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次回の投稿は、明日の12:00を予定しております。
解体シーンがありますが、淡々と書きました。
苦手な方は、深く想像しないでください。
「ふぅ、やっとひと段落ついたね!お疲れ様!アクト君!初めてにしては、上出来だよ!」
「ありがとうございます。」
――――――――――――――――――
「冒険者あまり来ませんね。」
「そうだね、今の時間はほとんど来ないから暇なんだよねー」
「そうなんですか。」
「だから、今のうちに休んだかないとねー。そのうちまた忙しくなるからね!」
「アクト君いるかい?」
「サブマスター、どうしましたか?」
「マリーさん、アクト君を借りてもいいかい?」
「いいですよ!仕事もひと段落つきましたしね!」
「それは良かったよ。さあ、アクト君行くよ!」
「えっ、どこにですか?」
「解体場だよ。君に教えておかないといけないからね。」
「分かりました。」
「じゃあ、ついてきて。」
――――――――――――――――――
サブマスターに連れてこられ、解体場についた。
「解体場はここだよ。ここで、持ってこられた魔物を解体するんだ。」
ここが解体場か…
意外と血生臭くない。どうしてだろう?
「あの、サブマスター。」
「どうしたんだい?」
「どうして、ここは血生臭くないんですか?普通魔物の解体をすると、血生臭くなりますよね。」
「ふふふ、それはだね、ここの部屋全体に「(洗浄)の魔法がかかっているからだ!」」
「(洗浄)の魔法が全体に!?って、あなたは!?」
「俺は解体専門のカイだ。よろしくなアクト!」
「はい、よろしくお願いします。」
「(洗浄)の魔法のことだったな。お前さんも使ったことがあるよな(洗浄)の魔法?」
「はい、あります。」
(洗浄)の魔法は難易度としては低い部類に入る。それでいて便利な魔法だ。そのため、ほぼ全員が使うことができる。
しかし、簡単な魔法だとしても、部屋全体にかけるのは、非常に魔力を使うだけじゃなく、維持し続けるのも大変なことだ。
「お前さんが今考えている通り、(洗浄)の魔法は確かに簡単な魔法だ。しかし、部屋全体、ましてそれを維持するのは大変なことだ。ここまではいいな。」
「はい。」
「それでだ。どうして部屋全体に(洗浄)の魔法をかけ、維持し続けるているのかというと、それは特殊な魔法陣を使っているからだ。」
「魔法陣ですか!しかし、それでも、この部屋全体となると、広い魔法陣を描かなければならないし、効果が切れるのが早いですよね。それをどのように克服したのですか?」
「だから、特殊なんです。この陣は、床に描くものじゃないんです。部屋の四隅にこの魔道具を置くんです。その魔道具がそれぞれを結び、魔法陣を描きます。そして、効果が発揮されるわけです。ちなみに効果は1年間もちますよ。」
「すごいですね…」
「そうでしょう。この技術は現在ここの国でしか使われてません。」
ブレッサム王国ってスゲー…
「まあ、ブレッサム王国は伊達に長く続いていませんからね。…それでは、カイさん、あとはお願いします。」
「おう、任しとけ!それじゃあ、アクト解体の仕事を教えるぞ!」
「はい!」
「といっても、アクトは自分で解体はできるか?だったら俺が教えることはないんだが…」
「はい、一応できます。」
「そうか…ならよし!テストをしよう!今日運びこまれた魔熊を解体してみろ。それを部位ごとに分けて、そこの収納袋に入れてみろ。これがテスト内容だ。」
…ドンッ
といって、カイさんが袋から取り出したのは、普通サイズの魔熊だった。
魔熊か…解体したことはあったな…なら大丈夫か…
よし、やろう。
「道具はこれを使え。」
「分かりました。」
かなり状態のいい魔熊だ。
血抜きはされてるな…
まず、皮を剥がしてっと…
……よし剥がせたな。
次に体を開いて…
……よし、次は内蔵を取り出して、
…最後に、胆のうを取り出す。
…よし、できた。これをそれぞれ分類して…
…終了だ。
「終わりました。」
「うむ、うむ、合格だ。俺が教えることはないな。さすがだ!もし、廃棄する部分が出たら、そっちの袋に入れとけよ。」
「はい、分かりました。」
「これでいいな。それじゃあ、見てろ。魔道具のここのスイッチを押すと…」
…ピカッ
「こんな感じに綺麗になる。終わるときは自動だ。分かったな?」
「はい。」
「おっ、そろそろ、飯だな。それじゃあ、食堂に行こうぜ!ここの飯はうまいんだぜ!」
「はい!」
読んでくださりありがとうございました。
誤字脱字等ありましたら、連絡ください。




