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53話

どうもです。何か長くなった気はしますが気のせいでしょう。


今回ちょっと視点変更あります。


私は少女を驚かせたかったので《調合》のスキルを取り、調合セットも買って少し離れたところに廃村があったのでそこに行き秘密の練習をしようと思いました。


そこにはベッドもあり一応のセーブポイントとして機能してました。倉庫っぽいところには沢山のアイテムやお金それに大事なアイテムっぽいものもあり、一番奥には妖力を纏った弓が飾ってあったのでもらっておきました。


その時に所持者固定されたので誰にも渡すことができなくなってしまいました。特に不都合もないのでよかったですが。




─アキが調合のスキルを取ったとき実際は戦人の効果でヤバいですよ。みたいなことが警告として出ていたのですが、ゲームとかでよくありがちな丸ボタンやAボタンを連打して、大事な話を聞きとばすみたいなことありませんか?それがアキがやったことです。─



私はまず一番簡単なプチHPポーションを作ろうと思い薬草と水を用意しました。


警告

このままだと危険です。やめた方がいいです。


そんなことはやってみないとわからないです!


「ふぅ~、よし、《調合》」


アキが調合と言った瞬間アキの周り1mが爆発しました。


「ゲホッ!ゲホッ!何で爆発したんでしょう?」


一応の防御力があって助かりました。なければ即死でした。


それからも私は長郷を試しますが全くもって成功せずそれどころか、爆発の範囲がどんどん大きくなっていきました。


なので死んでしまうことがありましたが諦めずに挑戦した結果とんでもないことになりました。


ーーーーーーーーー


場面は変わりある団体の一人の視点


「リーダー、今日は結構稼げましたね。」


「あぁ、あいつら対策するのが防具を買うぐらいしかしないから金がどんどんたまっていくぜ。」


俺たちは一仕事終え自分達の拠点に戻っている最中だった。


「なぁ、お前たち俺のスキルを知ってるだろ?」


「はい、知ってますね。確か《盗賊の勘》《苦労の勘》でしたよね?」


「そうだ。そのどちらのスキルもビンビンに反応してやがるんだ。それも俺たちの拠点からな。こんなに大きな反応は見たことがねぇ。いい稼ぎになりそうだぜ!」


「でも《苦労の勘》もあるんですよね?」


「アホ!苦労してもそれぐらいの価値があるってことだろ。」


そう、今までもこの勘に頼って生きてきた。そのお陰でかなりの団体になって国に注目されてるが、今までのなかでもダントツで大きい反応なんだ。必ずものにしてみせる。


この時この男にはある1つのスキルが発現した。


《 死の予兆 》


この時の反応は大きかったのだがそれよりも付き合いの長いスキルを優先してしまったのでこの新たな反応に気付かなかった。


俺達が拠点に帰ると拠点はかなり穴だらけだった。それもどんどん大きくなっていた。俺達が帰ってきても爆発音がしており、爆発地点に行くとかなりの大穴になっていた。


「リ、リーダーこれ不味くないですか?」


こいつの言うとおりだこれはかなり不味い。そこら中から薬品の臭いが漂ってきて、相手の臭いが全くわからなくなってやがる。


「安心しろ!多分ターゲットはまたここに来るはずだ。まだ少しだけ地面が平らな所があるからな。各自散開してここを中心に相手を囲むんだ。」


『了解!』


「かかった獲物は大きい。逃すなよ!」


それから俺達はいつもの仕事のように偵察班に位置を確認して貰いながら確実に囲んでいった。


そしてターゲットを目視した時にようやく俺は新たな反応に気付いた。


──かなりの獲物だ。絶対に逃がさない。


ターゲットは頭に垂れている耳をつけ黒く艶やかな髪が風に添うように流れ、そこから下に目を向けると九本の尻尾がゆらゆらと揺れており、少し顔を動かして見えたのは白い肌に目が濃いのに透き通るような紫色の目で、こちらを見透かしているような感覚になる。


「やっぱり素材がいけないんでしょうね。私の種族のレベルとありすぎるせいでうまくいかないのでしょう。私が持つ結構レアな素材でもっと難しいものをやりましょう。全部爆発なんておかしいと思っていたんですよ。」


声も凛としながらも聞いていて心地よくなるような声だった。


少し不穏な言葉が聞こえたがここまで来て後戻りなんか出来るかよ。


俺は全員に次に隙を見せたときに仕掛けるという合図を出して待機した。


そこからは簡単だった。


ターゲットが隙を見せた瞬間、一番速度に自信があるやつがソッコーで足払いをかけ倒し、両腕両足を他のやつで押さえ込もうとするもあり得ない体勢から体を捻り着地するが、そこは落とし穴で落ちていき後は上から【拘束のロープ】を垂らし拘束完了。
















そうなる筈だった。





俺が最後に見た光景は空は紫色に変色し視界は赤一色となり、ターゲットがいた場所は光輝き、建物は崩れ地面につく前に消滅し太陽の色が完全に消滅し一切光が届いていなかった。



視点終了

ーーーーーーーーー


アキ視点に戻りまーす



私はずっと失敗してました。あれから何度も何度も失敗しました。掲示板で調合は失敗しやすい。というのを見てから皆もこんな風になっているんだと思いながらも爆発範囲はついに10mになりました。


私はリスポーンしてから思いました。私のレベルが高くアイテムがついてこれないのではないかと。


そこで私は【エリクサー】の完全下位互換の《調合》で作れる一番難しい【エリシー】を作ることにしました。


私の持つレアな【聖域の清水】【魔香水】【星草】【臨草】を合わせ作ることにしました。


私はそこで異変に気付くべきだったのでしょう。


何度目かわからない警告文

警告

マジやめてください。お願いします。って言っても聞いてくれないのわかってるんでどうぞ~。【プチHPポーション】くらいならなんとかなりますからね。


えっ!待ってください。【エリシー】はマジだめです。いけないそれはやっちゃいけないです。


まってー、OKボタン押さないで!


うえへぇ。押しちゃったよ。あ~終わった~。マジどうしよ。


そこからは調合セットからマグマのようにグツグツとしたものがだらだらと流れ、空は紫になり、私の尻尾が逆立っており、周りを見てみると空まで青色の煙が立ち上がっており、視界は赤一色になってしまい、調合セットがあった場所から光が溢れ爆発しました。そこで私の視界は暗転しました。


アキが死んだ後爆発範囲はかなりの広範囲になり1km以上にもなりその中にいたモンスターは全滅。経験値はアキのものになった。幸い他の街や村とは距離があった為人的被害は無かった。(あの団体や他のにたような団体は知らぬ)


爆発の後はずっとマグマのようなものがあふれでており、観光名所として有名になったが、ある日ドラゴンがその場所に飛び込んだ際、一瞬にして蒸発したので誰も飛び込もうとは思わなくなった。見るだけ、触ったら死ぬ。という観光名所。


それ以降もドラゴンはたまにやって、来て力試しなのかなんなのかわからないが、飛び込んで生きていたものはいない。


まぁこの原因を作り出した張本人は「おっ?また急に経験値が増えた。……あ、この料理美味しい。これ誰かにつくってあげようかな?」等と全く気にしていない模様。あれ以降一切調合はやっていない。


なーんて事を考えていたアキです。ちょっとステータス画面見て思い出したのでこんなことを思った次第です。


私は誰に言ってるんだろ?まあいいです。


謎クエスト、攻略開始です!



説明してもらって無いですけどね。

どうもです。おまけで終わってしまった。謎クエストはまた次回です。


ちょっと捕捉

アキはあの後運営にー【称号】世界の破壊者ーというのをつけられましたが、アキは料理を配っていたりした為、住人達からの好感度が高かったので世界の破壊者の称号が消え新たな称号が増えそうです。


これからも気まぐれ更新ですがよろしくお願いします。

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