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私の妄想  作者: 小沢琉祢
8/8

もうこんなのは飽き飽きだ

今日も一人。

部屋にこもりきり。

親のすねをかじって生きている。

どれだけ親に迷惑がかかってることか。

それでも私は死ねないでいた。

ロープで首を吊ろうとも、屋上から飛び降りようとも、カッターで手首を切って死のうともしたことがあったけどそれだけ。

実行まで到達できなかった。

どうしても死と言うものが怖くてできなかった。

分かっている。

私はいらない存在なんだって。

妄想なんかしても世界は変わらないって。

そんなの自分が一番理解している。

外のバイクがうるさい。

ああ、私に終わりはいつ来るのだろうか?

一生このまま親が死ぬまで親のすねかじって、親が死んでもそれに気づかず死ぬのだろうか。

一生、この部屋で過ごすのだろうか?

「……嫌だなあ」

そんなこと言ったって、何も変わらないのに。

今日も私は妄想する。

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