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ヴィーガン歴15時間。挫折の軌跡

作者: イチジク

午前7時

俺「よし、今日からヴィーガン生活スタートだ!」

冷蔵庫を開けると、豆腐とブロッコリーが睨んでる。いや、睨んでるように見えた。気のせいか。

午前8時

ブロッコリーを茹でる。

俺「うん、健康パワー全開…」

脳内ベーコン「ちょっと待て、俺を食わないのか?」

俺「うるせぇ、紙食ってるんだ」

紙…紙って言うな。味、ほぼ紙。

正午

友人とランチ。俺はヴィーガンプレート、友人はチーズバーガー。

匂いだけで俺の胃がスタジアム級に歓喜。

俺「俺の腹、今ハンバーグで踊ってるよ!」

俺「いや、ちょっと待て、踊るな、踊るな…!」

午後3時

小腹が空いた。ヴィーガンスナックを手に取る。

俺「これ、食う意味ある?」

噛む→味ゼロ→脳「終了のお知らせ」

俺「…歯の筋トレと思えば…咬合力。」

いや、思えねぇ。

午後7時

夕食。豆腐ステーキと野菜炒め。

スマホを見ると友人のインスタがハンバーグ祭り。

俺「俺の目が痛い…いや、胃が痛い…いや、心も痛い!」

豆腐「食べる?」

俺「黙れ、殺すぞ!」

午後10時

冷蔵庫を開けると、昨夜の唐揚げが微笑む。

俺「ヴィーガン歴…15時間…か。」

手は唐揚げに一直線。

唐揚げ「おかえり」

俺「ただいま…お前こそ本物の幸せ」

胃袋「ありがとな、俺のヒーロー」

心「もう、健康とか知らん」

結論

ヴィーガン歴15時間でも挑戦は挑戦。次回は…唐揚げとともに生きる人生を考える。

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― 新着の感想 ―
こちらの作品を拝見しました。 やっぱり我慢しないで食べたい物を食べるのが1番ですよね〜。食べられないストレスで不健康になっては元も子もないですから。 私も唐揚げの誘惑には勝てないですし……(笑) 面白…
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