32話
会話ばっかりです。
読んでくれて嬉しいです。
視点変更ぽいもの多数。
ーイベント開始まで30分に迫った頃ー
「おい!攻略組が来たぞ!」
「まじか!おぉ何か装備全然ちげぇー」
「あと、オーラっぽいものもあるよね」
「何かわかるよ。その感じ」
「あぁ、俺も攻略組入りてぇなぁ~」
「んじゃ、お前アーツと魔法のコンボ決めてれるようにしてMP、HP管理ちゃんとやったら入れるんじゃね?」
「無理かもしれんね。」
「まぁ、ソロ枠攻略組にあるらしいし入れるんじゃね?」
「それにソロ枠の1つにお狐様いるらしいしな!」
「なぁっ!おいそれまじか!」
「あぁ、マジもマジだ。プレイヤースキルも上手くて舞いも踊ってくれて、それでいてあのもふもふだぞ。」
「ちょっと俺コンボ決めてくるわ。」
「あたし何か魔法思い付きそうだわ。」
それから攻略組のことじゃなくずっとお狐様について20分話していたという。
うぅ、絶対私のことだよね。はずかしぃなぁ。
「おーいアキ~。」
なぁ!どうしてここで呼んじゃうの!?
[スキルリンク]《隠蔽》《気配遮断》
「あるぇ?ここにいたはずなんだけどなぁ。」
絶対に許さないから。もう夏休みの宿題手伝ったり見せたりしてやるもんか。
”ビクゥ”
(ヤバい、何か知らんがヤバいぞ。すごく嫌な予感が止まらない。ちょっと待て、今は何だ、…イベント前だ。…いや違う。根本的なところだ。…ゲームだ。これも違う。…夏休みか!だけどそれが何だ?…………学………校……か?……いやわかったぞ!まずい状況があと一歩踏み出したら深淵に突き落とされるぐらいやばくなったのがわかった!土下座か?土下座がいるのか!今年も!)
ふふっ、私の目の前でこんな百面相しなくてもいいのに。あ~何かもっと困ってる姿見たくなったかも。
そしてそんな状況を見ているアキの家族とタケのパーティーはというと。
「あいつバカだな。」
「バカだね。」
「あれはないよね。」
さんざんな言われようである。
「何で木に向かって壁ドン?木ドン?してんの?お姉ちゃん木の後ろから”チラッ”と見てるの気づかないのかなぁ。それに多分お姉ちゃんSが入りそう。呼んじゃうか!」
「《プレイヤー召喚魔方陣》セット
《プレイヤー》選択
《アキ》召喚」
”ピカッ”
っと光った後にアキが”ちょこん”と立っていた。
「ふぇ?」
そんなかわいい声を出して。
えっ?何で私呼ばれたの?私の性格知らないわけないよね?あれ?……考えても仕方ないから聞くかな。
「ねぇ、何で私呼んだの?」
「お姉ちゃん、いじるの楽しくなってたでしょ。」
「そうだけど?」
うん、実際に楽しかった。笑顔になったり、悲しくなってたり、無表情になったりとても楽しかった。
「いや、いじるのはいいんだよ。ただね家の前で土下座で『宿題見せてください』ってなるのは去年でこりごりなんだよ。」
「いや、でもね人って『お待たせしましたぁ!今から半月サバイバルイベントを始めるぞぉ!!』やっぱ何でもない。」
『ルールは簡単だぞぉ。たった12日を持っているアイテム、支給されるもので生き残るだけだぜぇ!』
『そして今回は専用サーバーに移動して頂きます。五時間で12日を過ごして頂きます。今回のイベントは生産職と戦闘職が共同していかないと生き残ることができないし、ポイント制でもあるから上手くポイントが稼げないぜ。』
『まぁ、いろんな説明はここでするのめんど…げふんげふん…疲れるから向こうのフィールドに行ったら支給される物資の中に説明書が有るからそれ読んでくれ。』
『さぁ、もうそろそろいくぜぇ残り30秒カウントダウンしようかぁ!』
20…15…10…9…8…7…6…5…4…3…2…1
『さぁ、行ってこい!生き残りをかけたサバイバルデスマッチスタートだぜぇ。』
途中まで聞こえたその声を聞きながら私の意識が遠のいていきそして数秒後風のおとが聞こえ目を開けてみると。
蝶が舞い、風で花も揺れ自然のBGMとなり、鳥の鳴き声もそれに合わさりそして周りは寝たら気持ち良さそうな草原が広がっており”ポツン”とそこに私だけがいました。
これからも楽しんでいただけるように頑張ります。
運営が爆弾発言したけどまぁ大丈夫でしょう。
今こそ皆が力を合わせるとき(棒)
語り方違うかもだけど許してね。(遅い)




