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1/3

Hurt

●気だるげで鬱々とした雰囲気の中に、ポップな面が垣間見えるアルバム。


【収録曲】


1.Share the light

2.イカれた HOLIDAYS

3.Stop brain

4.ゆびきりをしたのは

5.(You will) never dance tonight

6.かなしき Shoegaze

7.メビウスゲート

8.生きているよりマシさ

9.理想的なスピードで

10.宇宙遊泳

11.旅立ちの歌


 2014年にリリースされた、Syrup16gの再結成後初となるアルバム。リリース当時、私は彼らに対して「BUMP OF CHICKENみたいなバンド」という勝手なイメージを持っていたのですが、実際に今作を聴いてみたら、全然違うことに気付かされました。


 明確に感じられるのは、その気だるげな雰囲気でしょうか。不安定で頼りなげなボーカルと浮遊感のあるサウンドが印象的で、まるで薄暗い空間を漂っているかのような感覚をリスナーに味わわせてくれます。


 良くも悪くも人を選びそうな作風なのですが、そんな中でも、所々でインパクトのある楽曲を繰り出してくるのが、これまた興味深いところ。『Share the light』では迫力のある演奏を聴かせてくれますし、『メビウスゲート』はファンキーなリズムが印象的。『生きているよりマシさ』は「死んでいる方がマシさ」「生きているよりマシさ」といったフレーズが耳に残りますし、『旅立ちの歌』は明るいメロディに乗せた「最低の中で 最高は輝く」等といったひねくれた感じの歌詞で、彼らなりの「応援歌」に仕上がっているように思いました。


 作風が作風だけに、曲によっては間延びしている印象が否めないのですが、ある意味「鬱々」とした様相の中に不思議と「ポップ」な面が垣間見える……そんなアルバムと言えるのではないでしょうか。

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