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辺鄙な国に就職した俺は勝ち組だった  作者: エトセン
序章
5/37

5

ゆっくり進んでいきます。


ブックマークありがとうございました

料理は大変美味しかった。今まで食べたことのない美味しさだった。


「アクト君、うちの料理はどうだったかな?」


「はい、大変美味しかったです!こんな料理今まで食べたことありません!」


「それは良かった。うちの料理人も喜ぶ。それにこの料理の食材はな、全てブレッサム王国で育ったものなのだ。ちなみに、私の家ほどではないが、街中の料理も美味しいぞ。」


「すごいですね。街中でも美味しい料理が食べれるなんて!今度、機会がれば、是非食べに行きたいです。」


「そうかそうか、そう言ってくれて嬉しいよ。」


「アクトさん、今夜どこで泊まるつもりですか?」


「ん?どこかいい宿でも教えてもらって、泊まりに行こうかと考えていたんだが。」


「アクトさん!是非うちに泊まっていってくださいよ。いいですよね、父上、母上!」


「いいわよー」


「ああ、構わないぞ。そもそも、私も泊まっていけと言うつもりだったんだ。」


「ありがとうございます!ビターベル様、サーラ様、ロイス。」


「アクト君、私のこともグレーガスと呼になさい。ビターベルと言うと紛らわしくなるからな。」


「はい、分かりました。グレーガス様。」




「そうだ、アクト君。午後は、役所で着る制服を買ってきなさい。もうお金は払ってある。これも経費だから君は払わなくてもいい。」


「はい、分かりました。ありがとうございます。」


「いい機会だ、ロイス、マーク、アニー、アクト君を服屋まで案内しなさい。後ついでに、街中を少し案内しなさい。」


「はい!」×3


「早速、行きましょうアクトさん!俺、アクトさんと歩きながらいろいろ話してみたいです!」


「私も!」


「僕も!」


「ああ、いいぞ。たくさん話そうな」



「行ってきます」×4

準備を整えて、屋敷を出た。






――――――――――――――――――




「はあ、やっと俺たちだけになれたな。」


「そうですわね。」


「そうだな」



「おいグレン、お前の紹介あれで良かったんだよな。」


「ああ、それで構わないさ。どうせそのうち正式に会うしな」


「くすっ、それだと、アクトさん、向こうであった時驚いてしまいますよ。」


「ぷっ、ああ、その時のぷっ、アクト君の様子楽しみだな。ププッ、なあ、グレン」


「ぷっ、だな」





3人はその様子を考えて、笑いあっていた。




――――――――――――――――――



その頃のアクトたち4人は徒歩で服屋まで歩いていた。普段なら馬車を使うが、今回はアクトに街を案内するため使わなかった。



「ハックションッ!誰か俺のこと噂してるかな?」



「ねえねえ、アクトさん。マクリート王国の学園はどんなところでしたか?」


「そうだな、いろいろ学べたぞ。冒険者の心得から貴族の作法まで、幅広く教えていたぞ。」


「へー、そうなんですか。アクトさん、学園生活は楽しかったですか?」


「ああ、楽しかったぞ。忙しくもあったが充実してたな。学園祭や武闘祭もあってな。仲のいいやつと馬鹿やったなあ。…そっちはどうなんだ、寄宿舎は?」


「そうですね、だいたいアクトさんのところと似てますよ。ちなみに去年の武闘祭で、俺、俺の学年で一番だったんです。」


「へー、すごいな。マークは強いんだな」


「へへっ、俺将来騎士になりたいんだ!」


「ほうほう、ちなみにアニーは寄宿舎で楽しかったことはあるか?」


「それはですね、ふふっ、思い出したら笑えてきました。ロイスお兄様が女装して喫茶店の店員ををしたことですかね。すごい話題でしたよ。一体、あの美少女は何者だ!って。ふふ、可愛かったですよ()()()


「ああーー!アニー、何バラしてんのさ、もう恥ずかしかったんだぞっ!」


ロイスの顔が真っ赤だ。


「ふふっ、お兄様ったら、似合ってましたよ、ねえ、マークお兄様」


「そうだな、似合ってたぜ!最初見た時誰か分かんなかったぜ。お姉様ププッ。」


「もう!2人ともひどいよー。アクトさんの前で!」


「はは!見たかったな、ロイスの女装姿」



「もう、アクトさんまでぇーー」







読んでくださりありがとうございました

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