血まみれワイシャツとふりふりスカート
俺の名前は、進藤俊太。白野浜学園の高校一年生。今は始業式が終わって、クラスで輪ができ始めた五月の初旬。五月で梅雨の時期なのに、今日はそんなことを感じさせないほどに晴れている。道端に綺麗な紫陽花が咲いてその上には、小さな蝸牛がその長い胴をいっそう伸ばしてゆっくりと進んでいる。そんなどこにでもある心地の良い風景を見ながら今日もいつもと同じようにこう思うのであった。
[学校行きたくねぇ~]
学生だと誰しもが抱いているであろうこの離したくても離せない重たくのしかかってくる重石のような感情。いやいや、ここで質問だ何でお前は今共感をしたのだ?友達がいない?勉強ができない?いじめられてる?先生がうざい?学校の中でお漏らししちゃった?わかります。しかし、そんな軽いことで行きたくないと言っているのか。あ・・・ごめんなさい今盛りました。実際俺のほうが軽いかもしれないから。あ・・でも先生がうざいよりは、重いと思う。そして俺が学校に行きたくない理由それはなんと・・・全校生徒の男子ほとんどが俺に近寄ってきて、俺のことを知っている女子は俺から離れていくとゆう凄い状況だからだ。え・・なんでかって、それは俺が幸運と言っていいのかわからないほどに幸運だからだ。それはもう言葉に表すことができないくらいに幸運なのだ。しいて言うなれば、ヒーローは窮地に立たされても負けないってぐらいに強い。
幸運―運が良いこと[さま]。良いめぐり合わせ。
運―①人知でははかり知れない身の上の成り行き。めぐり合わせ。
―②幸せなめぐり合わせ。幸運。
この前幸運と言う言葉を調べた結果が今上に書かれているであろう。まったくもって矛盾だ。幸運のせいで不幸になるとはどういうことだ。人に嫌われることに慣れている人には最高の事なのかもしれない。なぜなら、人に嫌われることができるし合法的に女の子のいろいろなフラグが立つからだ。とりあえず例に出してみたほうが説明が楽ですから、どうぞ!
高校一年春。遊歩道の両脇には満開の桜が咲き誇り、少し強い風によって綺麗にたなびいている。鶯がかわいい鳴き声で鳴きながら、たくさんの高校生が希望と不安を持って学校の校門をくぐっていた。そこに一人進藤俊太と言う名の少年が歩いていた。はたから見ても別に普通の男の子。その子が白野浜高校の校門をくぐった時そこには、校舎までに長くと言っても徒歩五分くらいの長い坂が、そびえ立っていた。その坂にもたくさんの桜が植えつけてあった。これから、人生でたった一度の高校生活という青春が待っているそれだけでなく恋のような薔薇色の楽園も待っているはず。そう心の中でかすかに思いながら坂をゆっくりあがっていた時。坂の途中にあるグラウンドからサッカーボールが飛んできた。
―ぶっへい・・・
見事に、右頬にクリティカルヒットォー。華麗に吹っ飛んでいく俺それはまるで、紙でできたマネキンのように軽く吹っ飛んでいく。地面が足についていないために踏ん張ることができない。っていうか、そもそもこんだけ高い防球ネットがあるのにまったく役割を果たしていないではないか、マンションの四階ぐらいの高さはあるぞ。と心の中で防球ネットを建てた会社に文句をつけつつバヒューんっと飛んでいく。あぁそろそろ地面だなぁと思ったときそこは地面ではなく、ふかふかした羽毛のようなふかふかさと心をこめて作られたおにぎりから感じられるような暖かさが交錯している何かが俺のジンジンしている右頬をそっと包み込んだ。
あぁ、綺麗な空だなぁ。なんか良いにおいもするし、真っ白な大空に青い雲・・・ん、可笑しくないか。今顔は前方を向いている気がするし、俺の知識が間違っていないならば、空はあおくて、雲は白い。
顔の少し高いところからマイクテストの時になってしまう甲高いキィーーンっという音が聞こえたのと、空中に体が投げ出されたのは同時だった。空中で見たものは、見ず知らずの美少女だった。そして、男子禁制で、ほとんどの女子も禁制な禁断の場所には、水玉模様の白い空がまぶしく輝いていた。
それでは、現状に戻ろう。今俺は空中を華麗に飛んでいるんだ。ボールが飛んできたグラウンドそしてその隣の坂、ではその隣は何だろう。正解は、コンクリートで固められた崖なのです。高校は高台にあるのです。
―あああぁぁぁぁぁあぁぁっぁぁぁ・・・おぇぇぇ・・・でっででぃでいぃぃで・・・
いってぇぇぇ。高さは、大体マンション三階といったところか。その間に、電柱に引っかかり道の横に立つ大きな樹にゴールイン。いろんなものに引っかかって。スピードが落ちたのが幸だったようで、手首をひねっただけのようだ。くっそぉ、こんな感じのラッキーが増えてほしいよと心の中でつぶやいていたら、自分の下から声がした。そこには、唯一俺に付きまとってくる女子がいた。今のうそっす、このごろ一人付きまとってくるやつが増えたんだった。まったく物好きだよね。
「いやぁーびっくりしたよ、上からなんか知ったような声が聞こえたから落下地点に入ってみたら俊太じゃないか。初日からいい思い出ができてるのかい」
はいは~いでは、この人の説明をしよう。{ショウタアイ}発動・・上からはちじゅうううううぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・どへっち・・・・なんか閃光とも思える速さで右ストレートがみぞおちにヒットした気がする。
なぜだなぜ心の中を呼まれたのだ、声には出していないし大体声に出して変体レッテル貼られたら今より学校に居ずらくなくなってしまう。
「お前の考えてることなんておみとうしなんだよ」
「いや、そんなドヤ顔で言われても困るよ」
まぁ、では殴られない程度にこのくそあみゃああああぁあぁぁぁぁ。なんてこった、今のはとっても警戒して殴られないようによけようとしていたのに。高校生の反射神経をなめてもらっては困るな、某国民的雑誌{豹変キャンプ}ではちっさい少年が、ダーツの矢を額に刺さった瞬間に感じ取って額の中に数ミリしか刺さらないで取っている場面だってあるのに。俺らはそれより数年も年上なんだよ、JKのパンチも避けられないなんてどうかしてるぜ。まあもういいや、端的に上から説明します。髪は茶色で肩まで有ります。目大きい。口普通。体系日本女性の平均ナ感じ。名前、繻拿鋳屠迦羅椰。シュナイトが苗字でカラナが名前だめんどくさいから今後は一切漢字では書かないからそこんとこヨロシク。とりあえず言っておこう、こいつの両親は障害者だ。人類の障害者の凝縮されたものだといっても過言ではない、ずっと海外に泊まりっきりで遊びまくっている障害者。子供をずっと日本において月に金だけはなぜか入ってくるからまだいいとは言っているが少しかわいそうである。まぁ、海外が好きで好きで仕方なく外国人に少しでも近づこうとして苗字を変えたというう話をちっちゃい頃に聞いた気がしなくもない。親に振り回されてかわいそうだな。
「今心の中が読めなかった。と言うより何も考えていないように見えたぞ」
「うん、まあ少しいろいろあってね。考え事」
「あっ、もう遅刻しそうじゃんさすがに初日からし遅刻はないな。走ろうぜ」
「うんっ」
俺らは、桜満開の高校へ通じる坂道を駆けていった。
―――一人で勝手に回想すると記憶が曖昧すぎてすこしつらいわ。って言うか読みづらっ、勝手に自分で語っといてまったくなにをやってるんだか。なんかその後、俺の走った風によってスカートを、片っ端から巻き上げて悲鳴の嵐が鳴り響いてた気がしなくもないが、まぁもう思い出したくもない嫌な思い出の一つだ。
嫌な思いでを消してしまったら、記憶の三分の一は確実に消えている自身はあるな。
おう、そうだこんなことしている場合じゃない速くあいつのところに行ってやんないと。どんなことになるか考えられもしない。俺が言っているあいつとゆうのは、神語綺羅っという同じクラスの女の子。成績は、とことん優秀で顔もとってもかわいい、小柄で華奢な体で触れたら壊れてしまいそうな四肢を持っている。綺麗に肩まで伸びる日本人特有のつやつやした髪は、まさに小野妹子の如し。小野妹子なんて見たことないんでけどね。まぁ、俺の人生でかなり上位ランカーでしゅね。
しかし、神語にも内に秘めし秘密がある。それは・・・
超っ絶不幸だと言うことだ。
といっている間にも、神語の家に着いたようだ。さぁ、今日は、無事に登校できるお姿で登場するのでしょうか?俺は家のベルを期待半分に押した
・・・おっはよ~う元気~~
ドアをものごっつ速いスピードで開けて俺に突撃してきた。そんでもって、俺のほうにジャ~ンプ・アンド・ダ~イブしてきた。
いやぁ~まったく避けてよかった。ほら立ち上がってきたよ、しっかりそのお姿を見てみよう。目をウルウルしてこっちを見ているよ。
っじゃなくて、そのワイシャツとスカートを見てみよう。
ではでは、ワイシャツから。ど真ん中に、ボタンのように見せかけた血飛沫が有りますよ。朝から何を見せているのですか。
まぁ、そんなことわおいといて。スカートは何なんですか。真っ白いふりふりのスカートをハイテマスネ。学校行く気ゼロですね、そんなんで社会に出たら不利不利ですね。
やっぱり、今日も問題だらけの神語だった。本当のことを言おう。俺は、ここ一週間程からずっと一緒に登校しているが、一度もまともな服装だだてきたことがない。今日は、俺が回想シーンまでがんばってやったんだから奇跡が起きるのではないかと期待した俺がバカだった。
それに、日本人特有とか言ってたけど性格は宇宙人いや異世界人とでも言おうか。将来が心配な人ランキングでも上位ランカーであった。
「今日は、何があったんだ?」
「聞きたい聞きたい?聞かせてあげてもいーんだけど、それなりの代価を支払うことになる」
「なんだ?」
「君の命をいただこう?いやちょっと違うなぁ。そうなのかわかった。君の命をさずけたまえぇぇ」
「ははぁ~この命君がためとあらばご自由に使いぞんじよ」
「うんわかったちょっと待っててねー」
その小さな体が自分の家の方へ、走っていったかわいい・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれぜんぜん戻ってこないぞ?
「お~い、ダイジョブか~?」
一秒後に、泣き顔で涙目で悲鳴を上げている少女が一名俺のほうへ、向かって走ってきた。
それも、包丁もちwww
よし、逃げよう。俺は、逃げた。いっとくけどある理由からこいつの家に来ているけど。実は、彼女でもなんでもないんだ。彼女でもいいんだけど、チキンだからまだいろいろ縮こまっている。
「うわぁぁぁぁくるなぁぁぁあぶねんだよぉぉぉぉkshvhんヴぇいうvjdんsjvくys」
「まってぇぇぇシュンタァァァァびぃぃえぇぇぇぇんんんん」
んん?ていうか、何であいつは泣いているんだ?振り返るとワイシャツの血が増えている。
切れてます。出血大サービスです。これは、まずいどうしよう。誰か俺に知恵を分けてくれぇぇぇぇ
ピカーン何かが光る音がした。
なっなんだと。水道管工事だと。追い詰められた。後ろを振り向く。後十メートルほどで俺のワイシャツは、真っ赤に染め上げられるだろう。九、八、七、六、五、四んんんんんんんんんんんんんんんんんんんん。
言葉にならない叫びが体中を走り回った。これは、超うスローカメラで見てもらったほうがわかりやすいだろう。それでは、問題のVTRどうぞ
なっなんだと。水道管工事だと。追い詰められた。後ろを振り向く。後十メートルほどで俺のワイシャツは、真っ赤に染め上げられるだろう。九、八、七{スローカメラモード}走っていますね。これで見ると、面白いですね。あんまりふとっていない人でもここまで顔が上下するんですね。顔が凄いですね。鬼です、子鬼をしかる鬼です。さぁ、ここで小石の登場。小石に足が引っかかり綺麗に弧を描いて俺のほうに飛んでいっています。おっとこれは、見てはいけない顔だったか顔面が崩壊しているぅぅぅぅぅぅぅ。これは、汚い顔ですね。モザイクかけときます。そんでもって、俺の股の間に神語スラァァァッシュ。
もっていたものを復習しましょう。包丁、血の付いたワイシャツ、白の不利不利スカート。
ここでカメラ2からの映像が届きました。見てみましょう。水道管工事の人もゲシュタルト崩壊ですねぇ。目が飛び出て視神経が垂れて目がプラプラしてますね。おっとぉこれはまずいですね。他の水道管工事の人たちが電話をしているそうですよ。巻き戻して、携帯をズーーーム。
1・・・・・・1・・・・・・・0・・・・・・・
なるほど、病院か視神経だけの人がいるんだもの。救急車よばないとね。
あれ、こんなことしているうちに。近くに音が聞こえてくるよ。ピーポーピーポー、ああ救急車か。
なんで神語をつれてってるんだぁ?視神経でてる奴インだぞ、そっち助けなくても良いのか?
「すいません、被害者の方ですか?」
うん。うすうすきずいてたんだよもちろん。やっぱり、俺らのこととは。何とか回避せねば
「あぁ、さっきのはちがくて。警察が来る限界を試してただけなんですよ。すいません」
「まったく、君達はなにをやってんだよ。とりあえず学校には、報告しておくからな」
は?意味がわからん。学校に報告するだけ?日本の警察もやさしくなったもんだな。
今ので済ませていいのかわからないけど、とりあえず、警察はパトカーに乗り込んで帰る支度をしている。神語も連れないで。最後の一人がパトカーに乗って後部座席の窓を開けてこういってきた。
「警察がどういう時に出てくるか教えてやろう。それは・・・話を盛り上げたい時だ!」
・・・・・・?
「笑いやがれ、パンピー高校生」
・・・・・・?
「ちっ、糞リア充め覚えてやがれぇぇぇぇ」
行ってしまった。もう、ぐだぐだで意味がわからない。そして、俺はずっと泣いている神語に近づき手を差し伸べ立たせてから。こうささやく
「少しだけ待っててくれ、すぐ終わらせる」
そうすると、すたすた歩きことの発端を一部始終見ている電柱に半身だけ隠している人影に向かって歩き出した。その歩きは、一歩一歩速くなっていきしまいには全力で走っている。
「うおぉぉぉぉ、散れっ・・・小石鹿妻鎖ァァァァァァァァ」
説明しよう。小石鹿妻鎖は、俺と同じクラスの俺ら二人の仲をぐっちゃぐっちゃにかき混ぜてくる、くそエロキモおタハーレム目指して頑張ってます宣言(仮)しているだめ人間で氏ね。実際、長身でスラットしてて、目もキリットしてて、口もキラーンと輝いてて、性格以外は問題ないんだけど氏ね。勉強もできる、スポーツもできるが氏ね。
語尾に氏ねをつけるのが癖になるほど氏ね。あぁ、あいつの事になるとしゃべってる意味がわからなくなるから氏ね。あぁ、ちなみに先程神語をこけさせた小石は、あのぼろ雑巾だったから氏ね。
でも良い所もあるんだよな、最初に話しかけてくれたのもあいつだし、最初に忘れ物を貸してくれたのもあいつ、だけど氏ね。
やっべ神語忘れてた。
「シュンタ~、痛いよぉ~、イタイノイタイノトンデイケ~ってやってぇぇ」
といいながら、ロケットヘッドバット。ou,so cool.まるで、魚雷だ。しょうがない、今回だけはよけないでくらってあげよう。
バキィィィー
不吉な音と共に、空を見上げる。あぁ、またやっちまった。いや、股やっちまったのかな?青と白のストライプしか見えないぜ。神語は、リアルりんごちゃんになっている。
「変体、このラッキーH、スケベ」
こぶしの嵐が振ってくる。ワイシャツに血が付いてて怖いけど、実際ぜんぜん痛くない。カラヤとは力の差がかなりあるなと思っていた時。嵐がやんだ、そして
「でも、私なんかと一緒にいてくれてありがとう」
そう、こいつは自分も不幸になるついでにまわりまで不幸にしてしまう。それで、高校では、あまり知り合いを作れずそんな話を聞いた俺は、俺ならそのジンクスを破れるかもしれないと思い近づいたらまさかの、ラッキーパワー発動そして、神語のアンラッキーパワー減少。そしてなぜか、とたんに俺だけにキャラが変わった。
まぁ、悪いきわしないんだけどさ。
俺にのっかていた神語は、学校に向かって走り出す。これが青春ってやつか。と声にも顔にも出さずに内心だけで語った後気づく、
大遅刻+警察報告+血まみれワイシャツ=不利不利
「学校行きたくねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
その瞬間、神風が吹く。本日二度目の青白ストライプ。何度見ても良いなぁ。これまたないしんだけで・・・ごはぅ
凄い速さで右ストレートが飛んできた。しゅんぽでも使ったのか?速すぎるだろ、火事場の場家事からってやつか。そんでもってこぶしの嵐、あれ?手ぇ伸びてね笑?
なんかさっきより痛い、イタァァァィ
「このラッキーH、スケベぇぇぇぇぇ」
あっそうそう、視神経が飛び出していた人は持病だったんだって。気にしないでね。ちゃんと、保険入ってるから