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辺鄙な国に就職した俺は勝ち組だった  作者: エトセン
第1章
25/37

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次回の投稿は、明日の12:00を予定しております。


解体シーンがありますが、淡々と書きました。


苦手な方は、深く想像しないでください。







「ふぅ、やっとひと段落ついたね!お疲れ様!アクト君!初めてにしては、上出来だよ!」


「ありがとうございます。」





――――――――――――――――――



「冒険者あまり来ませんね。」


「そうだね、今の時間はほとんど来ないから暇なんだよねー」


「そうなんですか。」


「だから、今のうちに休んだかないとねー。そのうちまた忙しくなるからね!」







「アクト君いるかい?」


「サブマスター、どうしましたか?」


「マリーさん、アクト君を借りてもいいかい?」


「いいですよ!仕事もひと段落つきましたしね!」


「それは良かったよ。さあ、アクト君行くよ!」


「えっ、どこにですか?」


「解体場だよ。君に教えておかないといけないからね。」


「分かりました。」


「じゃあ、ついてきて。」




――――――――――――――――――


サブマスターに連れてこられ、解体場についた。


「解体場はここだよ。ここで、持ってこられた魔物を解体するんだ。」



ここが解体場か…


意外と血生臭くない。どうしてだろう?



「あの、サブマスター。」


「どうしたんだい?」


「どうして、ここは血生臭くないんですか?普通魔物の解体をすると、血生臭くなりますよね。」


「ふふふ、それはだね、ここの部屋全体に「(洗浄)の魔法がかかっているからだ!」」


「(洗浄)の魔法が全体に!?って、あなたは!?」


「俺は解体専門のカイだ。よろしくなアクト!」


「はい、よろしくお願いします。」


「(洗浄)の魔法のことだったな。お前さんも使ったことがあるよな(洗浄)の魔法?」


「はい、あります。」



(洗浄)の魔法は難易度としては低い部類に入る。それでいて便利な魔法だ。そのため、ほぼ全員が使うことができる。


しかし、簡単な魔法だとしても、部屋全体にかけるのは、非常に魔力を使うだけじゃなく、維持し続けるのも大変なことだ。



「お前さんが今考えている通り、(洗浄)の魔法は確かに簡単な魔法だ。しかし、部屋全体、ましてそれを維持するのは大変なことだ。ここまではいいな。」


「はい。」


「それでだ。どうして部屋全体に(洗浄)の魔法をかけ、維持し続けるているのかというと、それは特殊な魔法陣を使っているからだ。」


「魔法陣ですか!しかし、それでも、この部屋全体となると、広い魔法陣を描かなければならないし、効果が切れるのが早いですよね。それをどのように克服したのですか?」


「だから、()()なんです。この陣は、床に描くものじゃないんです。部屋の四隅にこの魔道具を置くんです。その魔道具がそれぞれを結び、魔法陣を描きます。そして、効果が発揮されるわけです。ちなみに効果は1年間もちますよ。」


「すごいですね…」


「そうでしょう。この技術は現在ここの国でしか使われてません。」



ブレッサム王国ってスゲー…



「まあ、ブレッサム王国は伊達に長く続いていませんからね。…それでは、カイさん、あとはお願いします。」


「おう、任しとけ!それじゃあ、アクト解体の仕事を教えるぞ!」


「はい!」


「といっても、アクトは自分で解体はできるか?だったら俺が教えることはないんだが…」


「はい、一応できます。」


「そうか…ならよし!テストをしよう!今日運びこまれた魔熊を解体してみろ。それを部位ごとに分けて、そこの収納袋に入れてみろ。これがテスト内容だ。」



…ドンッ



といって、カイさんが袋から取り出したのは、普通サイズの魔熊だった。


魔熊か…解体したことはあったな…なら大丈夫か…


よし、やろう。



「道具はこれを使え。」


「分かりました。」



かなり状態のいい魔熊だ。


血抜きはされてるな…


まず、皮を剥がしてっと…


……よし剥がせたな。


次に体を開いて…


……よし、次は内蔵を取り出して、


…最後に、胆のうを取り出す。


…よし、できた。これをそれぞれ分類して…


…終了だ。



「終わりました。」


「うむ、うむ、合格だ。俺が教えることはないな。さすがだ!もし、廃棄する部分が出たら、そっちの袋に入れとけよ。」


「はい、分かりました。」


「これでいいな。それじゃあ、見てろ。魔道具のここのスイッチを押すと…」



…ピカッ



「こんな感じに綺麗になる。終わるときは自動だ。分かったな?」


「はい。」


「おっ、そろそろ、飯だな。それじゃあ、食堂に行こうぜ!ここの飯はうまいんだぜ!」


「はい!」





読んでくださりありがとうございました。


誤字脱字等ありましたら、連絡ください。

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