54話
感想にてレイドボスの経験値がどうなっているのかという指摘を受けたので説明いたします。
このFLOでは指揮部門、攻撃部門、防御部門、回復部門等があります。その中で自分はどこなのかを事前に登録しておきます。(登録はステータス画面にあるので簡単です。)登録しておいた部門で一番活躍した(例えば、攻撃部門ならどれだけ攻撃を与えられたかになります。)プレイヤー順に経験値が割り振られています。
指摘してくださった読者様ありがとうございます。(名前出していいのかわからないので)
前回の話聞いてくださった読者様ありがとうございます。
おばば様に呼び出される日
今回のクエストは調査系ですが経験値が”うまうま”なので一番を目指します。
ドアを開け店に入ると、いつもはそんなに客がいないのに今日は20人位の妖怪種、獣人種がいました。
「よし、揃ったようだね。今回はかなり急ぎのクエストじゃ。今他の街の専門店も同じように急ぎのクエストを出しておる頃だろう。」
「こんなこと話している場合じゃないがまあいいか。お主達に集まってもらったのは迷子探しじゃ。」
おばば様がそう言うと”ざわざわ”となりはじめましたが、”パン”と手を叩く音が聞こえ一瞬で”ざわざわ”したのが止みました。
「話は後にせい。話を聞いてから決めよ!まず言っておくことは全部の種族の王族の息子、娘が行方不明に一斉になった。」
「王族の家族達は最初は自分達で探そうと必死になっておったが、森の突然の大爆発、海に突然新たな島が浮き出てきて、その島に行こうと思っても巨大な魚影を見つけ撤退した。」
森の大爆発の所で私を見てきたけどばれていたんですね。
「これらの事件は全てお主達か神のせいであろう。それによって人間種の過激派が動き出したのじゃ。」
「人間以外の種族は各種族に戦争を仕掛けようとしておる。」
「人間種はどうなんですか?」
「人間種の過激派は人間以外の種族のお主達を捕まえ奴隷に落とし、強制的に情報を吐かせるようじゃ。」
あっ!これ不味い。今丁度王都攻略ボス討伐戦が始まったところだ!それにここをクリアしたら王都に行くしかなくなっちゃう。
「気付いたやつもおるだろう。これはタイムリミットがわからない本当に時間との勝負じゃ。心してかかれよ。」
「他の専門店も全力で捜査しておるが全く見つからん。だからお主達に協力してもらおうと思った訳じゃ。」
「クエスト名は~そうじゃ!【迷子の迷子の迷子ちゃん】じゃ!」
『ブフゥ!』
「くぅ、笑ってないではよぉ行け!」
そこで全員外に出ようとしたときにおばば様が言いました。
「そうそう、お主らここにいるのは各専門店の代表者が選んだもの達じゃ。示しはつけておかんとなぁ。」
はい、意地悪言ってきました。
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クエスト
【迷子の迷子の迷子ちゃん】
迷子の各種族の要人を探せ!
推奨レベル55以上
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さて、これからどうしましょうか?
「一緒に探すよりも手分けして探そうか。」
「それなら種族で分けるか?」
「いや、半分半分でパーティーに入れて分けよう。」
勝手に話が進んでいますがまだおばば様の話聞けるんですけど。まぁ私だけでも聞いておきましょうか。
「で、おばば様どこが戦争をしようとしていてどこが戦争をしないのかな?」
「うむ、確証は得られておらんが人間種VS魔人種、エルフ種VSドワーフ種、獣人種VS妖怪・妖精・精霊同盟じゃ。」
「何で同盟組めたの?」
「そんなもんその三つの種は元々数がおらんのじゃ。だから対抗するために同盟を組んだんじゃ。」
そうなるとここのお店妖怪と獣人だから潰れそうな気がするんですけど。
「あ~つぶれんから安心せい。各地にある専門店は国に意見出来るぐらい造作もないからの。」
ナチュラルに心を読むなんて。それに加えて権力ありすぎですね。
「ほれ、はよいかんとおいていかれるぞ。」
「いや、多分大丈夫だと思いますよ?それじゃ行ってきます。」
「気を付けよ。」
ふむ、これがデレ?ですかね。
「獣人の要人が最後に見つかったのはこの辺だから俺達はこの辺を探しておく。」
「わかった。妖怪の要人はあの山を越えたところって行商人が言ってたから見つかったら連絡しよう。」
それからしばらく歩き山を越え見えたものは、一面森で探すのがめんどくさいとかそんなレベルではない光景でした。
「よし、ここから班を分ける。また半々に別れよう。」
「それじゃ各自散開。」
それではタイムアタック迷子探し開始です!
Twitter始めました。
Twitter/ruquna_0801で検索すれば出ると思います。
更新通知等を呟くかも知れません。殆ど使い方わかんないんですけどね。
圧倒的会話率!




