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辺鄙な国に就職した俺は勝ち組だった  作者: エトセン
序章
7/37

7

本日2話目です。どうぞ


「さっ、次は僕の番ですね!」


「ロイスはどこかいい場所知っているのか?」


「はい!…僕が案内する場所は王立図書館です!この図書館はですね1000年以上前からあるらしいです!すごいですよね!世界中から集められた本の数々、古いものから最新のものまで全てあるんですよ!それから、ええと、「ちょっと、ストップ、ロイス兄!アクトさん困ってるだろ」…はっ!アクトさんすみません。王立図書館のことになるとつい熱くなってしまうんです…」


「はは、構わないさ。ロイスの意外な一面も見られたわけだし」


「あぁ、恥ずかしい」


「ロイスが熱く語る王立図書館が楽しみだ」







「王立図書館ここです、アクトさん。」



少しあるくと、見た感じ歴史を感じる建物の前に着いた。洗練されていていい建物だな。



「へー、すごいいい建物だな。歴史を感じるよ。」


「ですよね!アクトさん!アクトさんなら分かってくれると信じてました!この建物の素晴らしさを!」



「俺は、古びた建物にしか見えないがな」


「もう、マークお兄様ったら。…まあ、私も少しそう思いますけど…」



「…こんな感じで、この建物の魅力に気づく人がいないんですよ。…さあ、気を取り直して、中に入りましょう!」


「ああ。」



中に入るとこれまたすごかった。本、本、本

本だらけだ。古いものから新しいものまでたくさんある。これは、ロイスが熱く語るのもわかる。



「外もすごかったが、中もすごいな。」


ヒソヒソと話しかける。


「ええ!そうでしょう!ここに揃わない本はないと言われているんですよ!…利用するには、役所で利用許可証をもらって、一回利用するごとに銀貨5枚かかるんです。高いですが、その分の価値はあります!」


「確かに高いな。…よし、じゃあ今度働いた給料で来てみるかな。」


「そのときは、僕もついていってもいいですか?」


「ああ、いいぞ。」


「やった!」





――――――――――――――――――――





「さて、アニーはこれからどこに連れて行ってくれるのかな?」


「ふふ、秘密です。」



秘密か、そう言われると気になってします。楽しみにしよう。






「さ、着きましたよアクトさん。どうですかここは?」



「綺麗だ」



そこは、一面に花、そして、そこから眺める、首都の景色。


美しかった。


ロイスもマークも景色に見とれてるようだった。


アニーが案内してくれたところは、王城を出て、少し小山を登った先にあるところだった。



「ふふ、綺麗ですよね。私が案内したかったのはこの場所です。ここは、私のお気に入りの場所です。」


「こんな綺麗な場所があるなんて知らなかったよ。」


「ああ、俺もだぜ。」



「そうでしょうね。…アクトさん、気に入ってくれましたか?」


「ああ、気に入ったぞ」


「気に入ってくれたようなによりです。…アクトさん、また来ましょうね」


「勿論だ」



読んでくださりありがとうございました

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