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辺鄙な国に就職した俺は勝ち組だった  作者: エトセン
第1章
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本日2回目の投稿です。


翌朝、朝食を食べて、ギルド本部へと出勤した。



「おはよう!アクト君!」


「おはようございます、マリーさん。」


「大丈夫?あの企画、サブマスターに説明できそう?」


「はい、大丈夫です。」


「良かったー!頑張ってね!」


「はい。」


「じゃあ、受付の準備始めようか!」


「はい。」



受付担当の人たちと準備を済ませ、受付を開始した。




――――――――――――――――――


昨日と同じように受付をして、もう少しで10:00になる。



「マリーさん、時間なので失礼します。」


「うん、頑張ってね!」


「はい。」



サブマスターの執務室の前にやってきた。


緊張するな…魔物との戦いとは別の緊張感だ。


スー、ハー…


よしっ、



…コンコン



「失礼します、アクト・センタラスです。」


「やあ、待っていたよ。座って座って。」


「失礼します。」


「じゃあ、君の説明を聞こうか。」


「それでは説明させていただきます。まず、この紙をご覧ください。私が提案させていただくのは、[ギルド側が主催して、ギルドの職員が解体の仕方を寄宿舎の学生の冒険者に教える]という企画です。」


「現在の状況を説明します。学生の冒険者が持ってくる魔物は解体されていないのが、ほとんどです。そのため、我々ギルド側は冒険者から解体費用をいただき、魔物を解体場に運んでもらい、後ほど解体した費用を冒険者に渡します。」


「この仕組みは非常に効率が悪いです。冒険者側で解体してくれれば、受付ですぐに鑑定をして、依頼の報酬と討伐品の報酬とを一括に支払いを済ますことができます。これにより、効率よく受付が行え、冒険者が列に並ぶ時間が減ります。さらに、解体担当の方も他の大型の魔物の解体や他の業務に集中できます。冒険者側にとっても自分で解体すれば、解体費用がかからずに済みます。ここまでよろしいでしょうか?」


「はい、続けてください。」


「はい。続いて企画の内容を説明させていただきます。場所は当ギルド本部の解体場を使用します。担当は解体担当の職員と解体ができる職員が担当すべきだと考えます。発案者である私も参加したいと思います。開催時期としましては1、2週間後ぐらいが妥当だと判断します。そして、冒険者が支払う費用は無料にすべきだと考えます。ここまでよろしいでしょうか?」


「ふむふむ、続けてください。」


「はい。また、これは学生の冒険者に全員にするのではなく、希望制にすべきだと考えます。」


「ほう、どうしてだい?全員に強制して教える方がいいんじゃないかな?」


「確かに全員に強制した方がよろしいかもしれません。ですが、学生の冒険者の中には貴族の方もいます。その学生たち相手に強制するのは如何なものかと。また、そのような冒険者の中で、解体の仕方を知りたい学生にはこの企画に参加するでしょう。」


「そうだね、君の言う通りだね。でも、希望制だと人が集まらないんじゃないかな?」


「はい。自分もそのことを心配しまいました。ですが、昨日寄宿舎出身の友人が教えてくれました。学生の冒険者の中で8割が平民だと。学費を払うために冒険者をしているそうです。解体の仕方を知っているのに関わらず、態々解体の費用を払ってまで解体してもらう学生はいないでしょう。このことから、この企画を無料で実施すれば、多くの冒険者が集まると予想されます。」


「最後に、この企画を定期的に行うべきだと考えます。」


「以上で私の説明を終わらせていただきます。」



ふう、全部説明した…あとはサブマスターがどう感じるかだ。


…ゴクリ



「よろしい。君の提案を支持します。…少し早いですが、お昼にしましょう。その後マスターに話をつけに行きましょう。アクト君も同行してください。」


「分かりました。」


「よく頑張りました。」


「ありがとうございます!」






――――――――――――――――――



サブマスターと昼食を食べ、マスターの執務室に向かった。



…コンコン



「失礼します。ラーガンとアクトです。」


「よく来たな!座れ」


「失礼します」×2


「で、ラーガン、どうだった?」


「なかなか良い提案だと思いました。」


「そうか、そうか。じゃあ、アクト。二度手間になるが、俺にも簡単に説明くれないか?」


「分かりました。それでは説明させていただきます。」



説明中…



「以上で私の説明を終わらせていただきます。」


「うむ、よろしい。アクトの提案を受け入れよう!」


「ありがとうございます!」


「それじゃあ、アクト持ち場に戻っていいぞ。ラーガンは残れ。話し合いたいことがある。」


「分かりました。それでは失礼します。」



はぁーーーー、緊張した。


…良かった



――――――――――――――――――



「どうだ、ラーガン。アクトの能力は?」


「なかなか良いと思いますよ。戦闘力にしろ、交渉力にしろ。」


「だな。だが、まだまだ若い。甘い部分もある。」


「それを補い、養うのが私たち年長者としての務めでしょう。」


「ああ。…あいつには明日経理の仕事をさせてみたいと思うんだが、どうだ?」


「良いと思います。」


「期待の新人だ。さらに、よく育てないとな。」


「はい。」


「ラーガン、ご苦労だった。」


「はい。それでは失礼します。」




――――――――――――――――――



「ただいま戻りました。」


「あっ、アクト君!おかえりなさい!どうだった!」


「受け入れてくれました!」


「そっか!良かったね!おつかれ!」


「ありがとうございます!」


「そうだ!カイさんにも知らせないと!」



タタタター…



と、マリーさんはカイさんのところへ走っていった。



タタタター…



「アクト君、カイさんも喜んでいたよ!」


「そうですか!それは良かったです。」




その後、俺は受付業務に戻り、昨日同様帰宅した。




――――――――――――――――――



…腹減ったなあ、それと疲れた…



食堂に向かうと、



「あっ!アクト、お疲れ!」


「よう、アクト!お疲れ!」


「ありがとう。トップス、イワン。」



先にトップスとイワンがいた。



「で、どうだったんだ?あの企画。上手くいったか?」


「ああ、上手くいったぞ!ありがとう!2人とも。2人のお陰で助かったよ。」


「気にすんなって!」


「そうですよ。気にしなくていいですよ!」



グゥーーー



「それより、飯にしようぜ。俺もう腹減って仕方がないぜ。」


「だな、俺も腹減ったなあ。」


「そうですね。」



その後、2人と夕食を食べ、風呂に入り、それぞれの部屋に戻った。




――――――――――――――――――



ふぅ、今日も疲れたなぁ…


明日も頑張ろう…


おやすみなさい…







読んでくださりありがとうございました。


誤字脱字等ありましたら、連絡ください。

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