45話
今回は表現を頑張ってみました。
そして週2回目の投稿です。
う~ん、あの赤色のオーラは今までのボス同様、攻撃力アップの防御力の低下なんだけど、攻撃方法が変わっているしなぁ。どう援護しようか?
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「聖王!攻撃方法がわかったぞ!」
「1:急上昇からの急降下で地面に激突する技。それと地面に着地時衝撃波を出すから注意。」
「2:急降下してから地面すれすれで超低空飛行による体当たり。多分相手のスキルで急降下の時のエネルギーと急停止の時のエネルギーを合わせたのが、体当たりの攻撃力になってると思う。」
「3:炎か風の魔法を翼に付与してそれを上空から斬撃みたいに飛ばしてくる攻撃。」
「今のところはこれくらいの攻撃方法しかない。それと2-3-1の順番で攻撃が来る。」
この攻撃方法だと銃がいるのは3番。だけどまだ3割しか削ってないから魔力の消費は抑えないときついはず。
魔法部隊に爆発魔法で低空の時に落としてスタンを取れる斧、ハンマー系の武器を持つプレイヤーに顔を叩いてもらうか。
1番は回避が最優先だな。
─聖王指示通達─
「3番だ!」
「了解。狙い撃ってやるぜ!…………よっしゃ打ち落とし……た……ぜ。」
「次!銃を構えて待機。こいつは瞑想させてMPの回復を急がせろ!」
う~む、壁部隊が減ってきていることもあって近接部隊の被害が多いな。
魔法部隊もMP管理が辛くなってきているしな。
さてどうするか。長期戦になることは絶対だが回復がそんなに追い付く訳もないし。
そう考えている聖王の目線は空を飛んでいる1匹の鷲に注目していた。
いつ出てきてくれるのやら。早く出てきてくれないと負けそうなんだけどなぁ。
そう考えつつも、聖王も大鷲に攻撃を仕掛けていた。
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あー、あの大鷲まじかっけぇわ。あいつほしぃなぁ。
というかあいつ全然攻撃当てさせてくれないんだけど。
さっきの聖王の話だと1番は攻撃ダメらしいけどやるだけやってみてもいいよね?
「1番の攻撃だ!」
「「「回避ー!!」」」
「おい!タケにげろ!」
やなこった。べぇ~だ。それにもう逃げても遅くないか?エンチャントもかけおわって突撃を開始してるのに。
「さてやってみますか!【スキルリンク】《踏み込み》《腕力強化》《投槍》くらえ!アーツ[グングニル]いっけぇぇぇぇぇぇ!!!」
タケの放った槍はスキルリンクの効果もアーツも全部上乗せされ”ビュン”という音の後にけして小さくはない衝撃がプレイヤーを襲うがその後の光景に全員釘付けになってしまった。
何故ならその槍が大鷲を包んでいた風のエンチャントを貫き頭を貫いたから。
ではなく。
槍が頭を貫いたと同時に頭を蹴り飛ばした存在がいたからです。
「うんうん、蹴りの威力は中々あるようですね。風のエンチャントも偶然消えましたし。」
その存在は今もなお落下中なのにも関わらず透き通るような声で全員の耳にそんな呟きが聞こえた。
その存在は九尾のアキだった。
それから直ぐ後に鷲がアキを背中に担いでまた上に上っていったが自分達の陣地から犬が1匹いなくなった事に誰も気づかない。
鷲が飛び上がった後に”ズドーン”と音がなりようやくプレイヤー達は我にかえり攻撃をしていきまた3割削ったところでボスの周りから衝撃波が出され今度は青いオーラを纏った大鷲が現れた。
それから直ぐ後に繰り出された大鷲の蹴りに誰も反応出来ずに一人のプレイヤーがポリゴンとなって消えた。
「「タケ!!!」」
そして今度は攻撃が下がり、防御が上がった大鷲戦。
このときのプレイヤーは残り5割。
大鷲のHPは残り4割。
時間にして一時間を少し過ぎた位である。
イベント長すぎるかなぁ。多分後2回か1回で大鷲戦終わります。その後多分1話イベントの話入れて現実の話に入るようになると思います。
気まぐれですがこれからもよろしくお願いします。
 




