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辺鄙な国に就職した俺は勝ち組だった  作者: エトセン
第1章
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お知らせです。活動報告にも書きました。


・1話、2話、14話修正しました。


・設定資料集作りました。登場人物紹介を投稿しました。こちらは、まとまったら更新していきたいと思います。

https://ncode.syosetu.com/n0531fg/


これからも本作をよろしくお願いします。



昼食を食べ終え、俺は受付の仕事に戻った。



「アクト君!おかえりー!解体の仕事どうだった?」


「問題無く終わりました。」


「さすがだねー!それより、もう昼食は食べた?」


「はい、食べました。あのご飯っていうのが美味しかったです。」


「おおー!ご飯を食べたんだね!ご飯美味しいよねー!私も最近は毎日食べてるよ!じゃあ、私昼食行ってくるね!あとよろしく!」


「分かりました!」





――――――――――――――――――


程なくして、マリーさんは昼食から帰ってきて、一緒に受付の仕事をした。


といっても、冒険者はあまり来ないため、この国の話や冒険者ギルド本部の話を聞いたり、マクリート王国のことを話したりした。




話しているうちに、15:30になった。そろそろ冒険者たちが帰ってくる時間だ。



「…依頼お疲れ様でした。」


「…お疲れ様でした。」


「……お疲れ様でした。」




……ふう、やっとひと段落したか。



途中マーク様のパーティーがやってきた。無事に魔狼の群れを討伐してきたようだ。パーティーメンバーは達成感に溢れている表情をしていた。


受付の仕事をしていて思ったことだが、寄宿舎の学生のほとんどは自分で解体をしたことがないようだ。


寄宿舎では教えないのだろうか?自分で解体した方が解体費用がかからなくていいと思うが…


こちらとしても解体されたものを出された方が仕事は増えるが、後ほど報酬を渡す仕事が増えるからな…



「アクト君、お疲れ!初日なのにすごいね!その調子でこれからも頑張ってね!」


「はい…」


「ん?どうしたの?疲れたの?大丈夫?」


「いえ、そういうわけではないのですが、一つ疑問に思ったことがありまして、どうして寄宿舎の学生のほとんどが自分で解体をしない人がと思いまして…」


「やっぱりそう思う?確かに、寄宿舎の学生さんは解体しない人がほとんどだよねー。貴族の人も多いから、仕方ないといえば仕方ないけどね。それでも、自分で解体した方がタダなのにね。寄宿舎で教わらないんだろうねどうしたらいいかなー?うーん…」



方法としては…


寄宿舎で教えるように要請する…

そもそも、まともに解体を教えられる人がいるだろうか?いないから、今こうなっているわけで…これじゃ、ダメだ。


解体費用を値上げする…

これだと、討伐依頼を受ける人が少なくなってしまうから意味がないな。それに、今まで解体したことがない人がいきなり解体をやれと言われても無理だ…これも、ダメだ。


ここにいる高ランク冒険者に依頼として、解体を教えてもらう…

高ランク冒険者が、わざわざ依頼を受けてまで解体を教えるか?自分が依頼を受けた方がいい冒険者がほとんどだろう。高ランク冒険者に払う依頼料は非常に高いから、ギルド側にとってあまりしたくない…これも、ダメ…


それじゃあ、どうすればいいのだろうか?


…俺たちギルド側が主催して、ギルド職員が教えるのはどうだろう…



「それだよ!アクト君!私たちが教えればいいんだよ!そうだ、カイさんにも話さないと!」


「おお、アクト。今時間あるか?あるな「カイさん!いいところに来ましたね聞きたいことがあるんだけどいいかな?」 お、おう。なんだ、いきなり?」


「あの、私たちギルド側が寄宿舎の学生さんたちに、解体を教えるのはどうかな?って思って、カイさんの意見も聞きたいんんです」


「んー、確かに冒険者たちが解体してもらえば、俺たちの仕事は減るしな…おういいんじゃないか?」


「じゃあ、カイさんは賛成ってことでいいんだね!」


「おう、解体担当の俺はもちろんのこと、他の解体担当のやつらも賛成してくれるだろ。ちょっと待ってろ、今聞いてくる!」



ドタドタ…ドタドタ… ハアハア…



「皆んな賛成だとさ!」


「やった!じゃあ、マスターに話通しに行ってくるね!」


「話は聞かせてもらった!」


「マスター!」×3


「お前たちの話を聞いていたが、俺も賛成だ!ちょっと待ってろ、ラーガン呼んでくるから…」





「一体、何なんですか?こっちも仕事があるんですが…」


「おう、悪いな。すぐ終わる。さっき、こいつらと話していてな…」



説明中…



「って、わけだ。俺は賛成したいが、お前はどう思う?」


「そうですね、基本的に賛成です。細かいところを詰めましょう。この案の発案者は誰ですか?」


「アクト(君)」×3


「えっ、ちょっ!」


「それでは、アクト君。詳細を話し合うため、明日の10:00ごろ私のところに来てください。マリーさん、少しの間アクト君を借りても問題ありませんね?」


「はい、大丈夫です!」


「よろしい。それではアクト君また明日会いましょう」


「…はい。分かりました。」


「それでは私はこれで。」



はぁ、サブマスターに説明するのか…



「さっ、アクト君。片付けしようか。」


「はい…」




――――――――――――――――――




俺は片付けを終えて、寮に帰った。


…夕食何にしようかなぁ


そう考えながら、歩いていると、



「あっ!アクト、お疲れ!」


「そっちこそお疲れ、トップス!」



トップスがいた。どうやらトップスの方も終わったらしい。



「どうしたの、アクト?考え事?」


「ああ、明日サズマスターにある企画の説明をしないと、行けなくなってな…そういえば、トップス?トップスって寄宿舎の出身か?」


「うん、そうですよ。それがどうしました?」


「ああ、少し気になってることがあってな。少し聞きたいんだが、いいか?」


「いいですよ。それでは、夕食食べながらにしましょうよ。」


「そうだな。」



俺はステーキを、トップスはパスタを頼んだ。すると、



「おっ、アクトにトップスじゃないか!今飯か?」


「ああ、そうだぞ。一緒に食べるか?」


「ああ!」



イワンも仕事が終わって帰ってきたところらしい。イワンもステーキ(大)を頼んでいた。



「いただきます!」×3




――――――――――――――――――



「ごちそうさまでした!」×3


「ふぅ、食ったぜ。」


「美味しかったな。」


「そうですね。」



ステーキは肉汁が溢れ、肉とソースが見事に絡み合って非常に美味しかった。



「そういえば、イワン。イワンも寄宿舎出身か?」


「ああ、そうだぜ。」


「それは良かった。2人に聞きたいことがあってな。」


「なんだ?」


「なんでも聞いて」


「寄宿舎で魔物の解体の仕方を教えてもらったことはあるか?」


「寄宿舎では解体の仕方は教えてもらってませんよ。イワンは?」


「そうだな、俺も教えてもらってないな。」



やはり、教えてもらってないんだな…



「ところで、それがどうしたんだ?」


「ああ、こんなことがあってな…」



説明中…



「なるほど、そういうことでしたか。寄宿舎では、魔物との戦い方を教えてもらっても、解体の仕方までは教えていません。」


「だな。時々冒険者ギルドの統合マスターが講師として招かれるが、心構えや戦闘訓練は教えてもらったが、解体の仕方は教えてもらってないぞ。それに寄宿舎の教師で魔物の解体をまともに教えれる人はいないんじゃ無いか?」


「そうですね。寄宿舎の教師は元騎士や元宮廷魔法師、貴族出身者がほとんどですから、そういう経験はないんでしょう。私もできませんし。イワンは?」


「俺は一応できるぞ。ただ解体で失敗することが多いから、ギルドに解体を頼むがな。」


「ありがとう、トップス、イワン。それと、さっきの企画だが、どう思う?」


「そうだなぁ…解体の仕方寄宿舎の冒険者全員に教えるのか?」


「そのつもりだが?」


「それは止めといた方がいいぜ。」


「そうですね。冒険者の中で嫌がる人も多いでしょうし。そうですね…希望制にするのはどうでしょうか?」


「それだと、積極的に教わりに来る学生が少なくなるんじゃないのか?」


「いや、そうとも言えないぜ。知ってるか?寄宿舎の学生で冒険者やっている奴の2割は貴族だ。」


「つまり、8割が平民と言うことです。寄宿舎は身分関係なく開かれている学び舎です。ですが、学費を払う必要があります。そのため、平民で寄宿舎に通っている学生のほとんどは冒険者になっています。解体の講習は無料で行うつもりですか?」


「そうしたいな。」


「そうですか。それなら問題ありませんね。おそらく、その8割の冒険者のほとんどが講習を受けるでしょう。解体の仕方を知っていれば、態々お金を払ってまで解体してもらいたい人はいないでしょうし。」


「だな。」


「そうか!ありがとう!参考になったよ。」


「それは良かったです。明日頑張ってくださいね。」


「頑張れよ!」


「ああ!」



――――――――――――――――――




その後、俺たちは風呂に入って、それぞれの部屋に戻った。



…明日も頑張ろう。



おやすみなさい。



誤字脱字等ありましたら、連絡してください。


読んでくださりありがとうございました。

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