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合流とステータス


Side:ラク


 噴水広場に向けて歩いていくと、もうすでに街の外に向かっている集団や、パーティーメンバーの募集、ナンパをしてGMコールされている人、そしてこれはβテスターであろう、露店を出して装備やアイテムを売っているプレイヤーまで様々な人達を見かけた。


 そんな中一際大きな人だかりが出来ている場所が噴水広場にあった、その場所からはパーティーの誘いの声が数多く上がっている、すると俺と同じようにその集団を見ている一人のプレイヤーが目にはいった、そのプレイヤーは輝くような明るい白銀の髪に少し薄目の蒼い瞳をしているが見覚えのある顔のプレイヤーだった、俺はそのプレイヤーに確信を持って声をかける。


「よお響歌」


そのプレイヤーは此方を振り返り数瞬して


「・・・・ああ、ラクおはよう」


と返してくれた、どうやら俺と分かる程度には容姿がリアルと一緒みたいだ、


「女にしか見えなかったから分からなかったわ」


どうやら違ったらしい、


「俺、そこまで女にしか見えないか?」


「うん、それとここではカナデだからね」


結構、男っぽくしたと思ったんだけどな~、にしても


「あの中心ぜったいカナ姉達だよな」


「でしょうね」


一輝と茉莉は戦闘のトップ陣として、カナ姉は生産系の薬師及びヒーラーのトップとして二つ名が付いている程、有名だったから早めに自分達側に引き込もうとしているのだろう、俺もそうゆう気持ちはゲーマーとして分からなくも無い。


「どうやって合流しようか?」


「どうも使用が無いし、とりあえずフレンド登録しとこうか」


確かにフレンド登録は今しといた方があそこに突っ込むにしろここで、人が散るのを待つにしろ、都合がいいだろう。


「この後どうする?突っ込むか?」


「待つに決まってるでしょ」


待つ間暇になってしまうな


「じゃあステータスだけでも先に見せ合っておくか?」


「それもそうね、ラクはスキルがランダムだし私から見せるわね」


そう言ってステータスをフレンド可視化モードで表示させた。


Name:カナデ


LV1    EXP0/100       総EXP0

称号:なし

HP100/100

MP130/130

SP473/475

 STP:17       所持金4100G

STR10

VIT10

INT10

MIN10

AGI10

DEX10

LUC5

スキル:片手剣Ⅰ[1/100]  スタミナ強化Ⅰ[1/1000]  水魔法Ⅰ[1/100]

    風魔法Ⅰ[1/100]  MP自動回復Ⅰ[1/1000]  魔法剣Ⅰ[1/300]

    ステップⅠ[1/100]  手Ⅰ[1/50]  寝るⅠ[1/300]

    走る[2/1000]


カナデのステータスに明らかに意味のなさそうなスキルがある、


「半ランダム設定にしたの?」


「ラクが完全ランダム設定にするって言ってたから、半分くらいならと、思い切ってやっちゃった」


カナデはランダムの中に良いのが入ってるみたいだ


「ステップも入ってるし魔法剣って絶対レアじゃん、運いいな・・・寝ると走るはいいとして、手ってなんだよ、手って」


「えっと~、説明には手があるしか書いてないかな」


それって普通じゃん、これが一輝の言っていた意味の無いスキルか


「つまり意味が無いスキルってやつなんだな」


「そうだね・・・・・でも魔法剣スキルは初期スキルに無かったからレアスキルだと思うよ」


そうか、やっぱりレアなんだな聞いた感じMPを消費して一定時間、魔法を剣に纏わせるって感じか?そんで纏わせた魔法によって攻撃力が上がるってゆうスキルだろう。


「それじゃー俺の番だな」


と言いステータスを開こうとすると


「待って、美佳奈さん達の所もういっても大丈夫だしそれからにしようよ」


確かにもう人が散ってるな


「そうだな、じゃあ行くか」


「うん、行こっか」


ミカ姉達に近づいていくと話し声が聞こえてきた


「だいたい、なんで断ってるのに何度も誘ってくるのかな?」


「こっちが折れてパーティーに入ってくれればラッキーだ~~とかおもってるんじゃないか?」


「専属でポーション作ってと言われてもβ時のフレンドいっぱい居るから無理なのにね」


どうやら俺達がすぐ横にいるのが分かっていないくらい勧誘に参ってしまっている様だ、自然に会話に入ったらどうなるかな?


「これだとこのゲームでもポーションの独占とか起こりそうだね、お姉ちゃん頑張ってね」


「うわ~めんどくさいな~~、何でそんなことするんだろうな?」


「あれラクに響歌じゃねーか、何時来たんだ」


あっさりと一輝にばれたな


「ずっと離れたとこで人が散るのを待ってたのよ、それとここではカナデね」


「まあ、さっきの集団に入っていくのは気が引けたからな」


無難に答えておこう、本音を言えば面倒くさいだけだったけどね

とりあえずまずはフレンド登録だな。


「よしフレンド登録完了、じゃあもうラクに見せたし私からね」


カナデのステータスを見て一輝が一言


「へ~、半ランダム設定にしたのか」


続いてマツリが


「おお~、魔法剣スキルが当たってる」


最後にカナ姉が


「バランスも取れていていいんじゃない」


とコメントした。

 次は一輝の番になるだろう、すると予想道理に


「次は俺が見せるぜ」


と言ってきた。


Name:カガリ


LV1     EXP0/100       総EXP0

称号:守る者  選択>>

HP100/100

MP130/130

SP452/475

 STP:15       所持金1381733G

STR10

VIT10

INT10

MIN10

AGI10

DEX10

LUC10

スキル:大剣Ⅰ[1/100]  スタミナ強化Ⅰ[2/1000]  武器防御Ⅰ[1/100]

    防御魔法Ⅰ[1/250]  筋力強化Ⅰ[1/500]  耐久強化Ⅰ[1/500]

    精神強化Ⅰ[1/500]  HP自動回復Ⅰ[1/1000]

    MP自動回復Ⅰ[1/1000]  ステップⅠ[1/100]


さすがβテスター壁役のステータスが出来上がっている、武器防御以外は初期でも選べる物だがかなり防御が堅い、これぞ壁役って感じだ。

「魔物でも人でも堅そうなスキルだな」


「次は私だね」


Name:マツリ


LV1     EXP0/100       総EXP0

称号:二刀の閃き    選択>>

HP100/100

MP130/130

SP475/475

 STP:18       所持金1003000G

STR10

VIT10

INT10

MIN10

AGI10

DEX10

LUC10

スキル:刀Ⅰ[1/100」  小刀Ⅰ[1/100]  二刀流Ⅰ[1/250]

    スタミナ強化Ⅰ[1/1000]   MP自動回復Ⅰ[1/1000]

    ステップⅠ[1/100]  付与魔法[1/100]  聖魔法Ⅰ[1/250]

    速度強化Ⅰ[1/100]  高速化Ⅰ[1/1000]


聖魔法は光魔法の上位スキルだろう、高速化これは名前からしてたぶんチートスキルだ。


「次は私の番ですね」


Name:ミカナ


LV1     EXP0/100       総EXP0

称号:回復マスター   選択>>

HP100/100

MP130/130

SP475/475

 STP:15      所持金269657850G

STR10

VIT10

INT10

MIN10

AGI10

DEX10

LUC10

スキル:銃Ⅰ[1/150]  魔法銃Ⅰ[1/300]  回復魔法Ⅰ[1/250]

    スタミナ強化Ⅰ[1/1000]   MP自動回復Ⅰ[1/1000]

    調薬Ⅰ[1/100]  器用強化Ⅰ[1/100]  回復強化Ⅰ[1/500]

    ステップⅠ[1/100]  範囲回復Ⅰ[1/1000]


すごい回復職だ魔法銃で回復弾を撃ち中距離からの回復にポーションによる回復までできるまさに回復づくしだ。

最後は俺だ完全ランダム設定でスキル決めをしたからスキル構成がどうなっているのかとても気になる。


「俺で最後だな、どうなってるかな~?」


Name:ラク


LV1    EXP0/100       総EXP0

称号:驚愕運勢(固定)

HP100/100

MP130/130

SP475/475

 STP:21       所持金10000

STR10

VIT10

INT10

MIN10

AGI10

DEX10

LUC1000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000

スキル:神運[MAX]  契約Ⅰ[1/50]  スタミナ超強化Ⅰ[1/10000]

    本Ⅰ[1/250]  精霊魔法Ⅰ[1/500]  サモナーⅠ[1/1000]

    MPコストカットⅠ[1/2500]   回復魔法Ⅰ[1/250]

    言語・文字翻訳Ⅰ[1/150]  鑑定の魔眼[1/50]


「…………………ハッ?」


えっ、あれ、おかしくない、LUC値って999が限界地じゃなかったっけ?


「……なんだこれ半分以上見た事無いのが揃ってんぞ…」


「…お兄ちゃん…超チートじゃん」


「すごい幸運なのねラク」


「……やっぱりね、完全ランダム設定にするって聞いたときから、こうなるんじゃないかとは思ってはいたけど」


さすがにこれは想定外だった、ここまでのチートになるとは思っていなかった。


「……どうしよう…」



次は初バトルです。


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