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辺鄙な国に就職した俺は勝ち組だった  作者: エトセン
序章
6/37

6

木、金、土曜日と更新できなくてすみませんでした。




程なくして服屋に着いた。



「ごめんください」



「はい、ただいま。…あら、これはこれはビターベル家の皆様どうされました?」


「今日は、こちらの新しくこの国で勤めるアクトさんの制服をお願いしたくて来ました。」


「話は伺っております。こちらがアクト様ですね。…少々を待ちください。アクト様に合うサイズの制服を持ってきます。」




「…ロイス、服の寸法を測らなくてもいいのか?」


「はい、問題ありません。この国では、お金がある人しか個別には測りません。普通の人は、予め用意されている服のサイズの中から合うのを用意してもらいます。そのため、かかる費用も少なく済みます。マクリート王国は違うのですか?」


「へー、そうなんだな。マクリート王国は、基本的に個別に服の寸法を測ってから作るところがほとんどだな。だから、一般庶民は寸法の合う古着を買うのさ。」


「そうなんですね」


「へー、そうなんだな」


「ブレッサム王国とは違うのですね」



三者三様の反応を返された。それにしても、俺も驚いた。この国は、オーダーメイドが基本じゃないんだな。だから、経費で安く買えるのか。予め用意されたサイズを選んで買うのは、いい制度だな。



「お待たせしました。アクト様このサイズでどうでしょうか?是非ご試着してみてください。」


「では、失礼して」


これは、意外と良く合うサイズだな。オーダーメイドとあまり変わらないんじゃないのか。


「はい、ピッタリですね。よくサイズが分かりましたね。」


「ええ、それはこの国の服屋として当然のことですからね。」



「ありがとうございました。」


「またの来店をお待ちしております。」





――――――――――――――――――――






「マークこれからどこに行くんだ?」


「俺が、一番オススメの食堂だよ。」



今の時間は、ちょうど小腹の空いたころだ。マークが勧める店まで楽しみだ。



「マークはよく行くのか?」


「うん!よく寄宿舎の奴らと一緒に行くんだ!」


「へー、そうなのか。何の料理がオススメなんだ」


「魔鶏の唐揚げが一番美味しいんだ!外はパリパリの衣で中はジューシーな肉!すんげー美味しいんだ!」



じゅるり、聞いているだけでヨダレが垂れそうだ。早く着かないかな。





ようやく着いた。早く食べたい!



「いらっしゃい。あらあらロイス様にマーク様アニー様まで」


「やあ、おばちゃん!ブレッサム王国に初めて来たアクトさんに魔鶏の唐揚げ食べさせたかったんだ!」


「おやおや、そうかい。嬉しいねー。」


「そういえば、ロイス兄とアニーはどうする?」


「僕も同じのでいいよ」


「私も」


「じゃあ、おばちゃん!魔鶏の唐揚げ4つ!」


「はいよ、少し待っててください」



少しして、魔鶏の唐揚げは出てきた。


「アクトさん!食べてみて!」


「では、いただきます!」


まず一口…マークの言った通り外はパリパリ、中はジューシー!すごい!一口食べたらやめられないっ!


周りを見ると、ロイスもアニーもパクパク食べていた。



「アクトさん美味しいですか?」


「ああ、美味しいよ!マーク紹介してくれてありがとう!」


「喜んでもらって嬉しいです。」



「お代は合わせて銅貨4枚だよ。」


「はい、おばちゃん。」



安っ、それより



「マーク、俺の分は俺が払うよ。」


「いいですよ、アクトさん。父上からお小遣いもらってきてますし。」


「えっ、だが、」


「いえいえ、お気になさらずに。…じゃあ、そうですね、俺がマクリート王国に行った時に美味しい店に案内してくださいよ」


「分かった。約束しよう。ありがとうな。ロイスやアニーたちもマクリート王国に行ったら案内してやるからな」


「はい!ありがとうございます!」×2




「毎度、またいらしてくださいね」


「はーい!」





読んでくださりありがとうございました


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