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57話

攻略組の様子だぞ!


作者<うぉぉぉぉぉ(「・□・)「

時間<無駄だ!<(`^´)>


時間には勝てないよ(´・ω・`)

~時は遡りアキ達が出発した後の時間~


「よし、作戦はさっき伝えた通りだ!いつも通り……とはいかんかも知れんが全力を出していくぞ!」


「はぁぁぁぁい。」


攻略組の大半がやる気が無いのはご存じの通りアキがいないから、今回は生産ギルドも参加なのに、その生産でさえやる気が無さそうなのが大半である。


「おいおい、そんな調子でどうするんだ?」


「じゃあお前はあの人が姿を見せないで攻略できるのかよ?癒しがいなくなるんだぞ?」


「ふん!お前達とは違うのだよ!お前達とは!」


そんな会話があちこちでされていて全くもって気分の乗っていない攻略の開始だった。


自分は大丈夫だと言ってたやつの全員は、自分のスキルをフルに使って自分のやる気なさを誤魔化していた。


「はぁ、あの人が居ないだけでここまで変わるのか流石は「聖王、今回我々の戦闘ができるやつもつれてきた。」だ。」


聖王はその言葉を誰にも聞かれていないことに安堵し答えた。


「む?戦闘はできるのか?邪魔されても困るぞ?」


「もとより前線に参加させる気はない。俺達の護衛をしてもらうつもりだ。」


「了解した。そちらに人員を割かなくていいのは助かる。」


「武器が壊れそう、切れ味が下がった場合はこっちに持ってきてくれ。速攻で直してみせるからな。」


(生産は守ればこちらの武器にどれだけの損傷がひどくてもここに頼めば直してくれるからな。)


それからしばらくしてようやく重い腰をあげ攻略エリアに向かっていった。


──イドウチュウ──


やる気のない攻略組でも一応は攻略組なので途中で出てきたモンスターも直ぐに倒し終わっていた。


「ん?敵!」


その言葉の直後背後から一人のメンバーの首を噛みつこうとするが、頭をずらすことでその攻撃を避け、勢いのまま飛び越えてしまい飛び込んだ先は大柄な男が待ち構えており、準備も何も出来ずに突っ込むが、1秒後には空を舞っておりそんな感動もそこそこに頭を撃ち抜かれて死んだ。


「凄い連携ですね!頭をずらして敵の攻撃を避けてその後に敵を蹴りあげて、その蹴りあげた先で弓で撃ち抜くなんて。こういうのも練習したんですか?」


「いや、してないぞ。たまたま連携っぽくなってるだけだ。」


「え、あそこ迄の連携がたまたまってことですか?良くできますね。そんなこと。そういうのって何かコツみたいなのあるんですか?」


「無い。勘。」


「あ。敵!」


今度は木の上から攻撃を仕掛けるものの弓で体を撃ち抜かれ、大剣に真っ二つにされてポリゴンとなり消えた。


「……もう何も言わないです。」


その後も敵を発見する度に敵を回避出来ないように空に打ち上げたり、押し潰したり、拘束したりとほぼノーダメージで、敵を効率よく倒していくのをみた生産ギルド達は、『これ私達いるの?』という疑問を持つが攻略組のいまいちやる気のない雰囲気に負けて、そんな疑問を言い出せないでいた。


~ボスエリア前~


攻略組達の武器防具等の諸々の点検を終え休憩中


「あー、そういえばフレンドが何か極秘写真ゲットとか言って何か送ってきたな。」


「お?何だ見せてくれよ。」


「私もみたーい。」


「任せろ!えっとどれどれ?……うぉい!」


急に叫ぶプレイヤーにぞろぞろと集まってくる周りの者達。


「なんだった?」


「フフフ、フゥハハハハハ、あいつ許せんなぁ。」


その男の顔は怒り狂っておりボス前じゃなかったらそのままフレンドのことをPK(プレイヤーキル)していたに違いない。


「結局なんだったの?」


「そのフレンドがな?クエストを受けたらしくて、そのクエストを一緒にお狐様が受けてたらしいのよ。それで一緒にやるってことで微笑みと握手をしてもらったらしい。それも握手してもらうときのSS(スクリーンショット)付きだった。」


「おいおい。こんな時に冗談はやめくれよ。友達だろ?」


そう言って、話しているやつの肩を持つがその力がおかしかった。”グググッ”とかなり力が込められているようだった。


「あー凄く痛い。これは現実だったのか。」


「場所は特定してあるんだろ?」


「もちろんだ。」


「で?これからボス戦な訳だ。」


「俺達がやることは?」


「犯人の抹殺?」


「バカいえ俺達は仮にも攻略組だぞ?ボス速攻で殺して直行だろ?」


「王都は?」


「君はお狐様の純情を弄んだ者の抹殺か王都どっちが大切か分かるだろ?それに王都なんか1人に行かせれば転移で済む話だろ?」


「よし答えは出たな!全員気合いをいれよ!開幕全力攻撃の準備はいいな!支援部隊バフの準備は万全だな?」


「「「「オオオオオオ!!!」」」」


”パンッ”手を叩く音が聞こえる。


「諸君がやる気を出してくれて良かったがしかし作戦は守ってもらうぞ。」


「安心してくれ聖王。総攻撃の場面の話だ。ただその時はホントに全力でやるからな?」


「ああ、やってくれ。では討伐を開始する!」


そしてボスエリアに入るとそこは森を切り開き平坦なフィールドが出来ていた。


「ふむ!ようやく来たか!待ちわびたぞ!」


その声は反響しているようにフィールド全体から聞こえる。そしてフィールドの中央が爆発して、高笑いをしながら3から4m程の黒い鎧を纏い、背中に3m程の剣を下げたボス『黒騎士』が出現した。


「ククク、ハハハ、アァハハハハハハここに入ってくる前に我を速攻で殺すと言ったな。そう簡単に殺せると思うなよ?」


そう言った『黒騎士』の言葉通り『黒騎士』のレベルは77という驚異的な数字だった。そして言葉を放ちながら段々と威圧が増していき、状態異常の文字が出ていないのに、状態異常にかかってしまったのではないかという位までになった。


「ふん!この程度で震えているのに我を殺すなど何かの冗談か。」


「お前も見くびり過ぎじゃないか?」


そう言ったのは聖王だった。


「ほぅ何かそいつらが演技をしているとでも?」


「まぁ答えはこいつを食らってからにしてくれ!」


その言葉の直後聖王は横にジャンプし自分の後ろで攻撃の機会を待っていたタケが槍を構えていた。


「さぁやれ!それが開戦の合図だ!」


タケは頷いた。


「【スキルリンク】《踏み込み》《身体強化》《腕力強化》《精密》《投槍》死ね!」


そして槍がタケの手を離れる瞬間槍が一瞬輝きその一瞬をタケは見逃さなかった。


「【アーツリンク】[グングニル]貫け!」


《踏み込み》による足の強化、《身体強化》による全身の強化、《腕力強化》による腕の強化、《精密》による狙った所に当てると1.2倍のダメージ上昇、《投槍》によるダメージ。


それに加えて[グングニル]のジャストタイミングによる1.2倍のダメージ上昇。


タケの足は地面を砕き投げるときに全体重をのせることによって地面はより砕け、タケの持っていた対ボス用の投げ槍、ミスリル槍の素の攻撃力、そしてバフによる速さその槍は光の如く速く『黒騎士』の体を貫かんとしていた。


「いっけぇぇぇぇ!」


『黒騎士』の顔は兜によって見えないが唯一見える赤色の目、それがさっきまでは丸だったのに今は目を細め、嗤っているかのような目だった。

めちゃ遅いけどこれからもよろしくお願いします。


時間には!\(・ω・\)勝てない!(/・ω・)/


顔文字知らずに使ってるけど合ってないね。多分

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