何を語るのか冒頭一行でドン!の巻 5~6ページ 約3000文字
もしかしたら金閣寺を参照する方がいらっしゃるかもしれませんので、サブタイトルに扱っているページを書いています。なお新潮文庫版の物です。
行が空けられているところから次の空けられているところまでを一部分として連載形式で書いていきます。
更新は不定期です。
ちなみにあらすじの最後の文章はとある文学作品の模倣です。俺の精一杯の文学知識を出してみました。なんとなく、文学わかんないって言ってる奴が文学作品の模倣をしてたら面白いかなって。
あと、ちょっと本音をストレートに書くのが照れくさいし、胡散臭いと感じられるかもなんて思って。
はい、これが俺の独りよがりスタイル。
ここまで読んでくれなかった他のなろうのみんなにはナイショだよ?
すいません、言ってみたかっただけっす。まあ、こんな感じで軽くやっていきますんで、気軽に本編にいらしてくださいね。
では、どうぞ。
一人称だったのにびっくり。なろうエッセイとかで一人称はあんまり・・・・・・みたいな空気があるけど、なんだ、文豪も一人称使ってんじゃん。っていうか、金閣寺ラブな男の自分語りを、最後まで読ませるってすげえな。
あと、思いの外、句点が多い。昔、三島由起夫の文章は句読点の使い方が正確らしい、という話しを聞いたことがあって、それにしては句点使いすぎだろ?と思った。でも、独特のリズムがあって、作品世界に入り込ませやすくなっている気がする。
ちなみにだけど、それをマネして、意識して、句点を多めに、使っているよ。
じゃあ、続けるね。冒頭一行目。つかみが上手い。一行で段落一つ。
『幼時から父は、私によく、金閣のことを語った』←引用
わかりやすかった。ああ、お父さんの思い出話か金閣寺のことを語るのね?ま、タイトルからして金閣寺のことだろうけど。と思った。
読み進めると、語り部は、幼い頃、金閣寺のことを、いつも想像してた、っていう思い出話。それを育った土地の描写を交えながら、具体的な事例が語られる。それに加えて、語り部は自分の性格が、育った土地の気候に影響されていると感じている、ということが、さらっと描かれていた。
ざっくり3000文字くらいで。
で、ここまでの文章と次の文章の間が二行くらい空けられてる。
なろうでよく言われる、改行?っていうやつかな。なんだ、文豪も使ってんじゃ~ん。
ちょっと軽く書いたけど読みやすい。で、改行の次の文章は語り部の劣等感を持つに至った経緯が書かれてるっぽい。
昔、読んだんだけど、昔すぎてあんまり思い出せないや。
ってことで、自分が小説を書くときには、冒頭でなにが語られるか、わかりやすくしようと思いまっす。あと、さっき書いた、土地の様子の描写の中に、田んぼが太陽の光できらめいている、海の香りがするなどと、読む人の大抵が、どこかで見聞きしたことが、書かれていてイメージしやすかった。だから、俺もこんな風に、書いてみようと思いまっす。
『俺が生まれ育った街は中世ヨーロッパ風だった』
冗談半分だけど読む人に作品世界をイメージしてもらうには、読む人が見聞きしたであろう物を使うのが大事そうっすね。
では、また。