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42話

今回は多分ほのぼの。


ちょっと過激な表現があるかもです。


楽しんでいってください。

私が皆のところに行くと何故かお互いがお互いを睨みあっていた。


「何で睨みあってるの?」


「それはもちろん、誰が一番最初に(アキに)料理を作って貰うか決めているんだよ。」


「そうだ、さっきの戦闘で死んでいった仲間達の為にも俺達はなんとしても(アキの)料理を食わねば。」


「私の料理をそんなに食べたいんだ。何か嬉しいな♪」


アキは恥ずかしそうに少し顔を赤くしながらも嬉しそうに笑っていた。


「これは……なんというか……くるな。」


「結構きますね。」



「ん?何でこんな空気悪いわけ?」


ここに話を聞いていない(タケ)が現れる。


「そういえばそうと、アキ~これで料理作ってくれ~。」


「ん~?い~よ。じゃあこっちに渡して。」


「ほいほーい。……送ったぞ~。」


「おっ!きたきた。ん~やっぱりひき肉かぁ。ハンバーグかなぁ。」


「おっ!マジ?ハンバーグ!やったぜ!」


「今回はお手柄だったぞ。」


そう言ってタケの肩に手を置いたのはヒスイだった。


「ん?何が?」


「何でもない。」


んじゃあ料理しますか。料理セット・上級を準備してあとは調理用具を尻尾で持って、始めようか!


──狐少女料理中──


「なぁ、今って声かけてもいいと思うか?」


「は?お前あの後ろ姿から分かるようにあそこに行ったら瞬殺だぞ?」


「そんな事無いでしょ。」


「はぁ、まず近づくだろ?」


「うん」


「料理の邪魔させないために他のプレイヤーに邪魔されるだろ?」


「うん」


「まぁ、有り得ないことだがたどり着くだろ?」


「うん」


「尻尾がかなりのスピードで動いてるだろ?近づくじゃん?最初に声かける前に尻尾が持ってる包丁で刺される。次に残りの調理用具で斬りつけられまくるわけよ。で、今イベントで制限されてるから防御力が紙な俺らが行くとあっという間に料理が完成するわけよ。」


「ん?」


「『邪魔者の末路風サイコロステーキ─赤きソースを添えて─』みたいになるぞ。それでも行くなら俺は止めねぇ。」


「止めるわ。料理食べてないのに死ぬとか嫌だよ。」




──狐少女料理しゅーりょー──



「沢山送られてきたから色々作ってみたよ。ハンバーグにつくね、餃子にシュウマイ沢山作れたから食べてね。」


『おっしゃあ!』


『いただきます!』


「山菜で作ったサラダもあるから食べてみて。」


『はーい。』


「デザートも食後にあるから期待してい~よ。」


『やったね♪』


─これ美味しーね♪─


─この大きいのもーらい─


─餃子もシュウマイも種類沢山─


「ドリンクって何が作れるかな?」


「これ……使う?」


「ファナ?これは……うん、ありがとう、助かるよ。」


ファナは獣人種の猫族でその耳がピコピコと動いているので撫でて欲しいのかな?


ナデナデ


少しびっくりした様子だったけどだんだんリラックスしたようになっていった。かわいい。


「中々の撫でテクだった……ありがと。」


「ありがとう。」


さてファナにもらったこれを使ってドリンク作りますか。


水筒から水を出して、このファナからもらったのを入れて、何かバーで振るやつに移し変えて。


シェイクシェイク


─シャカシャカ─


はいしゅーりょー。


しゅわしゅわのドリンクや、お酒ぽいドリンク等多種にわたるドリンクが作れました~。


まぁ、ファナが見つけてくれた『ドリンクの蜜』が無かったら自分で作らないといけなかったから感謝感謝。


─何か残り少なくなってる!?─


─まじか!─


─ウオー肉ぅ─


「はーい、デザートとドリンクの追加だよー。」


『やったぁ!』


─うわぁ、これ美味しい─


─こっちも美味しいよ─


─このドリンク、スイーツとすごくあうよ─


─こっちも渋みがあって中々─



「うんうん、喜んでくれてるようでよかったよ。」


『あるじさま~あるじさまのは?』


「ん?ちゃんと自分で持ってるよ。それにしても宴会みたいになってるなぁ。」


『おー、魔法を空に撃ってるよ。』


「そーだねー、きれいだね。」


色とりどりの爆発系魔法が空に色をつけてるみたいだなぁ。


「いつの間にか夜になってるから中々映えるね。」


楽団の子達がいないからいまいち盛り上がりに欠けそうなんだよね。


「わぁ~キレ~。」


「あ!アキさん居ますよ。」


「探したよー」


フフフ、すごくいいタイミングだね。噂をすればなんとやらで楽団の子達が来てくれた。




「皆~楽団の子達が到着したらしいからステージがあるらしいよ。」


「おぉ、始まったぞ!」


私達の楽団は《舞踏会》スキルを必ず持っているのでどんどん盛り上がっていきそのときには皆魔法を空に撃ちながらこちらを見ていて、少し面白かった。


イベントは段々と終わりに近づいてるけどこれからもこういう楽しいイベントがあるといいなぁ。


ドリンクの蜜は木の枝に向かって採取スキルを使うと低確率で取れるアイテムです。


こういうキャラがいるといいなどありましたら感想で言ってくれると嬉しいです。

直ぐに反映出来るわけではありませんが。


これからもこの気まぐれですがよろしくお願いします。




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