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もうこんなのは飽き飽きだ
今日も一人。
部屋にこもりきり。
親のすねをかじって生きている。
どれだけ親に迷惑がかかってることか。
それでも私は死ねないでいた。
ロープで首を吊ろうとも、屋上から飛び降りようとも、カッターで手首を切って死のうともしたことがあったけどそれだけ。
実行まで到達できなかった。
どうしても死と言うものが怖くてできなかった。
分かっている。
私はいらない存在なんだって。
妄想なんかしても世界は変わらないって。
そんなの自分が一番理解している。
外のバイクがうるさい。
ああ、私に終わりはいつ来るのだろうか?
一生このまま親が死ぬまで親のすねかじって、親が死んでもそれに気づかず死ぬのだろうか。
一生、この部屋で過ごすのだろうか?
「……嫌だなあ」
そんなこと言ったって、何も変わらないのに。
今日も私は妄想する。