収まると翡翠色の剣になり剣の中心に赤い一筋の線が入っていた。何よりも剣に緑色の炎が灯り纏っていた。
「さて［レーヴァテイン］十分寝ただろ働く時間だ！」
そしてヒスイは飛び出し『黒騎士』のがら空きであった背中を斬った。
だがヒスイの行動はかなり早かった。攻略組が反応できないレベルで早かった。
そこからのヒスイの行動は左回転に移動しながら斬りつけそして、フェイントとして右回転になり攻撃を加え、そのパターンがバレると縦回転も加え立体的な行動と攻撃により確実にダメージを加えていった。
この行動のお陰でジグとグラスが回復することが出来た。そして回復が終わると同時にこの時間も終わった。
「ぐあぁぁぁぁ」
『黒騎士』と闘っていた筈のヒスイが体を斬られ赤いエフェクトを輝かせながらもなんとか生きていた。
だがヒスイの剣は普通の銀色の剣に戻っておりいつの間にか出現した大楯にヒスイは隠れ体力、HPの回復に努めた。
そして『黒騎士』が一歩を踏み出したときに異変が起こった。
「消えて♪吹き飛んじゃえ♪連続性ランダム爆発魔法♪楽しく打ち上げて♪あ♪げ♪る♪」
直後『黒騎士』のステータスをもってしても少し浮いてしまうレベルの爆発が『黒騎士』限定に攻撃された。
『黒騎士』は地面に剣を突き刺しなんとか耐えていたが無情な言葉が下される。
「ランダム爆発魔法♪とは言ったけど♪威力はどんどん上がっていくタイプだよ♪」
『黒騎士』は踏ん張ろうと力を込めるが爆発させられ高くへと打ち上げられた。
「高いたかーい♪それとね♪その爆発あなたを基点として♪発動させているから♪いつまで続くか分からない♪恐怖に絶望するといい♪よ♪」
左に行ったり、右に行ったり、上に行ったり、下に行ったりその度に起こる爆発はプレイヤーでは耐えられないレベルまで上昇されている。
──爆発して爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発そして突然切れる魔法。
『黒騎士』は顔面ダイブ。だが直ぐに体制を建て直し構えるが『黒騎士』はいきなり振り返り剣を振り払った。そこからは槍の残骸が落ちてきた。
そして『黒騎士』の顔はかつてないほどの、狂喜の表情をして槍が飛んできた方へと、ステータス任せの馬鹿力で吹き飛んで行ったという表現が正しいくらいのスピードだった。
眠くなったので一旦ねます。
そして起きたらもう１本あげますん。
データが消えたせいで書いてたところまで行けなかった。
