48話
今回よくわからないかもしれませんが頑張って理解してくれると嬉しいです。m(__)m
イベントが終わり、色々なことがあった数日後。
─現実世界─
「秋菜~早く起きなさい!今日出校日でしょ!」
出校日?……忘れてた。
んーお布団から出たくないなぁ。
出るしか無いか~。
「んっ……ふぁー。」
今日は宿題のチェックがあるから宿題を鞄に入れて、後は制服を準備して、よしオッケー。
私が準備して自分の部屋から出てリビングに行くと兄と姉が出発していて、妹は目を瞑りながらパンを”むしゃむしゃ”してました。
「おはよー。」
「ん?おねーひゃんおはーょ~。……すぅ……すぅ」
「寝たら遅刻するよ。」
「ねてにゃい、ねてにゃい。」
私も自分の分の朝食を食べながら朝のニュース何かを見ていると、あ~朝だなぁ。って感じながらも朝食を食べた。
それから色々と準備をしていたらインターホンが凄く鳴ってくる。うるさい。
私はめんどくさくなりながらも扉を開けると、武が有名人にサインを全力でおねだりしている人みたいに宿題を持っていた。
「お願いします。写させてください!」
私は扉を閉めた。
「待って!いやマジで!担任めちゃコエーから!」
「だから、言っておいたでしょ。宿題頑張ってねって。」
「とか言っちゃって~ほんとは見せてくれるんでしょ?」
私は制服を着て鞄を持ち
「いってきます。」
と一言。
「「「行ってらっしゃい。」」」
家族にも構わなくて大丈夫と言われた気がしたので学校に行こうとすると
「待って!何でも好きなもの買ってあげるから。宿題写させて!」
「いや。」
もの釣りとかサイテー。
私はすたすたと通学路を歩いていく。
そんな時も武は”宿題、宿題”と言ってくるから、信号がちょうど赤になるタイミングで走りだし、ギリギリで滑り込みセーフ。
それなのに武は運動部だったから私が突然走り出しても余裕でついてきていました。
私が息切れをおこしながらも歩いていると、誰かに向けて声をかけている男の人がいました。
私には関係ないので”すたすた”と歩き去っていくと、男の人が少し声を荒げながら声をかけていました。
全く、早く気づいてあげればいいのに。声をかけられている人は一体何をしているんでしょう?
それ以降も聞こえてくる声に早く気付いてくれるといいですね。と思いながら学校まで直線の道─桜並木みたいなやつの夏バージョン─を歩いて行くと、いつの間にか声をかけていた男の人の声が聞こえなかったので、相手の人ようやく気づいてくれたんだと思いながらも学校までの道を歩いていきました。
その間もずっと宿題、宿題って言ってきたのでかなりめんどくさかったです。
教室についてから学校用のスマホを取り出し宿題をスマホの中に入れて先生宛に提出して後は家から持ってきた本を読みながら朝のホームルームまで時間を潰していました。
「ねぇねぇ秋菜ちゃん。」
「?」
「あのね、武くんが秋菜ちゃんのこと捨てられた子犬みたいに見てるけど大丈夫なの?」
「大丈夫……だと…思う。」
「そっか、じゃあ大丈夫なんだね。」
ふぅ、VRみたいには喋れないなぁ。もっと皆と話してみたいけど上手く喋れないし。
本を読んでいると気になる話が聞こえてきました。
「ねぇ、そーいえば明後日FLOのボス攻略じゃん。」
「そーだね。NPCの人から聞く感じだと人類種の王都みたい。」
「やっぱり聖王騎士団のところが今回も攻略するのかな?」
「あそこはかなり大きいギルドだから可能性は高いけど。」
「それに生産研究組合の支援もあるらしいし。」
「それじゃあ今回も勝ちだね。」
ふーん、今回生産も支援してくるんだ。なら私気になるクエストあったしそっちやろ。
そんな感じで”がやがや”していた教室でしたが、先生が入って来た瞬間に全員直ぐに席につきました。
先生は色々な説明をした後宿題を回収し1分後に前に出した人、さっき出した人に宿題を返しました。
「宿題を出さなかった四人後で職員室に来い。特別授業だ。」
「それと、今のホームルームの時間にスマホを使ってたやつ減点が入る。そんなに使いたいならバレないようにやるんだな。」
「これにてホームルームを終える。」
先生が退出した後教室はうるさくなった。
「ねぇねぇどうだった?」
「俺はばれちまった。」「俺も」「私も」「俺も」
「私はばれなかったよ!」
「おぉ!」
この学校では生徒一人一人にスマホが支給される。そのスマホを使うとアニメによくある、ホログラムの画面が出て来てそれで授業を受けられる。宿題の提出も支給されるテキストは学校用と連動しており、テキストをスキャンすると全てスマホに入れられます。
カンニング防止のためなのか文房具何かは全部学校指定だけど、様々な種類があるので苦情が少ないらしい。それに欲しいものがあったら校長先生宛に要求すれば会議にて案が提出されるのでそこで公平に審議される。その会議の映像は学校用のスマホの会議アプリで見れます。
そして皆が言っていたやつは教室に監視カメラが二台セットされており、それによって漫画やゲームスマホ等をやっていると、その人の学校用のスマホに成績の減点が告げられる。最初は皆緊張してやれてなかったけど、ある一人がやっていてもばれなかった事を皮切りに皆がやりだした。皆はそれを『スリルゲーム』と言っているらしいです。
学校指定のやつは他人には内容が見えないが教えることが出来ないという、デメリットもあるけれどその時はスマホのホログラムを利用して、教えることが出来るアプリがあるので、それによって生徒が頻繁に誰かに喋りかけるようになりコミュニケーション能力が上昇したらしいです。
そんなこんなで学校は終わり帰宅しました。
そうそう、武他三名は職員室から帰ってきたとき死んだ魚の目をしておりふらふらだったが先生はいきいきとしていました。子供が新しいおもちゃを見つけたような感じでした。
帰宅途中に朝も声をかけていた人がまだ声をかけていたので相手の人はどれだけ分かってないんだろう?全くいい加減気づいてあげないとかわいそうです。
最終的に作者は”科学ってスゲー!”って事にしました。文才がなく皆様に伝わらない事を悔やんでおります。これからも精進していくのでこれからも見てくれると嬉しいです。
覚えている人は覚えているかもしれない現実の秋菜の喋りです。だいたい作者もこんな感じになってしまう。 顔見知りでも。




