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辺鄙な国に就職した俺は勝ち組だった  作者: エトセン
第1章
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二週間投稿できず申し訳ありませんでした。



「美味しかったな〜。」


「良かったぜ。アクトがそう思ってくれて。」


「私もそう思いますよ〜。」


「で、次はどこに行きたいんだっけか?」


「雑貨屋と薬屋だな。」


「おおー!そうそう!雑貨屋と薬屋だ!それで、どんな雑貨屋と薬屋に行きたいんだ?」


「どんなって言われてもな。もしかして、武器屋みたいにそんなに多いのか…?」


「いえいえ、そういうわけじゃないんです。例えば、日常品を扱っている庶民向けの雑貨屋とか、その貴族や大商人向けの雑貨屋とか、どんな客層向けの店がいいか聞いているんです。薬屋も同じ感じですね。」


「ああ!あと冒険者向けの雑貨屋とか薬屋もあるぞ。」


「それがいいな。冒険者向けの雑貨屋と薬屋に行きたいかな。どっちが近いんだ?」


「雑貨屋だぜ。」


「じゃあ、雑貨屋だな。案内よろしくな。」


「任せろ!」




――――――――――――――――――――――――




「ここが冒険者向けの雑貨屋だな 。ちなみに、俺のいきつけの店だ。」


「武器屋通りから近いんだな。」


「そうだな。ここら辺に来れば、冒険者の道具はほとんど揃えられるな。ここから少し離れたところに薬屋もあるぞ。」


「へ〜。」


「さっ、入りましょうよ。」



…ギィ、



入って周りを見回すと、流石冒険者向けの雑貨屋だけあって、色々なものがあるな。



「アクトは何を買いたいんですか?」


「テントとか毛布とか、あとランプだな。」


「ランプはこっち、縄はあっち、テントはあそこだな。」



まず、テントから。


生地は…魔狼の毛皮に、魔熊の毛皮に…おっ、有った、有った、魔蛙の皮。


やっぱり魔蛙の皮が一番いいな。


魔狼とか魔熊とかの毛皮は、暖かくていいんだが、雨に弱いし、重くなるし。


それに比べれば、魔蛙の皮は薄くて軽いし、水も弾いてくれる。



さてと、次は毛布だな。


できれば魔羊の毛がいいんだけどな…おっ!ある!ある!


良かったな〜。



最後はランプだな。


ええと…



これは、古いやつだな。安いがいつ壊れるか分からないから、これは無し。


こっちのは、装飾が凝ってるものもあるが、無駄だな。


それで、このランプは、普通のだな。値段も手頃で、これにしよう。



「おっ、決まったのかアクト?」


「ああ。結構いい品揃えだなここ。」


「そうですよね。他の雑貨屋に比べると色々ありますよね。」


「だろ!」


「じゃあ、会計済ませてくるぞ。」



総額銀貨6枚だった。



「ありがとうございましたー。」




――――――――――――――――――――――――




歩いて2、3分のところに薬屋はあった。


薬屋も近くて便利だな。



「ここでは何を買うんですか?」


「魔物よけの香だな。それとポーションだな。」


「アクトは魔物よけの香派なんですね。」


「ん?そうだが。トップスは違うのか?」


「はい。私は魔物よけの陣派ですね。」


「あー、あれか。あれって移動中は使えないよな?」


「はい、そうですよ。」


「俺、割と移動中も魔物よけを使うから、移動中も使える香派なんだ。」


「なるほど、そういうことでしたか。…そうですね、私も使ってみようかな。」


「いいんじゃないか。もしもの時には便利だしな。」


「そういえば、イワンはどっち派ですか?」


「ん?俺はどっちも使わねえよ。」


「「は?」」


「使わないって、寝ている時襲われたらどうするんですか!」


「いや、その時はその時は。これも修練の一つだ。」


「長期間だと、寝ないと体がもたなくないか?」


「最初のうちはホントしんどかったけど、今じゃ慣れたな。」


「逆に尊敬しますよ。」


「いやぁ、照れるなぁ!」


「「褒めてない!」」


「ゴホン…それはともかく、さっさと入ろうぜ。」


「ああ、そうだな。…あれ、開かないぞこの扉。」



何回か押してみてもビクともしない。



「休みか?」


「いや、違うぞ。扉を見てみろって、開店中って書いてあるだろ。」



そういうイワンの顔はにやけている。



「…なんだ、イワン。この扉のこと知ってるのか?」


「イヤ、ナニモシラナイゾ。なあ、トップス。」


「えっ、私に振るんですか?い、いえ、知りませんよ、本当に。ええ。」



そういうトップスの顔をにやけている。


絶対知ってるだろお前ら。


…まあ、いい。なんとかして開けよう。


しかし、いくら押してもビクともしない。ひょっとしたら本気で攻撃しても壊れない気がするな。


ていうことは、これは頭を使って開けるのか。



「流石のアクトもこの中には入れないか〜。」


「そうですね〜。」



ムカつくなこいつら。


…………!!


…そういえば、小さい時に先輩から聞いたことがあるな。押しても開かない扉のこと。


その時先輩は教えてくれなかったが、こんな言葉だけは言ってたな。



“押してダメなら引いてみろ”



というわけで引いてみよう。



………



開かないな。ダメじゃん。


そうなると、どうするかな。


……おっ、待てよ!


()()って言葉が、扉を引き寄せて開ける方法じゃないんじゃないのか?


もしかして、本で読んだ、()()()って言う扉じゃないのか?


ならば、右ににずらしてみる!



……



ならば、左!



……




…もう、帰りたくなるな。



最後に上に上げてみる!



…ガラガラ。



「やっと開いた〜!どうだ見たか!」


「「…」」


「どうした2人とも、褒めていいんだぞ。」


「いや、自分が一日中かけて悩んだものを数分でやられると、なんか悲しいですね…」


「そうだぜ…」


「なんか、すまない。それじゃあ、2人はどうやって中に入ったんだ?」


「中から、開けてくれました。」


「その開け方を見たら、何も言えなかったぜ。まだまだ甘いな俺は、そう感じたぜ。」


「そうだっんだな…」


「はぁ、まあいいです!入りましょう!」


「そうだな!入ろうぜ、アクト!」



中に入ると、1人の老人が待ち構えていた。



「ようこそ、儂の店へ。まさか、あの扉を開けるとはのう。初めて自力で解いた客じゃ。まさかアッサリ開けられるとは思わなかったがのう…」


「はあ、なんか、すみません。」


「いやいや、謝るでない。儂は関心しているのじゃよ。そなたの知恵に。そうじゃの、ご褒美に何かやろう。そなた何を買いに来たのじゃ?」


「魔物よけの香とポーションです。」


「ポーションは、体力と魔力回復のポーションかの?」


「はい、その通りです。」


「ほうほう。少し待たれよ。用意してくるからの。」



数分後…



「ほれ、これが魔物よけの香とポーションじゃ。…本当にこれだけでいいんじゃな。」


「はい、大丈夫です。」


「そうかのう。それじゃあ、またいつでも来るんじゃぞ。」


「はい、また必ず来ます。」


「ほほ、楽しみじゃのう。」






読んでくださりありがとうございました。


誤字脱字等ありましたら、お知らせください。

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