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プロローグ

登場人物


姫・・・主人公 35歳 主婦

殿・・・姫の旦那 36歳 サラリーマン

「会社辞めるわ。こどもらも4月から幼稚園と小学校やし

みんな新しいスタートってことで」


仕事から帰ってきて夕飯を食べながら殿が言った。


青天の霹靂とはこういうことなんだろうか?


これから こどもたちにもお金も時間もかかるというのに

会社を辞めるとはどういうことなのか?

全く理解ができなかった。


「ん?どういうこと?」


独立して今の仕事と同じことをしたい。


会社で取引している親会社の人が独立するんだか 会社を分けるんだかするらしく

仕事を殿に持ってくる というで 会社で仕事するより

独立した方が稼げる という皮算用らしかった。


「億かせげるで」


現実と未来予想の力に欠ける殿の楽天的な考えにはあきれた。


「独立するって、会社作るってこと?」

「そう」

「あなたの貯金ないけど、お金はどこから出すつもり?」

「実家が出してくれるやろ」

「あんたの実家、お金ないで」


両親とうまくいってない殿は 両親との連絡係をいつも私にさせていた。

あまり実家に顔を出すこともなければ両親と会話することもなく

実家事情を知らなかった。


知ろうともしなかった。

というのが正しいかもしれない。


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